ダシール・ハメットと大藪春彦 | STUDIO 67

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ブルースとプロレスと、ほんのわずかの愛だけで生きていくBLOG

ダシール・ハメットと大藪春彦。

 

どちらも高校生のころ夢中になってむさぼり読み

僕の血となり肉となっている作家なのですが

ここ数年は書店でも見かけなくなっており

「これも時代の流れか・・・」と少々寂しい思いをしていたのです。

 

と思っていたらハメットの【血の収穫】が

新訳で出るそうじゃないですか!

 

 

今までの翻訳版が不満というわけではないんですが

さすがに時代に合わない言葉づかいもあるわけで

今回の新訳はやっぱりうれしい。

 

対立するギャング同士を煽って全滅させる」という

映画「用心棒」や「ラストマン・スタンディング」の

原作ともいえる作品、この機会にぜひご一読を。

 

さて、大藪春彦の【蘇る金狼】も角川から復刊されました。
 

 

松田優作の映画で散々儲けたくせに絶版とは・・・と

思うところがなかったわけでもないのですが

今回の復刊で胸のつかえがとれた気がします。

 

amazonのレビューではとんでもない低評価ですが

ほとんどはカバーイラストに対する評価。

内容は(色々な意味で)強烈なので気にせず読むべし。