キットンの言葉にみんな「あっ!」と振り返った。
そう、全身キラキラのオカマさんスライムを。
ス「な、なによぉ。何だって言うの?」
ト「あのさぁ、おめえが囮になってくんねーかなって話」
ス「い、いやよ!!」
さぁ、どうする?


もちろん、クレイも一緒に囮になる♪ 26.8%
ほんと、ごめんだけどと、パステルがクレイに頼む 11.7%
きっとクレイのことだ。率先して、一緒に・・ 11.7%
クレイは身の危険を察知した 49.7%



ス「ちょっと、あなたもちろん助けてくれるわよね!」
ク「わ、わかりました……。おれが護ります」
ノルもクレイとスライムの隣に立った。
ノ「近づいてきたら、話しかけてみる」
ク「頼む」
「おお、これが冒険者のぱーてぃぷれいというやつか!」

ノームの爺さんがなぜか感動していた。

 

近づいた白いカラスにノルが丁寧に話しかける。  47.4%
ルーミィが白い羽に感動して「すっごいきれいだお!」 29.3%
パチンコを構えたトラップをパステルが必死に止める。 15.5%
キットンがモンスターポケットミニ図鑑を引き始めた。 7.8%

 


ノ「ぴぴ、っぴぴぴっちぴっぴぴぴ!」
カラス「わしは人間の言葉くらいわかるわ!」
急にカラスは人間の言葉で話し始めた。
ト「なんでぇ。だったら話は早い。おい、カラス。この妖精からお宝盗ってただろ!早く返しやがれ!!」
カラス「!!!!」


トラップは魔法でカラスに変えられた 30.8%
トラップはなぜかかわいい女の子に変えられた 35.1%
トラップはおでぶになった 5.9%
トラップは素直ないい子になった 28.1%





ノーム「わはは! そんな横柄では聞かんわ!
あいつはわしに似て賢いんじゃ!」

ト「自分で賢いとか言うかあ?」
パ「わ。トラップってば、すっごくかわいい声!」
ル「かーいいこえー」
ト「げ!」
パ「だめだよ。かわいい女の子がそんな言い方しちゃ」
ル「しちゃーめー」
ト「おめぇらなあ……」

 


クレイが「どうすればいいんですか?」と尋ねる。 26.5%
妖精が「かわいい声ですー。もっとしゃべって~」  11.6%
ルーミィが「とりゃ~いっしょにお歌をうたお~~」と 52.3%
シロがカラスの傍まで飛んでいってみる。わんデシ! 9.7%

長くてつやっつやな赤毛をツインテール、かわいいミニのワンピース姿になったトラップ。
不機嫌そうな顔で渋々ルーミィと歌い始めた。
「か~わいい、か~しこいカラスさん、降りてきて一緒に歌おう~よ~♪」
「か~あいい、か~しこぉかりゃしゅしゃん、おいてきーていっしょいうたぉお~♪」


白カラスは興味津々降りてきた 56.1%
白カラスはますます機嫌を悪くした 10.5%
白カラスはさらに無理難題を出してきた 26.2%
白カラスは素直に宝を戻してくれた 7.2%

 

カラスが降りてきた。

ル「まっしろー。きえいー」
カ「ふ、ふん!」
ノーム「ほっ。テレておるな」

ト「ツンデレかよ!」
ク「あんまり言ってると、もっと魔法をかけられるぞ」
カ「ガアア!」

パ「トラップ、かわいいんだから、笑顔笑顔!」
ト「ぐ」

ただ声だけはガラガラで…だから飴玉を…?
このカラスに飴玉をあげてガエール伯爵の代わりを… 17.6%
カラスのダンディな地声の渋さを褒めてみる 27.3%
キラキラになれる青薔薇の蜜と飴玉を交換してもらおう 42.4%
ノームにカラスの好物をもうすこし聞いてみる。 12.7%

キラキラになれる青薔薇の蜜と美声になるという飴玉を交換してもらうことに成功!

エリュ「あぁぁ、よかったぁぁぁ!! これで、あのおぞましいカエルのガエール男爵を美ボイスにできるわ!」
妖精王のパーティで、ガエール男爵は美ボイスで歌を披露。妖精たちは全員聞き惚れ、パーティは大成功!

 

妖精王からお礼にお宝をもらう 22.6%
美ボイスになれる飴玉のおすそわけ 11.6%
妖精王とお友達になれる 34.9%
妖精王から新しいクエストをもらう 30.8%



キ「まあまあ。大変なことばかりじゃありませんでしたよ」
ノ「うん」

エリュからの手紙をきっかけにした一連の大騒動も
こうして無事に解決にまでたどりついた。

ク「今回も色々あったよなあ」
シ「でも、みなしゃん無事でよかったデシ!」
キ「終わりよければ、ってことですかね」
ル「だお」

お城のパーティ会場は今や大盛りあがりだった。
音楽の音にあわせて、様々な種族の者たちが楽しそうに踊っている。

トロールとフェアリーの娘が一緒に踊れるのも、
全員が羽つきの小さな体になっている妖精の国ならではの光景だろう。

「お嬢さん、よろしければ僕と踊ってくれませんか」
声をかけられ、パステルがドキっとして振り返る。
妖精の国の王子だった。
けれど、差し出された手をよく見ればパステルの方にではない。
キラキラとした目で見つめていたのは、

長くてつやっつやな赤毛をツインテール、かわいいミニのワンピース姿、
背中に透きとおった妖精の羽を生やした……

ト「お、おいおいおい」
シ「トラップあんちゃん、まだ、その格好だったデシ?」
ト「あのやろう、すっかり忘れやがったな!」
パ「トラップだって忘れてたじゃないの」
ト「冗談じゃねえ!」

言い訳しているよりも早いと判断したのだろう。
トラップは脱兎のごとく逃げ出した。

キ「たまにはこういうこともありますよね」
ほっとした表情でクレイが同意する。
パーティは、その夜遅くまで続き、
パステルたちは山ほどのご馳走をたっぷり食べることができた。

ル「ルーミィ、おなかいっぱいだお! うれしいんだお!」
ト「お、おれは?」
それはまたの機会になる。

                        クラッカークラッカーENDクラッカークラッカー

あとは……深沢先生のあとがきがある、かも?




ステイホームを余儀なくされた私達。ひとりで続けるより、二人のほうがきっと楽しいだろうと思う、みやびさんにお願いして始めました。
こんなに長くなっちゃうとは思いませんでしたが、いかがだったでしょうか?
ようやく感染者の数も減って、東京アラートも解除され、ホッとしています。
でも、まだ気はぬけませんね。
これからも、手洗いしっかり、三密は避ける行動をしていこうと思っています。
おかげで今年はまだ一度も風邪ひかず、元気です。
さて、いよいよフォーチュンも最後。みんなで盛り上げてってくださいね。
みやびさん、参加してくださった皆さん、イラスト参加の皆さん、本当に感謝です!

 

 

                        乙女のトキメキ乙女のトキメキ乙女のトキメキ乙女のトキメキ乙女のトキメキ