薔薇を『鏡の泉』につければいい……??
そもそも『鏡の泉』っていうのはどこにあるんだろう?
わたしたちが頭をひねっていると、妖精のエリュがパタパタと飛び回った。
「私知ってる。私の国の近くの森にあるわ!」
ク「白薔薇はどこにあるんだろう?」
29%実はここにある
32%妖精の国にある
17%鏡の泉の近くにある
22%エベリンに売ってる
ト「花を泉に浸す、つーんだったら、まず薔薇からだな!」
「ちょうど妖精王のパーティが開かれるから、
今なら結界が解かれていて案内できますよ」
エリュに言われ、パステルたちは妖精の国に行ってみよう
ということに。
ただ……パーティには
41%ふたり一組で参加が規則ですけど、大丈夫ですか?
42%妖精サイズになってもらわないと参加できないです。
12%ひとり一芸を披露できることが条件ですけど……。
05%王への貢ぎ物をもっていかないと通してもらえない。
妖「でも、皆さんには妖精サイズになっていただく必要があります!」
一同「ええー!?」
おかまスライムが杖を振ると、迷路の赤い花がアーチに。
アーチをくぐると全員小さな妖精サイズになった。しかも、背中には羽が!!
パ「わわわ!!」
ト「おもしれー!」
みんなの声も高くなってる。
47%妖精の国では大歓迎
07%妖精の国では追い返される
36%妖精の国がモンスターに襲われてた!
10%妖精の国が消滅!?
妖精の国は誕生パーティを控えて大賑わい。
いろいろな種族が集まっていた。
みんな、妖精サイズになって羽が生えている。
羽が生えたスライムがいる。
羽が生えたゴブリンが、羽が生えたドラゴンが──いやそれは元からだ。
到着したパステルたちは大歓迎された。
ところで白薔薇はどこ?
18%怖い庭師のいる薔薇園にあるよ!
20%ローズティー用に厨房へぜんぶもってかれちゃった。
31%最後の一輪をメイドさんがさっき花瓶に入れてたよ。
31%王さまの胸を飾ってるよ!
パ「あのちっちゃなお腹の大きな妖精、あれが王様?」
妖「だ、だめですよ!王様はおふくよかなことを気にしてらっしゃるんだから!」
パ「ごめんなさい!あ、でもその王様の胸にあるのが白薔薇じゃない?」
妖「そうですねー。困ったわ!」
どうやら妖精王はあまり気さくなタイプじゃなさそうだ。
23%ト「俺の出番だな!」
31%パ「クレイ、お願い!」
22%キ「ここはロイヤル同士、わたくしが!」
24%ク「またルーミィのほうがいいんじゃないか?」
「王様、聞いてください!」
「なんだね、君は?」
「冒険者のクレイです」
「ボウケンシャ? 珍しい種族だな」
「いえ、種族は人間です。この羽は魔法で……
だから冒険者は職業、いや、職業は戦士だからええと……」
「貴様は何を言っとるんじゃ」
王様はむすっとしてしまった。どうしよう。
52%騎士らしくぴしっと真面目にお願いしてみよう!
16%王様を褒めてみよう。おひげがかっこいいぞ!
12%その服なら白よりこっちの赤い花のほうが似合います!
20%隣にいる妖精女王様にお願いしてみたらどうかな。
ク「失礼致しました。実は、カクカクシカジカで、どうしてもその胸にさしておられる白薔薇を拝借したいのです」
側近たち「何を言ってる!失敬だぞ、下がれ下がれ!」
王「いや、待て。私に対して臆することもなく堂々とした態度、あっぱれである」
25%妖精王の娘とお見合いしろ!
24%国一番強い妖精と剣で勝負して勝てばいい
40%妖精王とゲームをして勝てばよい
11%妖精王の友達になること
王「よし、ここにいるみ皆も手伝ってもらおう」
王「問いに対する答えが7:3に近いほうが勝ちというのはどうじゃな?」
キ「ふうむ。これは難しいですよ。50%とかならば、あなたは男ですか、女ですか、で済むんですけどねえ」
王「では私から行くぞ」
あなたが転生したらなってみたい種族は?
79%どちらかといえばエルフ族
21%どちらかといえばキットン族
王「おおぉ!見事7:3じゃ。わしの勝ちじゃ!」
ト「そりゃ、ここにはエルフしかいねーんだからな。こんな勝負、ノーカンだ!」
ク「おいおい、失礼だぞ」
王「わっはっはっは。確かにそうじゃな。充分楽しませてもらったお礼にこれをやろう」
見事、白薔薇をゲットした!
さて、次は鏡の泉だが……
11%もちろん、妖精国にある
20%妖精の魔法使いが知っている
28%妖精の占い師が教えてくれる
41%誰も知らなかった!
パ「でも、エリュが知っているって言ってなかったっけ?」
エ「うん。私知ってるわ。近くの森で見つけた!」
エ「私の、秘密の遊び場なの!」
ところが訪れた鏡の湖は、鏡は鏡でも曇りガラスになっていた。
空の青さなど映せるべくもない。
水面の曇りを消すにはどうしたらいい?
36%泉の精霊を呼び出して聞いてみよう。
07%モンスターの仕業だ! ……たぶん。
49%泉が不機嫌だからだよ。ご機嫌をとって歌ってみよう。
08%風が吹いて、湖が波立ってるからじゃないかな?