ノルが森の中にいる鳥たちを呼んで話を聞いた。

ノ「白いカラスなら、森の北のほうに飛んで行った、って」

キ「ほう、北ですか」
パ「なになに? なにか知ってるの?」
ト「おいこら!」
キ「痛い痛い。だから、耳を引っ張らないで!」

 

森の北のほうにあるものといえば……。

 

30%妖精女王の実家がありますね!
41%へんくつなノームの魔法使いの館があったはず。
10%世にもおそろしいゴルゴンの娘の棲む洞窟が……。
19%スライム使いの引退した冒険者がいたはずですよ。

 

キ「最近、北の森に偏屈なノームのじいさんが引っ越してきたという話です」
ト「そいつか、俺の宝を盗んだのは!」
ぽかっ!
ク「とにかく行ってみよう。何か知ってるかもしれない」
早速出かけた一行、目にしたのは……

29%まっ赤な花模様の巨大スライム
25%ネジネジの塔
24%ドラゴンの団体さん
22%巨大蜘蛛の引っ越し

 

北に進むと、木立の間からそいつが現れた。

ト「やけにちっこいな。って、逃げるな!」

追いかけたら、森が開けて小さな丘になって。
一面、まっ赤なお花畑?

パ「うっそー。まさかこれぜんぶ……」

花畑に見えたのはスライムたちだ!
どんどん合体して巨大スライムになった。

巨大スライムが……

15%「ここは通さないよ!」と立ちふさがった。
26%「なんか珍しい花、もってなーい?」とねだってきた。
19%体の中の花模様を集めて花束にして差し出してきた。
40%大きな大きな花模様の迷路になった。通れるみたいだ。

 

スライムなのに迷路?
うぇぇ。みんな気持ち悪くって不安げ。
ト「しかたねぇだろ!行こうぜ」
パ「そうよねぇ……ちゃんとマッピングしなきゃ」
イヤイヤながら通っていく。
パステルの書いたマップ通りに行くのだが、いくら行ってもどこにも着かない。
ト「おめえ、また間違えたんじゃねえのか?」

16%その通り!パステルが間違えた
33%迷路といってもやはりスライム。罠だった
18%妖精の何とか(名前なんだっけ)が思い出した!
33%トラップが閃いた!

 

ト「これ……出口ねえんじゃねぇか!」

ク「どういうことだ?」
キ「あああああ! そう、そうですよ! 
だって、こいつらはスライムなんですよ!
迷路っぽいから入ってきちゃいましたけど。
要するに今こいつの腹の中ってことですよね?」

キットンがとんでもないことを言いだしちゃった

 

06%天井も覆われてるし。このまま進むしか!
35%思い切って、シロちゃんに熱いのデシを吹いてもらう!
39%と、思ってたら、通路の前からなにものかが現れた!
20%怖くなってきたから、みんなで歌いながら進もう!

 

 

赤い毒々しい花模様のダンジョン……
奥のほうからはむせかえるような花の香りもしてきた。
ト「あったまいてぇなぁ!」
文句を言いながら先行していたトラップが転がるように戻ってきた!!

20%唇オバケのモンスター
32%濃い化粧のおかまさん
26%トラップのじっちゃん
22%クレイそっくりのおばさま

 

トラップが口をぱくぱく開けて息を切らせている。
彼の背後から、真っ赤な花柄のドレスを着込んだ、背の高いお姉さ……

「ようこそぉ、あたしの、ひ・み・つの花園へ」

野太い声。
お兄さんだった。

「あたしはこの花園の管理人なのぉ。
ここを通り抜けたいならぁ、頼みをひとつ聞いてちょうだい」

 

14%スライムの中の花が枯れかかってるわ。原因を調べて!
25%妖精王のパーティに着るドレスを選んでほしいの。
55%そちらの逞しい男の子をちょっと貸してくれない?
06%スライムローズティーを作ったの。レッツドリンクぅ!

 

 

 

トラップは大急ぎで戻ってくると、クレイをボンと押し出した。
ク「うわあわあぁ!」
花柄ドレスのお兄さん、どう見たって人間じゃない。
何しろドレスから見え隠れする足がスライムなのだから!!
「あら素敵。ねぇ、こっちでゆっくりしてらして」

 

6%隙を見つけてみんなで逃げる!
23%スライムは炎が苦手。ルーミィに頼む!
06%クレイ、一刀両断、スライムを叩き切る!
65%いったん、クレイを差し出す