今回はノルについて書いてみます。

 

ノルという名前がどこから来たのか、これは本当に覚えてないです。

でも、いつのまにか、ノルという大きな存在が、そこに必ずいる人……

いてくれないと困る人……として、フォーチュン世界でも、わたしにとっても

確立されましたね。

 

 

 

 

 

 

ともすれば、お荷物になりがちなルーミィ。

いろんな面で心配です。

 

もちろん、体力もないし、

敵にも狙われやすい彼女を常に守ってくれているからこそ

クレイやトラップが自由に動けてるんですね。

 

そして、思春期まっただ中のパステルは

方向音痴なうえに、すごく精神的にもろい部分があります。

 

自分に何度も何度も言い聞かせているにもかかわらず、

すぐ自信を失って、行き方生き方を見失ってしまう。

 

すぐ落ち込むし、悩むし……。

 

ついこの前、わたしはわたし! 自分らしく頑張ればそれでいいの!とか言ってたくせに、

 

誰かと比べて、自分はお荷物なんじゃないかとか。

能力がないとか。

何のためにいるんだろう?とか、悩んでしまいます。

 

 

そんな彼女にとっても、

ノルの存在はとても大きい。

 

シルバーリーブで、

マリーナと比べてしまって、

しょんぼり、ひとりで宿屋に帰る彼女のことを気にかけ、

送ってくれるノル。

 

ホットドッグを入れた袋にも気づいて、

「おれ、まだ腹減ってるし。夜食に食べる。それ」って言ってくれるんだよね。

思わず涙がこぼれたパステルだったけど、

普通なら「どうしたんだ?」とか「大丈夫か?」とか聞くところを

ノルは何も言わないでくれた。

 

 

あそこのシーンは自分が言うのも変ですが、忘れられないんです。

あぁ、そういう人なんだなとわかったシーンでもあります。

 

そう。

お話を書き始めたばかりのわたしには、無口なノルを書くのがとても難しかったんです。

どうやったら、無口だけど存在感の大きな彼を描けるだろうかって。

でも、いつのまにかそんな悩みはなくなりました。

 

おしゃべりをしなくたって、彼はそこに静かにいてくれるんです。

そのことに気づき、わたしもパステルと同じように、安心感に包まれました。

 

そうか……

ジタバタしなくっていいんだなって。

 

もしかしたら、理想的な人なんじゃないですか??

親であったり、旦那であったり、兄弟であったり、先生であったり……

立場は違えど、そういう人がいてくれたらなぁって思います。

 

 

ノルやルーミィとあやとりしたいなぁ。