Twitterのアンケートを使って、皆さんとショートストーリーを考えた時の内容です。

お話として、少しだけ手を加えました。

イラストを大募集致します!

どこのシーンでもいいし、誰の顔でも、なんでもいいです!

Twitterのほうで、ご応募ください。後に、その絵を使って、再構成してアップし直します。

 

 


パステル、晴れ着コンテストに出場?



  わたしはルーミィと一緒に新年を祝うシルバーリーブのお祭りに出かけることにした。
 晴れ着コンテストがあるんだけど、そんな服持ってない!

 「そうだ!マリーナに借りればいいよね?」

 ちょうどマリーナがシルバーリーブの近くにある村に仕事で来ているらしい。
ルーミィと二人で出かけようとしたら、止められてしまった。
 

「どこ行くんだよ」

 止めたのはトラップ。

 結局、マリーナのとこまで一緒に行くことになった。
 移動中、そのマリーナが走ってやってきた!
 リズーに追いかけられているみたい。

「げげ!リズーじゃねえか。クレイみてぇに笑い病になりたくなかったら逃げるぜ!まぁ、あいつほど不幸な奴はいねぇだろうが」

 ひどいひどい!

 トラップはそう言うと、我先にと逃げていった。

 なんてやつ!!


「ちょ、ちょっと待ってよ!」

私たちも必死に逃げる。
すると、目の前に人影が。

「きゃっ!!」
 思いっきりぶつかった相手を見上げて驚いた。噂をすれば影。

 クレイだった。
「わっ、びっくりした。なんだ、パステル、マリーナどうしたんだ?」
「そんなこといいから、リズー来てるの!」
「え?」

 問答無用。
 リズーとの戦闘が始まった!!

 「みんな逃げろ!」
 彼はそう言うとロングソードを抜き、リズー達と戦い始めた。
「え?で、でも」

「いいから!」

 さっすがリーダー。どこぞの赤毛とはえらい違い。

 クレイ大活躍。

 その間に私達は必死に逃げた。
 でも、「うわー!!」って、クレイの叫び声。

 あわてて振り返る。
 なんとなんと、最後のリズーに引っかかれてしまったみたい!!
 そして、聞こえてきたのは、、?

「ぎゃーーっはっはっはっはっは!!」

 虚ろな笑い声が響いたではないの。

 そう、クレイのね。
 それと同時に、彼の目の前にいた最後のリズーがばったり倒れた。

「うっそぉー!早くない?」
 笑い病になるにしても早すぎる。

「アナフィラキシーショックみたいなもんで二回目は早いんですよ。ぎゃっはっはっは」

 どこにいたのか、今度はキットンの馬鹿笑い。
 森の中、クレイとキットンの笑い声がいつまでも続く。
 わたしたちは途方に暮れ、顔を見合わせるしかなかったのである。


…………END