【安彦良和関連品】アニメージュ付録 ガンダムトランプ | ∥フウマ武芸帳∥

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聖戦士ダンバイン、巨神ゴーグなどのグッズコレクションを公開しています。

『ガンダム THE ORIGIN』アニメ化記念ということで、こんなアイテムをご紹介。


徳間書店のアニメ雑誌、アニメージュの1985年4月号付録、『安彦良和描きおろし ガンダム オールスタートランプ』です。


安彦先生描きおろしのファースト&Zガンダムのキャラクターイラストがトランプの絵柄となっているという、ファンにはたまらない品です!


まず、外箱には2面にイラストが。


ファーストのアムロ&シャア、そしてZのカミーユ&クワトロです。


この2面のイラストを加えて、カード52枚、ジョーカー2枚、合計56枚、全て安彦先生の絵柄入り!これは付録の範疇を超えたボリュームです。


1985年(昭和60年)4月といえば…『機動戦士 Zガンダム』の放映開始が85年3月からですから、まさに放送に合わせてということになります。


ちなみにこのトランプ、2003年にもアニメージュ創刊25周年記念付録として、7月号でファーストキャラ、続く8月号でZキャラ、と2号に渡る形で復刻されています。


さあ、カードを見ていきましょう。


左上から、
アムロ=レイ(ノーマル・スーツ)
ブライト=ノア
ミライ=ヤシマ
カイ=シデン
ミハル=ラトキエ
ハヤト=コバヤシ


柔らかな筆致の線画に、ラフに彩色されたコミカルなキャラクター。ちょっと崩した感じのテイストがほのぼのせてくれます。


ミハルが含まれてるのがうれしいですね。僕が、ファーストで一番好きなキャラはカイなのですが、その理由がベルファスト基地でのミハルと出会いと別れのエピソード、『大西洋、血に染めて』。これに尽きます。


僕はガンダムの世界へ、劇場版IIから入りましたので、その思い入れのある劇場版IIの中でも、このエピソードをまず感動の一番に挙げます。




フラウ=ボゥ
レツ&カツ
ハロ&キッカ
リュウ=ホセイ
スレッガー=ロウ
マチルダ=アジャン


これも劇場版II好きにはたまらない。カツ、レツ、キッカといえば、爆弾、ガンダム工場ですね(笑)


三人のフルネームはカツ=ハウィン、レツ=コ=ファン、キッカ=キタモトです。




レビル将軍
アムロ=レイ(制服)
ガルマ=ザビ
キシリア=ザビ
ドズル=ザビ
ドレン大尉


レビル、アムロ制服バージョンに続いて、ここからジオン勢です。ザビ家の一族の中、ドレン大尉、いいセレクトですね。『ガンダム THE ORIGIN』では、シャアの副官になるまでのいきさつが若干描かれてます。




ランバ=ラル
ハモン=ラル
マ=クベ
テム=レイ
セイラ=マス
シャア=アズナブル


ジオンの並びにアムロの父さんとセイラさんが入れられてしまってますが…(^_^;




ララァ=スン
ギレン=ザビ
カミーユ=ビダン(ノーマル・スーツ、空手着)
アムロ=レイ(Z)
ブライト=ノア(Z)
ミライ=ノア(Z)


ここからがこの付録の醍醐味、超レアな安彦先生が描く『Z』キャラです!


安彦先生は、Zではキャラクターデザインしか担当されていないので、先生の描いたZキャラというもの自体、非常に珍しいのです。

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この書籍に、Zガンダム関連のカラーイラストが三点ほど掲載されていますが、ガッシュで描かれたポスター画は、この程度ではないでしょうか。


Zキャラの表情豊かな彩色線画が見られるのはガンダムトランプだけ!


ブライトさん、これはテンプテーションのキャプテンの時着ていた装いでしたかね?コート姿がカッコいいです。



ハヤト=コバヤシ(Z)
フラウ=コバヤシ(Z)
レツ&カツ(Z)
ハロ&キッカ(Z)
カイ=シデン(Z)
ハマーン=カーン


コバヤシファミリー、そしてカッコよくなったカイさんです。


ことぶきつかさ氏の漫画、『デイアフタートゥモロー』ではカイさんが主役です!

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ハマーン様はくだける事なく、ここでもクールです。


北爪作画のハマーン様に見慣れてしまっているので、この真のハマーン様は新鮮です。



シャア=アズナブル(Z)
ファ=ユイリィ
ブレックス=フォーラ准将
カミーユ=ビダン(エゥーゴ制服)
フランクリン=ビダン
ヒルダ=ビダン
アストナージ=メドッソ


クワトロの表記が『シャア・アズナブル』になってますけど、アニメ放映開始時にこれ、良かったんですかね?


まあ、ナレーターも「シャア」と言ってますし、誰でも分かって見てるわけですけど、8話で部下のキグナン(おそらく元ジオン兵)がシャアと呼ぶまでそのワードは出ずに、彼は『クワトロ・バジーナ』なわけですから。


そのへんもう少し伏せておいて、あれ、この人シャア?…って視聴者も疑いながら見るっていう事にした方が面白かったんじゃないかと。



レコア=ロンド
ヘンケン=ベッケナー&アブ=ダビア
カクリコン=カクーラー
ジャマイカン=ダニンガン
メラニー=ヒュー=カーバイン
パプテマス=シロッコ


さて、ここてレアキャラ出現です。スペードの5、ヘンケン艦長下段のアブ・ダビアさん。


このキャラ、設定画は存在しますが、TVアニメ版には登場しなかった人物です。小説版ではスウィート・ウォーターに勤務、クワトロをブレックス准将の下へ案内するという役で登場しています。


Z劇場版IIIでは出演シーンが追加、Ζ本編への登場を果たしています。


『ガンダムZZ』の最終回では、ジュドーを見送るエゥーゴメンバーの中に登場しています。


富士急ハイランドにあったアトラクション、『GUNDAM THE RIDE』では、一年戦争末期にヘンケン・ベッケナーが艦長を務める、スルガのクルーとして登場。観客が搭乗するランチの操縦士で出演。意外と活躍の場があるキャラクターです。


その他もシブイ面々ですが、シロッコの制服がお馴染みの白いものではなく、メッサーラで初めて登場した時に着ていたものになっていますね。




ライラ=ミラ=ライラ
ジェリド=メサ
エマ=シーン
バスク=オム
デギン=ソド=ザビ
ジャミトフ=ハイマン


エマさんはティターンズ側での登場。フォウ、ロザミア、サラ、マウアーあたりの女性キャラがいないのはちょっと寂しいですね。まあ、Zはキャラクターが多いので仕方ないですか。


バスクの帽子、ゴーグルを取った姿は珍しいのですね。大戦中にジオンによって目を傷つけられたため、スペースノイドに対して激しい憎悪を抱いているそうです。


この記事書きながらも、ついつい絵柄に魅了されてしまい…時間を忘れてしまいます(´▽`;)ゞ


フウマの家宝、ガンダムトランプでした。


それでは。