いつも、優しいコメントや
お言葉、メッセージを
本当にありがとうございます
お返事が大変遅くなっておりまして
申し訳ありません
気持ちが落ち着きましたら
お返事させてください
本日、
東京工業大学で開催された
「The Royal Institution
Christmas Lecture
英国王立研究所
科学実験講座」
というものに行ってきました
これは、王立科学研究所が
ロンドンで毎年12月に青少年向けに
開催している科学講座を
日本で再現したものです
私は今回初めて知ったのですが、
日本では
今年で30回目の
開催だそうです
これは個人的に
私がとても興味があったのですが、
子どもと一緒に
それぞれの分野の
第一人者の講演を
聞くことができるので、
初参加してみました
いざ、東工大へ
今回は、
ケンブリッジ大学医学部の
免疫学・感染研究所の
ラヴィンドラ・ゲプタ教授が講師
エイズウイルスや
新型コロナウイルスなどを
研究されているゲプタ教授が、
ウイルスが体で増える仕組みや、
体の外に出て広がっていく様子、
免疫や変異について
解説してくれました
子ども向けに、
大道具や小道具、
仕掛けなどを使って
面白おかしく
わかりやすく説明してくれます
1人1台
同時通訳機を
渡してくださるのですが、
これ、
日本語とゲプタ教授の声が
文字通りに同時に交わるので、
つけてる方が
音がごっちゃになって
わかりづらかった
コティも
「わけがわからん」となり、
結局通訳機は外しました
でもゲプタ教授の話し方は
とても丁寧だったので
わかりやすかったです
ステージ上は
オフィス風の演出になっていて
鍵付きの扉が設置してあり、
【その扉を開けると
パソコンや重要な機械がある
オフィスに入れる】
という設定にしてあります。
これは何を表してるかというと、
そのオフィスが
人間の体内なんですね。
鍵を開けないと
オフィス(体内)には
入れないのですが、
ウイルスの中には
鍵(spike proteinと言っていた)を
持っていて
体内に入って来るものがいます
中に入ってきたウイルスは
オフィス(体内)の中の
重要なマシンに
自分の情報を読み込ませて
自分のコピーを作っていく
そのため、体内の中で
ウイルスが増えていく、
というようなことを
オフィスに例えて
説明していました
また、ウイルスの大きさや、
目に見えない飛沫が
どれくらい飛んで、
どのように広がっていくか
というのも、
ステージと客席を
うまく使って、
わかりやすく解説してくれました
霧(飛沫に見たてたもの)が出る
水鉄砲で2m離れた人に噴射し、
目には見えていないけれど
UVライトを当てると
実はいろんなところに
飛沫が飛んでいる
というのを
実際に可視化したり。
大きさの違うビーチボールや
ボール、風船などを
ウイルスに見立て、
それらのボール(ウイルス)を
ステージ上から最前列の客席に
投げて行って、
ボールが客の手によって
どんどん波のように
後ろの客席に届いていく様子などを、
見せてくれました
大きさの違いで
早く後ろの席に届くものと、
ゆっくり届くものが
あるわけですが、
遠く離れたところにある
ウイルスが、
まさにspreadしていく様子が
実感できました
これは実際に客席の私たち自身が
参加しながら
体感できるので、
子どもたちも楽しんでいました
また、免疫に関する解説も
おもしろかった
会場に入る際に1人1枚、
このようなカードを
もらっていたんです↓
4色の四角い
ブロックが描かれていますが、
1人1人、
ブロックの数が違います。
私のは赤3個、黄色・緑2個、
青・紫1個ですが、
会場にいる1人1人、
色の個数が違います
そしてステージ上にも
4色のブロックが映し出され、
ゲプタ教授は
「新しいウイルスが体内に
入ってきました」
と話します。
そして観客に
「赤色が1個の人はいますか?」
「黄色が2個の人はいますか?」
と質問していきます。
個数が合っている人は
そのまま立って残り、
違う人は座っていきます。
緑、青、紫と同じように
個数を質問していき、
ゲプタ教授の聞いた色の数字と
ぴったり合った人だけが
客席に立っています。
紫色の最後の個数まで
尋ねると、
客席に残った人は1人。
ステージ上の「ウイルス」の
ブロックと重ね合わせた時に、
ぴったり長方形になる
ブロックを
持っていた人だけが
残っていたのです
これはつまり、
細胞を表していて、
ウイルスが体内に
入ってきたときに、
自分の身体の中にある
無数の細胞から、
ウイルスを抑え込める
細胞が働いて、
ウイルスを抑えてくれる
免疫なのです。
ウイルスにぴったり合う細胞が
たくさんあるわけでないけれど、
でも抑えられる細胞もいる
ということを、
会場の中でたった1個(1人)
現れた対になるブロックで
表したのです
その他にも、
ワクチンの歴史や、
ワクチンが体内で
どのような作用をしているのかを
説明してくれたり、
免疫があっても、
ウイルス自身も進化して
変異株になる話なども
してくれて、
とても勉強になりました
正直なところ、
小1のコティが英語で
この話を聞いて、
全部が全部理解できては
いないと思います
(単語も内容も難しいですし)。
ただ、ところどころ
小道具や仕掛け、
参加できるようなアクティビティが
あったおかげで、
コティも笑いながら
見ていました
もう少し大きくなったら、
もっと体感できるかな
(たぶんオフィスの中の
一連の動きも、
見ている分には面白いけれど、
それが体内での
細胞の動きであるとは、
コティの脳内では
繫がっていないと思う)
来年もあれば参加したいっ
ちなみに、
私の隣に座っていた女の子が
日本人の小学3~4年生くらい
だったのですが、
彼女は同通の機械も使わず、
ゲプタ教授が話した内容を
スラスラと英語でメモしてました
お主、何者??
帰国子女?
インター生?
それとも
都内の小学生は
もうここまで
英語できるレベルなの??
結構難しい言葉だらけだったよ??
私もメモったけど
日本語でメモしてましたよ……
だって英語でメモすると
スペルを一瞬考えてしまい
その間にゲプタ教授の話が
先に進んでしまうんだもの……
コティが小3くらいになったとき
こんな風に聞いて
スラスラメモできるかなぁ~
(そうなってくれるといいけど
最近、英語を
拒否られてるんですよね
↑切実)
いろいろと刺激を受けた
講義でした