自分で言うのもなんですが、
私はまじめです。
まじめ、というか、堅い。
恋愛面もそうですけど、
仕事面では顕著にその
まじめさが出ていて、
それはクリエイティブ業界では
【つまらない】
という短所になったりする。
以前、
新聞の見出しを考える
講座を受けた時も感じたのですが、
私のつけるタイトルは
報道原稿としては合格だけど、
センスやおもしろさ、
インパクトなどは皆無。
ネタ探しにしろ、
企画出しにしろ、
取材の仕方にしろ、
原稿の書き方にしろ、
まじめで堅い。
同業仲間には
天才肌や奇才、
センスの塊のような人が
たくさんいるので、
自分の文章のつまらなさが
よーくわかります。
それでも
芸能ニュースなどの
報道原稿には
そのまじめさも大切で、
ニュースをニュースとして伝える、
ある程度のパターンだったり、
固い表現が求められたりします。
事務所とか相手がいることですし、
先方とのやりとり、
暗黙のルールみたいなのも
大切にしなきゃいけなかったりする。
そこを把握した上での
企画提案だったり取材がある場合も。
ただ、最近は
ウェブ媒体の執筆が増えたので、
報道のルールや当たり前には
当てはまらない、
かなり自由な世界で
仕事をするようになりました。
ウェブの世界はある意味
総合エンタテインメントなので、
ネタの種類も豊富。
その切り口も豊富で書き手次第。
ウェブ媒体の場合は
文体ひとつとっても
かなり自由でラフなものもありますよね。
報道のようにかっちりしなくていい。
おもしろさ、インパクト、
批判的な目線、意外性、などなど、
ルールやしきたりにとらわれずに
いろーんなことができます。
これはとても良いことだし
可能性がたくさん広がるけれど、
私のような堅い人間には
時にハードルが高いと
感じることがあります。
自分の視野の狭さ、
なんでも正攻法になりがちな
企画出しや取材アプローチ、
まじめで堅い表現方法、
いろいろと
自分のマイナス面を
突きつけられます。
ここのところ
いろいろな編集部さまと
打ち合わせが続き、
自分のまじめさが
マイナスになってるなぁと
感じました。
さまざまな視点で
ネタ探しをして、
面白い角度から
企画を考える。
これって本当に難しいことです。
現役時代に毎日毎日
たくさんの現場を回っていた時も
大変だったけれど、
あの時は企画とか考えず
ただただ数を捌けばよかったので、
ある意味楽だったんだなぁと。
今はフリーランスの身で、
企画が通らないと0円ですからね。
しかもその原稿に
反響がなければ
ライターとしての価値も生まれない。
厳しい世界にいるんだなぁと、
今更感じています。
それでも
こういう道を選んだのだから、
やってくしかない。
自分のつまらなさに
本当に凹みますが、
まじめはまじめらしく、
コツコツ改善していくしかないですよね。
※ちなみに
真面目という漢字は
報道表記では使えないんですよ〜。
だから私は
私生活でもひらいて使っております(笑)