一つ前に書いたブログの
関連記事になります。
ちょっと不思議な夢の話です。
弟が今の彼女ちゃんと
お付き合いする随分前の話。
弟は数年前まで、
今とは違う職種で働いていました。
当時、その職場に
アルバイトとして入ってきた
年下の女の子と付き合い始めました。
その彼女とは
いろいろあってお別れしましたが、
別れるまでの過程で
弟は精神を病みまして
、
しばらく
「はぁ恋愛はコリゴリ
結婚も絶対せん」
と、頑なになりました。
今は素敵な彼女ちゃんに
出会えて本当に良かったです
弟が元カノとの交際で
精神を病みつつある時、
私はまだコティ出産前の
DINKS生活中。
東京でめちゃくちゃ忙しく働いていて
帰省もしておらず、
弟の恋愛事情など全く知りませんでした。
しかし、
いつもの霊感発動(？)なのか、
ある時期
毎週毎週、弟が夢に出てきてました。
すごく不安になる夢でした。
夢の中で、
私は弟と家にいます。
この家というのは
今住んでいる実家ではなく、
私と弟が幼い頃〜学生時代に
住んでいた古い借家です。
私は決まって何か心配ごとがあると、
この借家が舞台となる夢を見ます。
決まって、
これから嵐や台風が来る、
または地震や津波が来る
というようなシチュエーションで、
「何か恐ろしいもの」が
確実に近づいていることが
前提となっている夢でした。
その嵐や地震に備える為に
借家の補強や
食料の備蓄をしながらも、
「もう逃げなきゃヤバい。
このまま家に残っていてはヤバい」と
心の中では勘づいていて焦るのです。
この頃、
弟がその借家の中で
何かに慌てて焦っている、
何かから逃げようと必死になっている、
という夢をよく見ました。
とにかく、
何かに対して
弟がめちゃくちゃ焦っている夢を
毎週毎週見ていました。
これは絶対何かある。
弟に何か危機が
迫っていると感じました。
もしかしたら借金？
闇金とかに手を出して
誰にも頼れず
どうにもならなくなってる？
心配になった私は弟に即電話。
でも無視されて、
メールしても返ってこない。
「あんた今、
なんか大変なことになってない？
姉ちゃんの夢に
あんたが毎週出てくるけぇ！
嫌な夢じゃけぇ心配なんよ！！
電話に出たくないんなら
出んでえぇけぇ、
とにかく無理するな！
ヤバいことになる前に
周りを頼れ！
助けを求めろ！！
変なことだけは考えるな！！」
とメールは送り続けました。
弟は当時、
元カノと同棲していて
父もほとんど会ってなかったので、
父にも夢のことは伝えてました。
ここはいろいろ
複雑な事情あるので
省略しますが、
父は弟の交際相手が原因で
あまり弟と
連絡をとらなくなっていたようでした。
私は結局、
夢を毎週2か月見続けました。
見る度に電話し、無視され、
メールを送りました。
しかし２か月以降は
パッタリと見なくなりました。
するとちょうど夢を見なくなった頃に
弟からようやく連絡があり、
この２か月で何があったのかを
教えてくれました。
交際相手との関係が原因で
病んでしまっていたこと、
その交際がキッカケで
精神的に追い詰められ、
仕事もままならなくなり、
仕事中に会社を飛び出して
辞めてしまったこと。
そこからしばらく行方をくらませたこと。
交際相手のために借金をしたこと。
でも仕事も辞めて
どうしていいかわからなかったこと。
そしてもう死ぬつもりで
行方をくらまし、
最後の最後に一度だけ
実家を見に帰ろうと思ったこと。
実家に寄ったら父は出かけていたが、
当時まだ存命で
少し認知症が進んでいた祖母が
ベッドから起きてきて、
ニッコリ笑って
「おかえり」と言ってくれ、
死ぬ決意が揺らぎ泣いたこと。
などなど、
私の想像を超えた事情が
弟の口から明かされました。
「姉ちゃんから
夢のメールもらった時は
まさに追い込まれていて、
どうにもならんでヤケになっとった。
でも彼女のせいで自分の生活が
おかしくなっとると思いたくなかった。
父さんにも姉ちゃんにも
頼りたくなかったし、
こうなっとる事実も
知られたくなかった」
弟が行方不明になってから、
弟と連絡のつかなくなった
友達や幼なじみが心配して
父に連絡をくれ、
その後、
交際相手自身も
実家にやって来たそうです。
そこで父は初めて、
弟と交際相手の現状や
仕事をバックレたことを知りました。
私はその交際相手について
詳しくは知らないのですが、
父は当初から
この交際をよく思っていなかったようです。
でも、大人のことだし
弟の好きにさせようと
口を出さないでいたそうです。
ただ交際が始まってから
弟は人が変わったようになり、
父のもとを離れて同棲をしました。
弟が実家を一目見に寄った日、
弟は死ぬ決意が揺らいだため
実家に残りました。
そして帰宅した父と
ようやく話ができて、
そこで同棲期間に
何があったかを告白したそうです。
ざっくり言うと
交際相手からのモラハラや
洗脳のようなものがあり、
弟は時間もお金も
コントロールされている状態でした。
仕事中も彼女からの電話に
出れなかったら
烈火のごとく責められ、
反論する気力なども奪われたそうです。
彼女の言うままに
無理して新車を買い、
お金もいろいろ使ったようです。
彼女とは完全に別れるまで
いろいろと揉め、
父が間に入らねばなりませんでした。
別れたくない彼女からの電話に
出ている弟は、
話している最中から
目が虚ろになり、
生気を奪われているようだったと
父が後に教えてくれました。
電話口からギャンギャンと叫ぶ
相手の声が響いており、
父は
「この相手とは第三者を入れないと
別れられない」と思い、
間に入りました。
しばらく人間不信、
特に女性不信になって
ものっすごい
負のオーラをまとっていた弟。
今、
とても優しく
弟のことを労ってくれて、
趣味や嗜好も合う彼女ちゃんと出会え、
本当に良かったです
とても穏やかに交際しているのが
伝わってきます
(父も安心しています
)
夢を見たからといって
先に誰かを助けたりはできないのですが、
当時の弟の追い込まれた思いが
私に飛んできたのかな〜？と
思っています。