少し前に
新聞社主催のオンライン講座を受講し、
「新聞の見出し作り」を学びました。






高度すぎて
難解だけども……
作詞は
かの有名な松本隆さま。
「とても素敵な
昧爽(あさあけ)どきを通りぬけたら
伽藍(がらん)とした防波堤ごしに
緋色の帆を掲げた都市が
停泊してるのが見えたんです」
……
いや、わからん。
全然わからん
この言葉だけじゃ、
なんのこっちゃ
わからない描写なのです。
が、
この歌が作られた頃が、
ちょうど前回の
東京オリンピック前後。
オリンピック後の
急激な都市開発の様子や
近代化していく日本、東京の風景を
歌っているとのこと。
防波堤ごしの海の向こう側に、
光化学スモックが
もくもくとわく中に
高層ビルや施設が
次々と建てられていく様子が見えたのか。
それとも、「緋色」だから
空から降り注ぐ明け方の太陽の光が、
帆を掲げた船に反射して
都市のように見えたのか。
よくわかりませんが、
すごく想像をかきたてる表現です。
でも防波堤ごしに海を見て、
その遠くに何か都市のようなものが
見えていることはわかる。
松本隆さんはこの描写を、
子どもの頃に読んだ
シャルル・ピエール・ボードレールの
詩集「悪の華」から
インスピレーションを得て
書いたそうです。
パリの街を
船に例えている描写があったとか。
こういう話を聞くと、
詩的な表現や描写って
素敵だし憧れる。
私が書いている原稿は
主にニュースやインタビュー、
企業のHP原稿なので、
こういう表現や描写って
ほとんど必要ありません。
(小説家の方はここが一番必要な
ところなんでしょうが)
ただ、
私も舞台やライブの公演レポだったり
ファッションショー関係の
記事を書くことがあります。
あとたまにですが
商品や食べ物系の描写を
しなければいけないこともあります。
こういう
情景や動きや色、
匂い、味がある記事を書く時は、
語彙力だけでなく
表現力や描写力が問われます。
これはすっごく難しいです
タイトルの見出し、
情景や動きを
もっと的確に、
そしてセンス良く
表現できるようになりたいなぁ。