たまたまテレビをつけたら
ドラマ「監察医朝顔」が放送中だった。
我が家はこのドラマを
見てないので
全然ストーリーは
わからないのですが(^^;

たまたま流れていたシーン。
朝顔達が
虐待を受けた赤ちゃんの遺体を
検死しているところだった。

亡くなった赤ちゃんの写真が
ホワイトボードに貼られて、
虐待の事実について監察医達が
話していて、
ついつい私も夫も
「かわいそうに…」と呟いた。
(そのシーンしか見てないので、
前後関係は全くわかりません。
すみませんアセアセ)

すると4歳娘が
何か察したのか
「あの赤ちゃん、どうしたの?」
と聞いてきた。

なんて説明するか一瞬迷い…

「赤ちゃんが死んじゃったんだ。
『Body バイバイ』なんだ。
悲しいね」

と伝えた。

「Bodyバイバイ」とは、
以前初めて「死」というものを
娘に教えた時に使った言葉です。
交通事故や怪我に気をつけてほしくて
いろいろ話しているうちに、
「死」について
話すことになったのです。

「人は死んだら2度と起き上がれない」
「体もなくなって消えてしまう」
「もうずっとバイバイで
会えなくなってしまう」
「会えなくなったら悲しいから、
事故や怪我、病気に気をつけようね」
話し、私と娘の仲で
『Bodyバイバイ=死』という
ワードになっています。

ドラマの中で
赤ちゃんが亡くなったことを知り、
娘はとても寂しそうな顔をした。




なんで赤ちゃんは
Bodyバイバイになったの?
こけちゃったの?」

虐待のことをなんて説明しようか…
そもそも虐待なんて
4歳児に説明することなのか?
一瞬悩んだ。

「うーん…。赤ちゃんは
叩かれたりしちゃったんだアセアセ

これしか言えなかった。

でも娘のなぜ?は続く。

「誰に叩かれたの?
誰が赤ちゃん叩いちゃったの?」

ここも言うか迷ったけど…

「この赤ちゃんはね、
パパやママに叩かれちゃったんだ」

と伝えた。

娘は明らかに動揺して、
目をハッとさせ、
すごく寂しそうな顔したショボーン

「なんでパパとママは
赤ちゃんを叩いたの?
赤ちゃん悪いことしちゃったの?」

「赤ちゃんは
なんにも悪いことしてないんだ。
でも…
叩いちゃうパパやママもいるんだ」

娘はちょっと
理解できないようだった。

なんでパパとママが
赤ちゃんを叩いて、
どうしてパパとママのせいで
赤ちゃんが死んだのか…
理解できず複雑な表情だったショボーン

「悪いパパとママなの?
パパとママはゾンビ?怪獣?
悪いやつ?」

悪い奴が、悪いことをした。
娘はそう思いたいようだった。

その後も
「なんでパパとママは
赤ちゃんを叩いちゃったんだろうね」
と不思議そうに
ずっと呟いていた。

なんでだろうね。
悲しいね。赤ちゃん怖かったよね」

私もそう答えながら、
「なんで」
なのかよくわからなかった。

うちの娘は
超癇癪持ち多動多弁の
ハイパー
モンスター破壊神恐竜くんハッ

何度もイライラし、
精神的に限界に達し、
「もう子育て無理っ!!」
思ったことも何度もあるけど、
さすがに殴ったり放置したり、
痛めつけたりしたことはない。
手を出したこともない。
痛めつけたいという気持ちに
なったりもしない。

めちゃくちゃムカつくしムキー
手が出そうになることだってあるけど、
やっぱり娘が
泣いたり悲しんでいる姿は
見たくない。
あんなモンスターな娘でも、
私が怒ってしまい
泣いて反省してる姿を見ると
「言い過ぎたかなアセアセ
心苦しくなってしまうガーン

寝顔を見て
「言い過ぎてごめんよショボーンと反省し、
なるべくたくさん
抱きしめるようにしているガーベラ

育児してると、
カッとして手が出ることは
あるかもしれないしハッ
多くの親が
葛藤していると思う雷

ただ、中には
もういじめのような感じで
子どもを長期間に渡りいたぶり、
ネグレクトし、放置する人もいる。
ニュースで悲惨な虐待事件を見ると
胸が締めつけられる。

子どもがいなかった時も
虐待事件のニュースには
悲しい気持ちになって
落ち込んでいたショボーン

子どもが生まれてからは、 
子どもの成長具合が具体的に
理解できるから余計につらいガーン

例えば
「2歳ならこれくらいの事ができる」
「3歳ならもう
これくらいの事は理解している」
というのが実体験でわかる。

だから
「きっとこの子は親に何されてるか
わかってたよな…」とか
「毎回怖かったよね…」とか
「この年で親に気を遣いながら
毎日ビクビクしながら
必死に生きようとしてたんだ…」
とか、いろいろ考えてしまうもやもや

5歳児で
「遺体発見時に体重が10キロ」とか
ニュースで見ると、
4歳娘でも17キロあるのに…と
驚愕し、その体重の悲惨さが
どれだけのものか
ズドンと頭に入ってくるもやもや

子どもを追い込み、死に追いやる。
「なんで」それができるのかは、
わからない。 

子育てが辛い・しんどいのは
めちゃくちゃ共感できるけど、
圧倒的に小さく弱い命を
そこまで追い詰めることが
できる気持ちはわからない…。

今回の娘の質問に、
うまく答えられなかった。

今回娘に「虐待」という言葉は
教えていない。

でも娘の中では
「パパママ=大好きな人
なんでも気持ちをぶつけられる人」
 (↑わがまま言い放題でこっちは
疲れるけど滝汗)
という認識。 

そういう
絶対的に安心できる存在
自分にいじわるしてくる。
叩いてくる。
ましてパパママのせいで
死んでしまう…。

というのは、
娘にとってとても不思議で
納得のいかない、
理解できないことのようだったうずまき

説明するの難しいし、
私も考えこんでしまった…もやもや