在宅ライターのコティマムです
ここ数日、誕生日を迎える娘にべったりで
仕事ができておらず、
いろいろと溜まってきております…
年末から年始にかけて
苦手な仕事↓をやっておりました。
とある企業のホームページ制作のお仕事です。
私が原稿部分を作成してデザイン担当にまわします
年明けまでに、7割は終わらせて
クライアントに原稿チェックをお願いし、
デザイン担当にまわしました。
しかしまだ3割残っており、
その3割がめちゃくちゃタイトな内容でした。
なんとか先ほどクライアントに送信
肩の荷が降りた〜
ですが3割部分を制作中に、
クライアントから提出済み原稿の修正依頼が
HP公開まで時間がないし、
デザイン担当の製作期間も考慮しなければいけないので、
内心焦りながらも、なんとか対応しました
コティマム、
この「クライアント対応」や「修正対応」がすごく苦手で、
未だに慣れません
修正に関しては、
もちろん記者時代も誤字脱字、表現、構成など
編集長やデスクと話し合ってしていました。
ただ「クライアントから原稿内容を直される」という
経験はしたことがなかった
記者時代は、
編集長もデスクも
実際に現場で取材をした記者に
信頼を置いてくれるわけです。
「現場で見てきたこと」に関しては、
「現場に行ったあなたが一番知っているんだから、
そこはあなたが好きなように書いて」というスタンス。
もちろん、構成に関しては口出されることもあります。
例えばある芸能人がA、B、Cという発言をしたとして、
現場にいた私は「A」の内容が面白いと思ったけど、
客観的に見ている編集長やデクスは
「B」の発言の方が重要だと思った。
そこは話し合って構成を変えることはあります。
そして文章のプロ集団に囲まれて、
誤字脱字、表現、表記、事実確認などを徹底チェックして、
原稿をアップする。
そういう直しはあれど、
「原稿内容そのもの」をごっそり変えたり、
まして取材先(クライアント)から原稿内容を
修正されることはありませんでした。
「原稿内容と方向性」に関しては、
編集長もデスクも記者も同じ肌感覚でいるので、
トンチンカンな構成変更や
付け足しなどはされないのです。
ですが企業と仕事をするようになると、
修正依頼がバシバシ来る
これは最初本当にびっくりしました。
(いや、当たり前なんですけどね…当時の私にはこの感覚がなかった)
フリーランスになって媒体以外に
企業と仕事をするようになり、
そこが一番仕事面のメンタルを揺さぶられました
(今でも媒体の仕事は原稿内容を直されることはないです。
誤字脱字や用語の校正・修正などはありますが、
原稿内容そのものをツッコまれることはない)。
クライアントと打ち合わせをして、
取材時にいろいろヒアリングして
イメージを共有していても、
やっぱり、
「クライアント側の求めるもの・こだわり」
というのはクライアントの頭の中にある。
私が、足りない頭をフル回転して
ホームページの完成イメージを作って、
そのイメージに合う文章を考えても、
クライアントには物足りなかったり、
イメージが違う場合も多々ある。
突然、
「このページにこの内容を今から入れられませんか?」
「この情報とこの情報も付け足すことは可能ですか?」
「できればこの画面から、直接こっちのページに
リンクを飛ばしたいので、この画面にもこんな情報を盛り込んでほしいんですけど…」
などなど
文章作りに関しては、
自分もそれなりに(15年)やってきているので、
やっぱり自分なりのこだわりもあるし、
熟考した末に考えた「構成、流れ」というものがある
クライアントは「その業界のプロ」ではあるけれど、
「文章のプロ」ではない。
だから、文章面だけで見ると、
「それをやったら流れをぶったぎってしまうよなぁ」
「構成を1からやり直さないとなぁ」
「お客様に伝わるためには
今のままの方がわかりやすいんだけどなぁ」
と思うこともある。
それと
自社商品やサービスについて
「効果がある!」「効きます!」
と断言をしてほしいクライアントも
いるけれど、
広告や薬事法などのルールで
それができない場合もある。
でもクライアントは広告費や製作費を
こちらに払っている訳で、
要望を伝える権利はもちろんある。
そして何より、
「理想のホームページを作って、売上を伸ばしたい!
顧客を増やしたい!」
という想いがあるから、
想いの詰まったこだわったホームページにしたい
企業と仕事をするようになって、
「クライアントの想い」がわかるようになったので、
私もだいぶ考え方や対応が変わりました
未だにバシバシ直されたり注文されるのは
すごく苦手だけど、
「文章でクライアントの想いを形にする。
そしてその形で結果を出す
(クライアントのお客様を増やすこと)が
プロの仕事」
なんだと思うようになりました
書き手のプロとしてのこだわり。
未だにそれはもちろんある。
この気持ちも、もちろん大事にしたい
だけど、
「文章を書く」だけでなく、
「クライアントやその先のお客様のことを
考えて文章を作らなきゃいけない」のだと、
思うようになりました
「コティマムさんにホームページ原稿書いてもらって、
アクセス数や問い合わせがすごく増えた!」
「社長の思いが伝わって、採用活動がしやすくなった!」
と言われると、やっぱり嬉しい
「次もコティマムさんにホームページ原稿書いてほしい」
と言ってもらえるように、
地道に頑張っていこうと思います
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