こんばんは
↑こちらの続きになります。
「2年間月2本」という契約で、
微々たる本数ですが毎月続けていた名古屋の企業。
先月契約が終わり、
「今後も続けてほしい」とおっしゃって頂けましたが、
1記事の原稿料が安かったので、
契約を終了したい旨を原稿提出時に伝えていました。
正確に言うと、
「今のままの原稿料では続けられない」と
いう伝え方をしました。
私にとって、ある意味初めての報酬交渉でした。
この原稿料、
私が請け負っている仕事の中では一番安いのですが、
単純に文字数だけで考えれば
単価は悪くなかったかもしれません。
文章量だけで考えれば。
ただ、この原稿を完成させるために、
・娘を連れてクライアント先で打ち合わせ
・そこでヒアリング(ある意味取材)
・打ち合わせ時間が長いので、
ポイントはメモしつつも、
ボイスレコーダーで会話を録音
・取材内容の起こしをしながら
原稿の構成を組み立てる
・執筆
・校正
・写真選定
・ワードプレスで入稿作業
ここまで任されていました。
1記事書くために、結構な時間を拘束されるのです。
文字数は少なめに設定してもらっていたのですが、
実際にヒアリングすると長めの内容にした方が
いい場合もあって、
ガッツリと盛り込んだ原稿にすることも多々ありました。
それなりに時間がかかるので、
1記事書くのに
時給100円くらいになっていました。
月に2本なのでなんとかやっていましたが、
(関東に戻ってきてからはZoomで打ち合わせ)、
手間はかかるけど大した収入にはならない。
お小遣い感覚ですね
ただ正直なところ、
原稿料が上がることは期待していなくて、
「契約終了でいいや」と思っていたのです。
というのも、
この企業に出会った当時、
私は在宅ライター&フリーランスになりたてで
ほとんど仕事もなく、
他に抱えている案件がなかったのです。
なので、この仕事をやる時間はあった。
今でこそいくつかレギュラーを抱え、
記者時代の月収をもとにした「なんとなくの報酬」で
話が通る企業や媒体と仕事をしていますが、
正直当時は、右も左もわからなかった。
それから現役時代の癖で
「長時間労働」や「振られた仕事はなんでもやる精神」が
染み付いていたので、
ボランティア精神で仕事する癖がもともとありました
実際に請け負って、
「これ…文字数だけで考えたら単価は悪くないけど、
結構タイトな原稿だよなぁ…」
と思うようになりました。
「とりあえず2年やりきって、全部提出したら辞めよう」
と、割と初期から思っていました
そしてフリーランスの仕事が増えて
忙しくなってきたのもあり、
「契約を終えよう」という気持ちが強くなっていました。
それでも、単価が安いのにこれまで続けていた理由。
それは、「感謝」の気持ちかもしれません。
当時、なんとか「書く仕事」で復帰したくて、
もがいていました。
でも子どもの預け先もなく、実家も義実家も遠く、
友人もおらず、本当に八方塞がりでした
そんな時に、
子連れで面接・打ち合わせ・取材が可能で、
在宅で執筆OKと言ってくださる会社は
本当にありがたい存在だった。
この会社が在宅執筆を提案してくれなかったら
私は別の仕事に転職していたかもしれません。
(実際、インターナショナル保育園の英語の講師に
なるつもりで面接に行ったこともありました。この話もまた追々)。
ライターという職歴で
ブランクを作ることなく、
書き続ける機会を与えてくれた会社。
働きやすい環境を整えてくれた会社。
そこに対する「感謝」の気持ちで、
書き続けていました
さて、肝心の初報酬交渉(?)の結果は、
また次回(笑)
長くなってすみません