こんばんはお月様

「慢性膵炎一歩手前」のコティマムです。

 

腹部MRI「MRCP検査」を受けてから、

結果を聞きに行くまでの1週間。

自分は「慢性膵炎」「膵臓癌」だろうと

ある程度の覚悟を持ちつつ、相当凹んで生活していました。

(詳しくはこちら↓)

 

 

 

 

 

そして、

主治医のいる渋谷のクリニックへ結果を聞きに行きました。

診察室に呼ばれ、緊張の面持ちで椅子に座ると、

 

院長「MRIの画像、キレイですし異常は見つかりませんでしたよ。癌や奇形の心配はないですね」

 

ひとまず、2つあるうちの1つの可能性が消えて、

少しホッとするコティマム。

 

院長「とはいえ、リパーゼの異常と背中や鳩尾の痛みがあるので、慢性膵炎になりかけている事は間違いないでしょう」

 

私「『なりかけている』ということは、まだ慢性膵炎になっていない、ということですか?」

 

院長「まだ完全にはなっていない、『足を踏み入れかけている段階」ですね。「慢性膵炎疑診」と言っていますが、この段階で踏みとどまることが大事です」

 

私「薬を飲めば、膵臓は元に戻りますか?」

 

院長「いや、一度傷ついた膵臓は元にもどりません。膵臓の不快感や痛みを軽くする漢方と、胃薬を処方しますが、今の状態より良くなることはほとんどないです。つまり、今の膵臓があなたにとってベストな状態ここから悪化させないために、食い止めましょう」

 

 

私「……ひとまず、今の状態をキープすることが大事なんですね」

(心の声:この状態でもかなり背中痛いのにー!?)

 

院長「うちに来る患者さんのほとんどが、あなたと同じで『足を踏み入れかけている』状態です。

 

でもみんな、きちんと節制して漢方や薬を取り入れて、そこから進行させないで元気に過ごしていますよ。

 

慢性膵炎になったら今より遥かに厳しい食事制限が必要で、糖尿病や膵臓癌の発症率もかなり高くなります。だから今後は、アルコールは厳禁で、少しずつ脂質制限を取り入れてください」

 

院長は、膵臓に負担のかかる脂質の多い食べ物などを教えてくれました。

 

院長:「それから、

リパーゼの値に異常が出ているため、今後は、

半年に1回腹部エコーと血液検査、

1年に1回MRCP検査、

これを必ず受けてください」

 

私「これからずっとですか?」

 

院長:「そうです。短いスパンで膵臓をチェックすることで、急性増悪にも気付けますし、些細な変化を知ることができます。

それと、リパーゼの値ですが、

これは基本的に、良くはならないでしょう。

膵臓は傷ついているので。

半年後の血液検査でも、おそらく変化はないと思います。なので画像チェックで進行や悪化がないかを調べていきます」

 

私「わかりました。では半年後にまた検査ですね」

 

院長「はい。あとは漢方と薬がなくなる前に受診してください。もちろん痛みが激しくなったとか、脂質制限でわからない事があったらいつでも来てください」

 

こんな感じで、

「慢性膵炎一歩手前」という診断がくだりました。

 

そして院長から言われた一言。

 

院長「コティマムさん、あなた、

相当不安な状態で来たでしょう?

余命宣告されるような顔してましたよ

 

私「まぁ…。いろいろ検索しすぎて、慢性膵炎か膵臓癌だと覚悟していたので」

 

院長「膵臓は暗黒の臓器だからね。なかなか気づけない場所だから。でもこの前も言ったけど、ビビり過ぎてもだめ、油断しすぎてもダメ。これから膵臓とうまく付き合っていきましょう」

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「慢性膵炎一歩手前」

 

懸念していた「慢性膵炎」「膵臓癌」のどちらでもなかった訳ですが、この結果にたどり着くまで、

コティマムは7年前から散々いろんな病院を巡りました。

痛みがあるたび、不安になりました。

 

これからは、半年ごとの腹部エコー&血液検査と

1年ごとMRIは必ず受けて、漢方や脂質制限も守って、

膵臓を大事にしていこうと決意しました。