走り書き。 今思い出せる分。 | 魔法結社ふゆMA!

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お前とはまた出会えるような気がしてた…ようこそ。

では、感想を。 当然ネタバレ有りです。
罵詈雑言の類は控えます。
そういうのは任意の掲示板に行くか、劇場から出てきた人の会話を盗み聞きなどしてみれば多分色々足ります。
この感想には10点の映画の10分の1の価値さえありません。
それでもよければどうぞ。 スクロールで惨劇開始です。 あと伝統のネタバレ反転。

追記。 反転解除ー。 もうトップから随分流れたのでー。





その前に拍手レス。 ありがとうございます。

>>面白いの一言に
>面白いならいいんじゃないですか?誤植?

いえ。 実際自分は楽しめたのですが、間違いなくつまらない出来です。
おそらく中途半端なファンだったからでしょう。
そのへんを面白いの一言に込めたかったんですが、かえってまぎらわしくてごめんなさい。


























わざわざこんなの読む気になってくれてありがとうございます。
一番下のキャラ紹介から読むのも一手。


全体の出来は、ネットで言われていた事そのまま予想通りです。
モチベーションとしては粗捜し・間違い探しに最初っから重点を置いておけば見所はあります。
それでも中盤はその作業を放棄したくなりますが、終盤はまた気力が戻ってきます。
1カットで何箇所もツッコミを入れたくなるので、観賞後は身体に言葉が満ち満ちているはずです。


友達と一緒に観にいくか、家に帰ってきてこうやって書き散らす事を前提にするなら楽しめます。


さて、この映画、わかりやすくエロゲの感想・批評に例えます。
シナリオ、グラフィック、システム、サウンド、ヒロインといった流れで。




シナリオ=意味不明。
映画化して何を表現したかったのかはわかりかねますが、鬼隠しをベースに、最低限必要と思われるキャラクターはまあまあ出し、後半は圭ちゃんが最低でもL3を発症しているためなんとかなります。
同じタイトルだからといって、ライター、原画家が違うのに同じクオリティーの作品が出来上がるわけがありませんね。



まず、多くの方向性が詰まっています。
必要以上に露出しサービスしてくれるレナと魅音は、きっとオタク用に監督が考えてくれたのでしょう。
原作に萌える感じを二次三次ごちゃごちゃに考えればああいう表現になってもいたしかたありません。
俺もニコニコで見たならば 「( ゚∀゚)o彡゜オッパイ!オッパイ!」 とか 「貴女のふとももです」 などのコメントを付けるノリがあったハズです。


萌え以外に推理の要素も重要です。
原作の 『正解率1%』 の触れ込みを穢すわけにはいきません。
ここはかなり気を使うでしょう。
結果として、必要な時点・事件・アイテム類・人物を鬼隠し編各所に詰め込む事で0から1に上げようとしたようです。
その分、キャラクター性・舞台や話の流れの印象・綿流しそのもの・祭具殿の鍵等など…、実に多くのものが失われました。
これでは1%には満たないかもしれません。 しかし0ではない、ということが大事なのです。
私達は原作からそれを学んだハズです。
初見殺しとしては原作の上を行きますが、初見のお客はおそらく対象として考えていないでしょう。
それで問題ないと思います。
映画から入った人がもしいたら頑張って下さい。


そしてホラーな演出も欠かせません。
後半の見所はこれに尽きると思います。 これは他に比べ手慣れた感さえありました。
しかし、日本のホラーのようなねちっこさは無く、アメリカ式と言えばわかりやすいでしょうか。
煙はたくさん焚き、BGMと効果音のボリュームの大小で揺さぶり、家庭内の小道具を使う。
この電話は確かにありかもしれないですし、圭ちゃんのお父さんの職業が多少変わっていますが絵もこれはこれでという感じです。
そしてどうせL5ですから。



さて、大筋として鬼隠しがベースになっています。 そして出題編がおそらく今回で終了したと思われます。
鬼隠しの飛ばしっぷりを見るに、綿流しは園崎家関係、祟殺しは沙都子全般がおそらく表現として厳しい上にそんな時間はないので大胆にカットしてくるのではないかと。
今回の鬼隠しも大方の予想通り部活はありません。 二人死んで二人消えるもありません。 電話は生命線ではありません。
というより大石の時はもうそれなりに症状が進んでいるので、圭一主観からはもうどうとでもなります。


部活が無いと予想以上にストーリーが不明瞭になることがわかりました。
まず、ヒロイン四人が他のクラスメイトと区別化されてこないです。
何故、この子達と仲良くなったのか。 この子達はそれぞれどういう特徴のキャラなのか。
魅音とレナは一目見たその時から好感度が行為後のレベルですが、幼女二人は空気です。
ゲームを通じて魅音の万能さやレナの芯の強さ、沙都子のトラップ、梨花ちゃんの魅力などが発揮されそれ自体が解では良く、そして悪くもキーワードだったはずですが、まだあまり友情は育まれていません。


それに伴って、みんなでお食事シーンが一切ありません。
日常の代名詞であり、お約束であるこれがなくなると、むしろその手の表現に慣れた身では違和感を拭いきれません。
とりあえず食っとけ、と言われるくらい効率のいい手法ですが、映画はその限りではありませんでした。
日常と非日常にメリハリが無いので、急転直下の絶望を味わうというよりは、気付いたら非日常だったという暗いメッセージを意識しましょう。


時報後は内容がより圭一個人に寄ってしまうので、脳内で無かったことにしてしまうのも一興です。
圭ちゃんの内面に関する手がかりは全くないので、非常にスピーディーに狂人達に脅されて回る展開に少し余裕が出てくるかもしれません。
話が頭に入ってくることはなかなか難しいので、ジェットコースターを楽しみましょう。 叫んでもいいし気取ってもいいかと思います。




グラフィック=竜ちゃんの絵、うめー!
大自然の中にいる事をあまり感じさせませんが、それを言っては贅沢です。



衣装や小道具はたまに頑張っている所もあって見ていた中では好感が持てます。
レナや魅音の衣装は前述の配慮から、ある程度割り切るべき部分です。
超ミニスカに始まりレナのネックレスや圭一の時計・ヘッドホンなど違和感を言い出したらキリがありません。


逆に、富竹のカメラはフラッシュの度にバシャバシャ鳴って昔のものって感じがとても頑張ってると感じました。
カメラの事はよく知りませんが。
虫の死骸がトタンか何かに落ちてるシーンですが、ノリで貼ってるような光沢が見えてました。


ナタや鎌など、凶器になるものは総じて小ぶりで扱い易くなってます。
それでも梨花ちゃんは杵で一生懸命練習したはずです。 最前列からとっとと去る圭一を見て内心では、またか…とヘタレているでしょうけれど。
斧は出ません。 鍬も多分なかったはず。 斧の人気のなさは異常。


圭一の手紙は俺読めなかったんですが、もし原作と同じ文面ならばかなり間違った情報を大石に送っている。 どうせL5だけど。
レナや魅音は犯人の一味、という言葉はあの経験からはおそらく出てこない。 村ぐるみと認識するほうが自然。
IKZO15人くらいと山狗全員と階段ダッシュしてるシーン、クラスメイトから浮くシーンなどから。


あと、白いワゴン車。 前から来るぞ!気を付けろ! それ逃げたら危ないに決まってる。
避けないと。


場所はさすがリアルです、しかし朝昼夕夜ともっと光を入れて自然と田舎っぽさを感じさせるアングルがあってもよかったと思います。
前原屋敷本物を使うわけにはいかないようでしたが、多少縮んだくらいです。
学校は見事。 村全景も同じ。 ただ、俺の思い違いかもしれませんが、神社からじゃなく、バス停の所の電話ボックス脇から一望してたような。


レナの宝の山ことゴミ捨て場はゴミがほとんどありませんでしたが、そりゃあの量は無理です。
ただ、奥まで富竹が入ってきて煙草ふかして余裕でくつろぎ、その目の前でレナが車からナタ取り出した時は何に突っ込めばいいやら戸惑いました。
おそらく解でレナ周辺は触れない予定なんでしょう。
それと、野ざらしからは守られていたかもしれませんが、捨てられていたぬいぐるみは相当汚いと思います。


祭りはさっと見た感じ全然違和感はありませんでした。 鳥居や境内も。
ただ、梨花ちゃんの儀式にあまり人が集まっておらず、ぶっちゃけ園崎一派は団体で居座っていてもいいのになぁとは思います。
お年寄りに定評のあるっぽい感じもなく、2000人と証言した雛見沢の村民が祭りに参加したのは屋台の力も大きかった模様です。
あと、川に綿は流しません。 環境を大事に。 無理ですよね。


祭具殿、まず鍵が一個も掛かっていません。 無防備倉庫宣言。
おかげで富竹が自らすすんで入ります。 侵入者も見張りなど立てず、堂々としています。 お互いすげえ。
拷問器具はかなり自重したようです。 なので三四さんもあまり喜んだりせず、集中して毎年の事件を説明してあげます。
この時詩音はおらず、あうあうドタドタも聞こえません。




システム=そりゃないぜ。
何故かゲームっぽさが要る所と要らない所が逆です。



毎日、何月何日と文字のみで表示されます。 頭に入ってくるはずがありません。
せめて綿流しのお祭りまであと何日、とかあってもよかったんじゃないでしょうか。
そして極め付けに同じ様式で 一ヵ月後 という表示もありました。 三年後、とかのノリで。


必要な材料をとにかく詰め込もうとした弊害で、事件・時列が説明台詞で羅列されます。
圭一の心理描写がほとんどないため、スムーズに聞き終え、そのまま頭から出て行きかねません。


嘘だッ。 ゲーム的です。 ここ何かもっとやりたくならなかったのか不思議です。
ほぼ何をやってもいい、腕の見せ所のような気がするのですが、あえて逆転裁判方式。
ここでは目の色は変わりませんが、圭ちゃんの家に来る頃にはそのやり方を会得します。
おそらく、圭ちゃんのL度がまだ足りなかったという事なんでしょう。


おはぎ。 おべんとばこの中にはおはぎが三つ♪ 三つの中にはレナのが一つ♪
あと投げません。 後でスタッフがおいしくいただくためにはしかたありません。
針はほっぺの真ん中付近を貫通。 そして歯茎で隠れるあたりに傷痕が残ります。 これは壮絶な幻想。
目隠しして火箸を当てるフリをすると水ぶくれになる要領で、本来ありえない場所に痕を作ったのはGJ。
ここは相当引っ張ります。


圭一最後の手紙。 まず読めない。
必死で書いた字がよれてしまって汚い・血が手の動きを無視して付けられまくっていて汚い・それをカメラで写した映像が影とかで見づらい、せいで。
そんな中、ボールペンの細い字がなかなか読めないです。 これは逆にテロップなり使って読ませる所だと思います。
しかも二枚に切られてるとかじゃなくて、何枚も書いたっぽい。 ダイイングフリーダム。




サウンド=島みやえい子の無駄遣い。
OPはなくて、EDだけでよかったんじゃ…。 雰囲気はひぐらしっぽいのに歌詞がなんか手抜き?


最初の学校でロンドン橋を使うくらいならオリジナルで民謡とか鬼っぽくて怪しいのでよかった気がします。
そういえばひぐらしはほとんど鳴いてません。 その辺はオリジナルのEDへの伏線だったりすると面白い。
後半はホラーですし、ああやるならあんな感じですよねー。




ヒロイン=崩壊と空気。


魅音。 正ヒロインに昇格したっぽい。 おっぱい、ふともも。 圭ちゃんと肩組んでエロい。 最初出た時、空崎みょんて聞こえた。
途中で詩音と入れ替わった場面がある疑いが。 もしくは二人で一人。 相変わらず空気は嫁ない。 しかしブリブリはなかった。


レナ。 もしかすると少し前に流行したダブルヒロインシステムかもしれない。 ラストにそんな描写が。
おっぱい。 ピンポピンピンピンポンピンポピンポン!! ガチャガチャガチャガチャガチャ! しかしごめん連呼はなし。 空間を移動できるかもしれない。


梨花ちゃん。 巫女として舞を始めて数秒で圭一に「梨花ちゃんすげえ!」と言わせる程の舞を披露した実力者。 まだ鎌も持ってないのに、梨花ちゃんすげえ。
一人称はあたし。 2%をはじめとした特徴的な口調は封印された。 あと綿をブワッってやる時、オワタなポーズで倒れる。 圭一のL5を一目見て、涙ながらにその世界を諦めたあたり、さすがと言わざる終えない。


沙都子。 空気。 モブと見分けがつかない。 トラップという単語、一作終了して未だ出てこず。 多分二回くらいしか喋ってない。
一番かわいいっぽい。 まだ口調さえさだかではない。 職業、悟史の妹。 視聴者の希望の星。 あらゆる期待を一身に背負うキャラ。
腹にパンチ入れたシーンではなかなかよかった。 頑張れ。


他も。
圭一。 すごく、ウザキャラ化。 魅音、レナとはただならぬ距離で接していた。 しかしその勝ち組人生も長くは続かなかった。
と思いきや、自分の部屋でソープ紛いのサービスを受ける大物。 は~い、おつかれさまでしたぁ、という空耳が聞こえるかのよう。
電話、手紙の両方で何も大石に伝えられなかったのは致命的なミス。 まさに、これまさに。
むしろ大石は混乱させられている。 しかし結局生き残った可能性さえある。 ほんと大物。
前の学校ではただイジメられていた。


悟史。 バットの人。 沙都子ともども実態の究明が急がれる。 立ち絵はまだない。


詩音。 アレがそうなのか? 狂人でしかない。 みんな狂ってる。


羽入。 なんともう出てる。 最初からクライマックスだぜ。 出題編への未練はないらしい。 祭具殿ではおとなしくしていた。


富竹。 視聴前の俺らの期待する最大要素。 フリーのカメラマンなし、嫌な事件なし。 腕が一本あり。 いや、みつかってないんだけど。
タバコ吸いやがった。 祭具殿にアバカム! そして一人で入るつわもの。 O+С ←こんな死に様。 富竹かどうかをよそに考えたら貴重な上手い人でした。


三四。 ラスボスになる気まんまんで出てくる。 唯一めちゃくちゃ怪しい。 三四号の元ネタ帳?みたいのは視聴者サービスで少し見せてくれる。
ハーレム王の圭一が一瞬で虜になる程の美貌。 モブと見分けがつかない。 みょん二匹目。


入江。 空気嫁。 自分が診察してL3と判明した圭一をその場で脅す鬼畜。 おま、そっちについたのか。
あと死体が片付けられた後の前原邸に大石の目の前を通って悠々と進入。 みんな狂ってる。


小此木。 出まくり。 造園しまくり。 白いワゴン車が前から来た時はゆっくり霊夢が脳内再生された。


大石。 痩せて性格もさっぱりしたらしい。 車はガソリン増税で控えているのかもしれない。 エンジェルモートのメニュー、トップは生ハム1000円。
普通にいい刑事になりそう。 少なくとも既にいい人。 麻雀とかすんのかなぁ。


カレー。 カレーなし。 食事なし。 黒板消しは食らう。 あんたがっ!? しかも犯人判らず仕舞い。 沙都子の出番ねぇー。


父。 なんと画家に転職。 レナのキュウリを食ったのはGJ! それだけでレナが家族とも面識があり、かつ家に気軽に来れるという事をまとめて表現してみせた。


母。 留守電。


エンジェルモートの店員。 ちょ。







段々てきとーに。 まだまだあった気がしますが、ほんと全てがそうでしたから。
思い出したら続きます。
これはニコニコで評価されるべき。