柔道を見ました。
谷選手、がんばったと思うけれど、やっぱりちょっと残念。準決勝の指導が谷選手にだけ来たのにもいまいち納得ができないし。
でも、あの後できっちり銅メダル取るところあたり、やっぱり強い。
最後の試合がいちばん谷選手らしかったと思う。
初めからあれを見せてほしかった…という気もしてしまいますが、「金メダル確定」と思われることがどういうことかなんて、想像できないですよね。
柔道はいつのころからか面白くなくなったというのが率直な感想です。
日本人が活躍しなくなったから、というのもあるかもしれない。
でも、技が出ないのがいちばんの理由だと思うのです。
外国の選手でも、すごい技をばんばん繰り出してくれれば素直に「すごい」と思います。
実力が拮抗していて本当に「出せない」というのなら、それはそれで緊迫した試合になるでしょうが、わざと出さないのではないかと疑ってしまう。
で、今は柔道は中途半端なレスリングみたい。
投げ飛ばしたり押さえ込んだりするよりも、つっ転ばしたり反則を狙ったりしてポイントを取ったらあとは適当に逃げる選手が多い気がするし、それで勝ってしまう。
逆に言うと、それで負けてしまうから、リスクのある技なんか出そうと思わないよね。
つまんない。
今の柔道を批判するわけではありませんが、見ていてつまらんものは仕方がない。
スポーツとしてのJUDOと、道としての柔道とは別物なのでしょうね。
柔道着が青いなんてなんでやねんと思ってしまうけれど、もう柔道はJUDOになってしまったのでしょう。
…それでも「柔道」にノスタルジックな美しさをついつい求めてしまうのでした。
あとね、申し訳ないけれども、私は野村さんに出てほしかったのです。
今回60kg級の日本代表が早々に敗退したからではなくて、単純に野村さんに4連覇を狙ってほしかったのです。
後進の経験も大切だけれど、ものすごいとんでもない夢じゃないですか。
もちろん、3連覇だって十分すごいのですけれども。
だって、単純に計算して、12年世界のトップ(らへん)にい続けるわけですから…。
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この人が最初の金メダルのとき(アトランタ)、メダルをかじっていた写真、今でも覚えています。
「野村、まさかの金」と新聞に書かれたのは有名な話(笑
あ、この方のブログ、アメブロだった。