今日は、生田斗真さん主演の『脳男』
という映画を観てきました。
内容に関してはネタバレするといけないのでお話しませんが、
“正義”と“悪”の境目とはどこにあるのか、考えさせられる作品でした。
“正義”と“悪”って、真逆に存在するものに思えるけど、実は、どちらの立場からその出来事をみるかによって捉え方が変わってしまう相対的なものだと思うのね。
それぞれに、その行為をする意味・目的を抱えていて、それはその立場の人にとって“正義”。
例えば、ウルトラマンは地球人にとっては守ってくれる存在だけど、怪獣の立場に立つと、もしかしたら自分の星が食糧難で新天地を探さなければ絶滅してしまう…なんていう理由があるのかもしれない。
犯罪者と言われている人たちだって、そうせざるを得ない理由があるのかもしれない。
だからといって、自分の大切な人が犯罪に巻き込まれてしまったら、“何か理由があるのかもしれない”なんて受け止めることはできるんだろうか。
“正義”も“悪”も、何かと戦っている人には、どこか満たされない思い、失ってしまったという思いがあるのだろうと感じた。
だとすると、相手は目の前の人ではなく、自分なのかもしれない…。
自分自身にしか、自分の心に責任を持てないから…。