ある夜に | みはるかす

みはるかす

みはるかす=はるかに見渡す

糸つむぎや読んだ本、日々感じたこと。
柴犬日記になりつつあります。





今、ここにあるすべては

過去の誰かの手でなされた結果だと


彼は言っていた



あの桜の木も

私の存在も。




この世は時に残酷

だから美しく



うすい空は青紫

ピンク色の雲は輝きを増す



どんな言葉もリアルには追いつけなくて



波は寄せては

かえっていく






私は

この肉体についた目で



夜という時間

まばゆく真っ白く咲く

木蓮を見た