ある夜に今、ここにあるすべては過去の誰かの手でなされた結果だと彼は言っていたあの桜の木も私の存在も。この世は時に残酷だから美しくうすい空は青紫ピンク色の雲は輝きを増すどんな言葉もリアルには追いつけなくて波は寄せてはかえっていく音私はこの肉体についた目で夜という時間まばゆく真っ白く咲く木蓮を見た