キャディー③

 

お客さんを操るという表現が適しているかどうか汗うさぎ

要は、キャディーとしての仕事を効率よく行うということなんだけど…。

結果的にはプレーする人にとってキャディーの存在はスコアUPに欠かせないという大事な結論に至るラブ

 

どういう意味かについては後ほど書くとして…ウインク

 

キャディー➁で書いたように、新米キャディーとして要領を得ない間は無駄な動きが多く、体力を消耗する。

考えてみれば、キャディーさんというのはほとんど女性。結構年齢の重ねた人でもやっている訳で、

上手にやれば大して体力もいらない仕事だと解釈出来る。

 

初回で教訓を学び、ティーグランドでセカンドクラブを2,3本先に渡しておくようにした。

この方法でお客さんに怒られたことは無い。

それでもしお客さんが別のクラブを希望した時には、それを持っていけばいいだけの事である。

 

キャディーを始めて1ヵ月くらい経つと、3コースも回るとプレーする人の技量というものが見えてくる。

パワーヒッターなのか刻みで確実を狙う人なのか。フック系、スライス系。

あと、節約したい人のキャディーへの要求度なんかも照れ

 

つまり、池越えコースなんかでボールを無くしたくない人は、密かにキャディーに「ロストボールある?」と聞いてくる。

なかなか大っぴらに聞いてこないのは、ほかのプレーヤーの手前の見栄ということになるかなニヤリ

結構、コースを回っていると、キャディーはロストボールをよく見付ける。ほぼ新品ボールもよくゲットした。

自分も2ダースほどは常に持ち歩いてお客さんのニーズに応える機会も多かった。結構喜ばれたニコニコ

 

この表現で勤めていたコースの客層というのが見えてくると思うけど…

基本、お客さんは楽しくプレーしたい訳で、キャディーはそのサポート役に撤すればいい。

ちょっとした気遣いだけで、プレーする人もキャディーを信頼してくれるようになる。コーヒーをご馳走にもなった照れ

大学生の中にはチップも手にしたアルバイトもいたな~。

 

お客さんの中にはたまに勘違いする人がいた汗うさぎ

つまり、若い男性キャディーということで、自分のことをプロを目指していると思われてしまうのだ。

あえて、説明はしなかったけど、そういう目で見られているなというのは仕草で感じた。

やたらと腰の低い人、アドバイスを求めてくる人というのはそう思い込んでいる可能性が高かった。

仕事をする側としては、そのほうが楽が出来るので歓迎ではあったが。

 

自分のように素人でも、毎日コースを回っていると、コースの攻略法なんかも覚えるようになるニコニコ

特に、コースに不慣れな人がお客さんの場合、(相手を見ながらだけど)回るコースの特徴なんかをレクチャー。

最初の研修時、社員さんが打ち下ろしのコースを回る時の説明で、

「このミドルコースは右90度ドックレッグで直接グリーンが見えないけど、あの林の上を越せたらワンオン出来るから」

社員さん。そう言いながら誰も挑戦しなかったむかつき

 

以後、お客さんのスコアUPのためにその説明を欠かさず行ったが、自分が付いたお客さんで冒険する人は一人もなかった汗うさぎ

(だろうね~キョロキョロ

 

経験ダウン

  一度、グリーン上で5mほどを残すパター。

  30歳前後のお客さん「これ、どれくらい曲がるかな~」

  自分「そうですね~。ほぼ真っすぐですけど…、ボール一つフックラインですかね~」

  完全に知ったかぶり目グラサン

 

  お客さんがその通りにパットしたのも凄いけど、見事カップインした時はハイタッチ照れ

  まぐれでも気持ちのいいものだ。 スライスラインだったらどうなっていたことかガーン

 

  まぁ、こういう所でスコアUPに貢献できたのはキャディー名利に尽きるニヤリ

 

当時は接待ゴルフも盛んで、ナイスショットのお声掛け連発。

そういう時は邪魔しないように控え目に仕事した。

 

横で見ている分には「下手~」と心の叫びを幾度押し殺したことかプンプン

でも見ているとやってみたくなるもので、打ちっぱなしに足を運ぶ機会も増えていった。

 

1年に一度、月曜日の休みの日にコースを従業員に開放してくれる日があった。

知り合いにフルセットを貰っていたので、自分もコースデビューしたものの笑い泣き笑い泣き笑い泣き

 

見るのとやるのとでは大違い。空振り、ダフリ、OBと、途中でスコアを付けるをやめた。多分160オーバーえーん

素人はやはり素人の域を出ないということおやすみ

貧乏アルバイターには向かないスポーツであることを早めに理解したことは良かったかな?

 

実家を離れるまでの間、キャディーで自分の生計を立てたけど、客を相手にする仕事って向き不向きがあるなと

つくづく感じる職歴でした。