牽引は別物×2びっくりマーク

 

さてさて。自分が一発飛び入りの免許で最大の難関といわれる牽引免許について経験したことを書かせてもらおうかな~ニヤリ

 

もちろん、上位免許にまだ二種があるのだけど、一応日本の公道で走行が認められている車両で最大の車を運転できる免許という意味で、牽引は最高位の資格ということになる。

この車だけはどれだけ運転が上手でも、常識が通じないとうか~、頭が混乱する車という意味で別格ではないでしょうか叫び 

(あくまでも未経験者としての常識の意味によるけどネ…)

 

大型を乗っている人であれば前進するだけのことであれば動かせるとは思いますが、やはりバックですね。

後ろに引っ張る台車の長さによってもハンドルを切るタイミングが全然違うので、試験を受ける時の車庫入れ、方向変換の課題でどうにもならなくなって試験中止という人の話を聞くことは珍しくないショボーン

 

試験場の車は長さが4t車程度(4tよりも短いかも)なので、道を走る40ftのトレーラーからすれば小さいのなんのって。

ただ、この短さが曲者なのです。

 

試験を受ける事になったきっかけは、この頃に勤務していた運送会社にトレーラー1台だけあって、社内に運転できる人は1人しかいなかった。そのおっちゃんは長年の経験者なので、40ftを手足のように操る優れ者。

その様子を羨望のまなざしで見てるうちに、「自分も運転してみたい」と思うようになった訳。

運送業に従事する人は結構な割合でその気持ちになるんじゃないかな。

 

トラック乗りの最高峰&高収入。自分はその頃大型乗りだったんだけど、実入りは1.3倍の差

(当時勤めていた会社の場合)これは魅力照れ

 

訳あってその職場を辞する事になり、残っていた有休(20日)を利用して飛び入りで牽引を取得すると同僚に宣言。

「絶対無理無理~!」と誰からも非難の嵐であったが、「やってみなければ答えは出ない」とトライムキームキームキー

 

「でも全く乗ったことのない牽引を運転できるだろうか」という当然の不安を持ち、無策で行くよりも何とか事前の準備に活かせるものはないかとネットで検索。すると、無料でPCでのシュミレーションが出来る情報をゲット。

なかなかリアルに再現される絵に、「これでバックを練習するべし」と、試験場に行く日までの間に何十回と練習。

 

「なるほど~、一番最初にきっかけを作るために、バックする方向と逆にハンドルを切るといいわけか…」ガーン

つまり、普通の車と牽引の一番の違いはハンドルを逆に切る必要があるという事。もちろん、そうしなくてもいいようにヘッドを持って行くという方法もあるが、試験場では道幅がない分、きっかけ作りは必要だと思う。

 

試験を受けたコースは車に対して左の枠に入庫させ方向変換するという課題。どちらかというと左バックのほうが難しいと言われている。特にコンテナー車の場合、左のミラーに後方景色が映らなくなるので、かなり感が大事になったりする。

まず、ハンドルを右に半回転させてバックを始めると、左ミラーに台車が逆方向に曲がってヘッドに対して「くの字」になっていく絵が映し出される。(コンテナ―の場合、箱しか映らない。

そうなってきたら、ハンドルを真っすぐにしてさらにバック。その状態でも、台車はどんどん「くの字」の角度を増していく。

 

ここで注意点:

きっかけのために右にハンドルを切ったが、どれだけハンドルを切るかによってはヘッドと台車の「くの字」の角度がよりきつくなって、枠の角にタイヤを合わせるまでに「押し込み」が出来ないほど角度が増してしまう可能性がある。

 

なので、台車の「くの字」の角度次第では、それ以上降り曲がり角が大きくならないようにハンドルを左に切り始める必要があるかもしれない。

 

実は台車が短ければ短いほどトレーラーの運転は難しいと言われている。

切るハンドル角に対して台車の反応が早いので、タイミングが遅れるとどれだけ切り込んでも、真っすぐにならない。

「くの字」が先のとがった山形になってしまうのです。

「このシュミレーションはリアルだ~」と、夜な夜なPCとにらめっこしつつ、

失敗と失敗と失敗と成功と失敗を繰り返して、なんとか成功成功失敗成功レベルに到達。笑い泣き笑い泣き笑い泣き

実はこのシュミレーションが大きな意味を持っていたのです‼

 

いざ試験場ニコ 大型免許を持っているのでペーパーテストは無し。いきなり実技テストに突入。

これまでの経験から、車の乗り方、安全確認の基本的なことは出来るはず。

問題は方向変換だと、事前にコースを下見する時にそこでのシュミレーションを繰り返し、

PCの練習を思い出しながらイメトレをじっくり。

「頭の中では入ったかな?」ということで後のコースを踏破後、待合室でドキドキドキドキグラサン

 

先に何人かの人が試験に臨んでいたけど、遠目に方向変換の様子を見ていると、「やはり!!!」。

皆さん、そこで試験中止。悲しむべき帰途に就かれる方続出。

 

とうとう自分の番えーん 

乗車後の爽やかな挨拶に対し、「準備できたらスタートして」と事務的なお言葉を向けられながら、「大特取ってから5年ぶりかな~」などと思いつつ、これまでに経験した通りにコースを進行。

 

さて、とうとう方向変換の現場まで到達。you tubeでも散々チェックした画像の通り、突き当りの道を道の中央に車を配置して出来るだけ奥まで行って停止。(新ノ口はコースが突き当り)

ハザードを焚いて左右後方確認後バックギアを入れ、きっかけをつくるためハンドルを逆に半回転させながら後進。

左のミラーに徐々に後ろの台車がヘッドに対して折れていく様子が映る。

この時点でハンドルは正規の方向へ回し始める。

「おや~ガーン、思った以上に台車の反応が早い!」

 

台車の後ろタイヤを車庫の入り口角まで徐々に合わせ、そのタイミングでまたハンドルを瞬間的に逆回転させて折れ角を増やしてすぐに戻す。実はこの瞬間芸だけで折れ角が大きく変わるのです。

台車が車庫枠に対して45度くらい入ったところでハンドルを左に一気にめいっぱい切り込んで台車とヘッドを真っすぐにするため起こす。

台車とヘッドの折れ角が徐々に戻っていく。台車が車庫のポールに平行になるまでに車と台車を真っすぐにせねば!

 

おっと~!なんという奇跡。車庫のポールに対し、台車とヘッドが完全に並行一致。

その後はほとんどバックすることなく、車体を全体を車庫に入れ終わる。

試験官が車を降りて後ろから車の位置確認(ヘッドと台車が真っすぐになっている事を確認)

助手席に戻ってきて、「はい、OK」

「おおおおお笑い泣き笑い泣き笑い泣き」 最大の難関を一発クリア。 PCの練習のかいがあった

難関を突破し、踏切通過(ギアを変えない)ゴールに戻る。

「おいおい、初回から完走できたぞ~笑い泣き

 

試験官一言。「運転席降りて助手席側へ」。

そうなんです、車を降りるまでが試験なので、合格者にはそのように指示されます。

 

「おっとー、もしや奇跡の1発合格う!!!」

試験官「左折時大回りし過ぎ。40点」    …汗うさぎ汗うさぎ汗うさぎ

想定通りというか、期待を見事に崩されたというか…。「確かに牽引というイメージで角を曲がる時に大回りしたな~」お願い

でも、初回からのコース完走出来たのは立派と自画自賛しながら、少しの自信にはなりました。

 

次の試験の予約を取って、翌週の同じ曜日に再チャレンジ。

いざ方向変換。あれれガーンヘッドと台車がなかなか真っすぐにならない。

このままだとケツがポールにせっしょくしてしまう。1回切り返し。それでも真っすぐにならないガーンガーンガーン

結果、車は車庫に対して見事に対角線でやっと車庫入れ完了。

試験官は車を降りてヘッドと台車が真っすぐになっているかを確認し、戻ってきて「はいOK]

「こりゃだめだショボーンショボーンショボーン 」

 なんで1回目ですんなり出来たのか自分でも意味不明

入ったものの出ていく側に頭が寄ってるため、再度切り返して右に隙間を開けてメイン道路へ。

 

なんとかゴールまで完走到着して試験官一言。「降りて助手席側へ」

はいはい、今回は何点でございましたか??

 

「合格」 「へ!ご、合格ぅお願いお願いお願い

試験官「方向変換は斜めでも入ればOK。70点」

 

ににに,2回で合格ラブラブラブ 試験代、交通費合わせて1万円でお釣り有。もちろん、免許証発行費用は別。

資格取得に要した日数は2日という限りなく最短ゴール。

試験前に雑談していた次に試験を待つ人からの羨望のまなざしに優越感を感じつつ、新しい免許証を受け取るために次の手順へ。ニヤリ

 

飛び入り免許取得のメリットをこれでもかというくらいに実感しました。

聞いた話では15回目で合格したという人もいたらしい。が、

免許取るなら是非飛び入りをお勧めする理由がお分かりになるのではないかと思います。

貧乏は貧乏なりに資格を取る方法があるものですね。

お金があったら絶対教習場に通ってたな~照れ

全部の免許を取るのにどれくらい費用が掛かってただろうか。

中型2輪、普通車、大型、大特、牽引。教習所通ってたら5,60万では無理かもね。

 

退社までの残務処理のために出社。「2回で牽引取れました~」照れ

全員「うっそ~ガーン

当然の反応だわな。

あれから数回20ftを運転したけど、やはりバックは難しく奥が深い。

 

現在、さらなる最高峰を取るかどうか(二種)悩みどころです。

以上、一発屋のノウハウ講座の全工程終了でしたぁグラサン