大特は必要免許?
8月になってしまいました。毎日暑い暑いと言いながら、扇風機の前でブログを書く自分はかなり暇な人間なのでしょうか。いや、決して暇つぶしに書いている訳ではなく、元々の目的(運転手不足解消)を見失わない部分で、一人でも免許を取る事への意欲をサポートしたい
さて、大特という免許を取ることのメリットは?という質問があっても当然という人もいるかということで、
参考情報をお伝えしておきます。
大特の免許で何が運転できるかというと、ホイルローダー、ラフタークレーン、ブルドーザなど、
いわば建設関係の車両を公道で運転できる免許と言うことになります。
勘違いしてはいけないのは、公道上での運転が出来るのであって、実際にそれを使って作業をしても良いという免許ではないのです。作業するための免許は別で取得が必要です。
自分は建設系の仕事はしないから関係ないという人もいるかもしれませんね。
でも実は、大特の免許を持っている事でフォークリフトの運転資格を取る上での優遇を受けられるのですよ
受講時間が短くて済むというメリットですね。
フォークリフトって意外に使う仕事がいろいろある。ホームセンターでも使ってるし、会社の荷物を出し入れするのに使うところもある。あと、イベント会場なんかでも。
結局「大型特殊」ってどういう車の事を言うかというと、フロントタイヤが固定、リヤタイヤで舵角調整する車ということです。つまり、大特での前進は車でバックしている感覚になる訳です。
だから、試験場での制限速度が40キロであれば、車のバックで40キロを出す事が求められているのと同じということ。
「バックで40キロ?!」そんなこと経験する人ほとんどいないんじゃないかな。第一車のバックで速度計は上がらないし。
実際、フォークリフトでもブルドーザーでも40キロなんて出ないし(ラフターは出る)どうしてそんな試験課題があるのかと思う人も少なからずかと思います。でも、諦めて下さい 取る試験は公道を走るための資格なので…。
試験の中で一番の難関はこの40キロを出すという課題だと思う。
車でもバックをする時、少しだけハンドルを切っても車が大きく反応するという経験をしたことがあると思う。
試験場での試験車両はほとんどホイルローダーが使われているんじゃないかな。
ブルドーザーの足がキャタピラじゃなくタイヤになっている車で、これが真っすぐに走らせるのが結構難しい車。
僕が受けた試験では試験官が真後ろに座るタイプの車だった。まるで戦闘機みたい
試験の始まりはこうだ。車の乗り込みまでは他の車と同じ。ただ出発前に、バケットを上げる操作が必要になる。
PTOレバーかスイッチを押すことでその操作が出来るようになるので、自分の視界を邪魔しないところまで上げる。
それからPTOを切る。(切り忘れ注意)
そこから出発までの手順は同じなんだけど、僕の受けた試験場ではいきなり40キロ制限の道だった。
想像に難しくない事だけど、この課題で車を安定させることが出来ない人が結構いる。
僕の時も試験を受けるほぼ全員ふらつき大で大きな減点対象になっていた。
原因はハンドル操作
では、僕は?というと、実はフォークリストの運転の経験済みで、舵角操作が後ろのタイヤで行われる動きをそれなりに把握できてたので、ふらつかずに課題を一発でクリア―出来た。
秘訣はハンドルをしっかり持つことと小さく動かして車の姿勢を安定させること。
ほとんどハンドルは切らないという意識だね。
まぁ、大型特殊で難しいのはハンドル操作の一言に尽きる。
右折やバック時にふさわしいタイミングでハンドルを一気にグルグルっと切る必要があるので、
よくハンドルに補助が付見るよね。(片手で操作がしやすいチョボのこと)
右左折時には、前タイヤが角を超えたあたりで一気にハンドルを回すべし。
ただ注意が必要なのは、ハンドルを切ると後ろが左右に大きく振るので、後ろがポールに接触しないように注意。
最後は終点の停止位置にバケットの先端を合わせて、PTOを入れてバケットを下ろして完了。
僕は1回で受かりかかったんだけど、結局3回だった。
1回目の試験官は「もうちょっとだったね~」と惜しいの一言だったけど、
2回目は「ぜんぜんだめ。キープレフトが出来てない」とダメ出し。
3回目。完走後にバケットを下ろして完了したのだけど、試験官から「停止ラインにもっと合わせられないのか!」と一喝。
でも通してくれた。
試験官も人間だからね~。いろんな人がいるけど、一応試験だから、合格ラインに到達しないとOKは出ないのは確か。
一応国家資格だからね~。
さぁ、最後は牽引免許だ。だれもが驚く2回合格の秘訣をレクチャーするよ