貴方は国王陛下になるのです、多少の障害など叩き折ってしまいなさい。 | あざみの効用

あざみの効用

或いは共生新党残党が棲まう地

安田(轍蔵)は、琉球通宝を鋳造し、その後に幕府天保通宝を模した薩摩天保通宝を鋳造・流通させ、その資金をもって洋銀を購入し、さらには洋銀から国内流通第一の一分銀・一朱銀を鋳造するとの壮大な構想をもっていた。薩摩藩偽金造りとよばれるすべての着想は、安田轍蔵に起因するものであったことがここに示されているといえる。この発想は実体経済を知り尽くした安田が、開港場での洋銀精算に着目し、国内金銀貨幣と洋銀との交換比率から生じる差益を利用するというものであり、安田ならではの考えであったことはいうまでもない。後述する天ぷら金(=金銀貨といっても実は、金銀を被せただけの偽物で俗に「天ぷら金」と呼ばれた。贋金二分金)の着想の原点も、安田によるものであったことがわかる。


徳永和喜「偽金づくりと明治維新 薩摩藩偽金鋳造人 安田轍蔵」(市来日記より)



財政再建:知恵しぼる各国
>新税制としては、耐用年数を過ぎた原発への課税のほか、ドイツ国内を発着する航空機に環境負担金を課す方針。また、公務員1万5000人、国防軍4万人をそれぞれ削減するほか、失業保険金や生活保護対象者への支給も減額するなど社会保障分野にまで大ナタをふるう内容だ。
ドイツは昨年の基本法(憲法)改正で「財政赤字ブレーキ条項」を新設したばかり。同条項では、16年までに財政赤字を国内総生産(GDP)の0・35%以内に抑えることを約束している。


これぞ正しく”財政愛”(マルクスぽく財務への疎外と名付けてもイイです)。何のための財政なのか、何のための政府なのかと。抜いていませんが当該記事ではこれら先進国がルーマニアやギリシアと横並べであります。


>付加価値税引き上げは、91年以来だが、リーマン・ショック後の08年12月から09年12月まで、付加価値税を2・5%引き下げていた経緯があり、英国民にとっては2年連続の引き上げ。それも、合計で5%となるため、消費への影響も懸念されている。付加価値税のほか、株式などの投資で得た利益に課税するキャピタルゲイン課税の引き上げのほか、医療保健費と海外援助を除いた財政支出を5年間で25%削減する。この結果、財政赤字は、国内総生産(GDP)比10%(10年)から、1・1%(14年)に削減される。


消費税20%みたいな「景気のいい」話も飛び交っているみたいで、責任感ある政治家群が眩しく映ります(棒読み)。前回、参院選敗因が小野教授に惑わされた拙速な消費税論議みたいな総括がちらほら見られる日本では、消費税増税賛成の自民党の勝利もあいまってどのようなカタチで消費税論議が進むのやら五里霧中。


>ギラード新首相は今月2日、修正案で業界側と合意したと発表した。修正案では新税の名称を「鉱物資源利用税」に変更し、税率を40%から30%に引き下げるなど業界側に大きく譲歩した。その結果、税収見込み額は当初よりも15億豪ドル(約1100億円)減少し、法人税の引き下げも29%にとどめた。


首相交代は驚きですが、当初記したように税率の軽減で妥結。好景気(企業)時に税収が増える税制を埋め込むのは自然なこと。そもそもオーストラリアは不況ではありませんから、普通に強い財政を模索する余力があります。


>シュワルツェネッガー知事は500台の速度違反取締機の設置を予算案に盛り込んだ。ドライバーの罰金で3億9750万ドル(約357億円)の歳入増を見込んでいる。(毎日新聞 2010年7月9日)


これはうまくいくと日本でも普通に導入されそうだwww


米赤字、2年連続1兆ドル突破 危機的水準続く
>9カ月間の収支内訳をみると、歳入は景気回復による法人税の増加を反映して前年度比0・5%増の1兆5969億9500万ドル。歳出は2・8%減の2兆6010億2300万ドル。(中日新聞 2010年7月14日)


双子の赤字として、米国の矛先が中国に向かいつつあるのはかつてどこかで見た光景。


9 名前:名刺は切らしておりまして[] 投稿日:2010/07/14(水) 09:22:23 ID:XmqWfM/i
借金の内訳
NPRのインタビューに答えたディビット・ウォーカー (元アメリカ会計検査院のトップ)によれば、今年八月の時点で、借金の総額が5300兆円(今月の10月のインタビューでは5500兆円といっていたので、たったこの二ヶ月で200兆円も借金が増えたことになる。 )

-------------------------------
総計 5300兆円

一般会計の赤字: 1100兆円
ソーシャルセキュリティー:700兆円
メディケア、メディケイド:3400兆円
その他 100兆円
--------------------------------

ソーシャルセキュリティー:
これには年金、失業保険、生活保護、障害者保険が含まれている。

メディケア、メディケイド:
メディケアは老人向けの医療保険、メディケイドは低所得者向けの医療保険、これで身寄りがないような老人が入っているナーシングホームと呼ばれる老人ホームの滞在費もここから出ているようだ。


ここで注目しなくてはいけないのは、ブッシュが戦争を起こして、無駄遣いをたくさんしたとか、今回の金融危機が起きなかったとしても、アメリカの国家財政はいづれ破綻する運命だったということだ。もちろん戦争や金融危機が破綻を後押しすることになるのだけれど、最大の問題はベビーブーマーの老後の世話なのだ。アメリカは国民健康保険がないくせに、低所得者向けと、老人には医療保険がある。これが数年前に拡充されて、処方薬にまで保険が利くようになり、これだけで800兆円もの財政ギャップがある。

http://www.im-sendai.jp/archives/2008/10/post_285.html


どこの国でも財政危機を高らかに宣言する方々はいます。アメリカみたいに理想的な人口動態含めて、基本経済成長している国ですらこれです。


20 名前:名刺は切らしておりまして[sage] 投稿日:2010/07/14(水) 10:02:22 ID:8PHUKrp4
米国の大企業のバランスシートは鉄板だ
http://markethack.net/archives/51586629.html

政府は厳しいが大企業は上手いことやってるそうだ。


というわけで↓


企業カネ余りの理由
>企業のカネ余りが目立っている。日銀によれば、2009年度に、民間企業(金融を除く)は12年連続の資金余剰(17兆円強)となった。家計(9兆円強)を上回る最大のカネ余り主体だ。カネ余りは日本だけではない。英国やドイツ、米国でも、企業のカネ余り現象が顕著になっている。 (
朝日新聞 2010年7月10日0時1分)


法人税減税よりは、投資減税の強化の方がいいでしょうという根拠の一つですな。そもそも資金が国内に不足しているわけではないのですから。生産設備と同じく供給能力過剰ですから小野教授よろしく需要を誰かが作り出さないと。


155 名前:名無しさん@そうだ選挙に行こう[] 投稿日:2010/07/11(日) 18:35:19 ID:uVuHl0Li
大企業の自己資本比率37,8%
中小企業の自己資本比率26,8%
中小企業は平成10年には10%だった自己資本比率を26、8%まで急激に増やしている。

借りにくい中小企業ほど自己資本を厚くしてる実態があるね。


147 名前:名無しさん@そうだ選挙に行こう[sage] 投稿日:2010/07/11(日) 18:15:15 ID:uPZypvlT
日銀のHP見たけど、>>1の分析って間違ってない?

http://www.boj.or.jp/type/stat/boj_stat/sj/sjexp.pdf

ここの3ページ目「(図表2-2)  部門別の資金過不足(1980年度~2009年度)」見ると、民間非金融法人企業の資金って、金融危機が起こった1990年代後半からじゃなくて、そのずっと前の1991年からうなぎ登りに増えて2003年でピーク迎えてるんだけど。やっぱり印象操作の記事じゃないの?


151 名前:名無しさん@そうだ選挙に行こう[sage] 投稿日:2010/07/11(日) 18:22:16 ID:8/LJZwC8
>>147
資金過不足の定義の問題だろ。
日銀資金循環統計によれば個人金融資産は1400兆円だが、その資料だと個人はたかだか20兆円の余剰だし。
あるいは、年度別の増減のことを言っているのかもしれないが。


148 名前:名無しさん@そうだ選挙に行こう[sage] 投稿日:2010/07/11(日) 18:16:50 ID:uPZypvlT
しかも家計の方は1992年をピークに、反比例して減り続けてるし。


150 名前:名無しさん@そうだ選挙に行こう[] 投稿日:2010/07/11(日) 18:22:02 ID:uVuHl0Li
>>148
図表4-1も見てな


154 名前:名無しさん@そうだ選挙に行こう[sage] 投稿日:2010/07/11(日) 18:29:55 ID:uPZypvlT
>>150
よくわかんないけど、住宅ローンとかサラ金とかが入ってないんじゃないの?
だから家計の余剰金ってそれを差し引いた分とか。よくわからないけど。


158 名前:名無しさん@そうだ選挙に行こう[] 投稿日:2010/07/11(日) 18:41:41 ID:uVuHl0Li
>>154
家計の単年度の資金余剰が9,3兆円
累計の家計資産1453兆、負債は373兆円 じゃね?


161 名前:名無しさん@そうだ選挙に行こう[sage] 投稿日:2010/07/11(日) 18:45:04 ID:uPZypvlT
>>158
あーなるほど。
ということは、図4-1で1999年をピークに伸びが鈍化してるってことは、
単年度の余剰金が減ってるのと連動してるってことか。



中国資本:相次ぐ日本企業買収 ラオックス再生、後押し 経営判断速く、売り上げ倍増
>M&A(企業の合併・買収)助言会社「レコフ」(東京都千代田区)によると、中国企業の対日M&Aは06年以降本格化。リーマン・ショックの影響で日本のM&A市場全体が前年比約2割減と落ち込んだ09年も、中国企業による対日M&Aは1件増の26件と増え、買収金額ベースでは約4・2倍に拡大した。


だーかーらー中国脅威論をとかくするなら何百億単位で海外企業をパクパクしている日本企業はなんなんだと。その意味で金額が一桁、二桁違うことを確認できる下の一覧はある意味重宝。


◇近年の中国企業の主な対日M&A
時期     日本企業                  中国企業             金額

02年 2月 アキヤマ印刷機製造             上海電気           20億円

03年10月 東亜製薬                  三九企業            3億円

04年 8月 池貝(工作機械)              上海電気           20億円

06年 8月 MSK(太陽電池部材)           尚徳太陽能電力       123億円

08年 4月 フェニックス(スポーツウエア)       中国動向             1円

09年 1月 ターボリナックス(ITサービス)      China Satcom   10億円

    4月 LTTバイオファーマ(製薬)        北京泰徳製薬          2億円

    6月 ラオックス(家電量販)           蘇寧電器           19億円

   11月 NowLoading(モバイルコンテンツ) 唐駿氏          7000万円

   12月 日興電機工業(自動車部品)         寧波韻昇           12億円

   12月 ラックスマン(音響機器)          インターナショナル・オーディオ・グループ

10年 2月 エバテック(太陽電池部材)         遼寧高科能源         45億円

    2月 本間ゴルフ(ゴルフ用品販売)        マーライオンホールディングス

    4月 オギハラ(自動車金型)           比亜迪汽車

    5月 東山フィルム(化学)            中信集団           13億円

    5月 レナウン(アパレル)            山東如意科技         40億円

※レコフの資料などを基に作成。金額は推計含む、空欄は非公表。時期は公表時期で一部は実施時期。(毎日新聞 2010年7月4日)


当該記事ではラオックスという実質破綻企業が再生しつつあることを紹介してます。その原動力は中国観光客ですから、需要も中国が引っ張ってきてくれ、更に雇用拡大もしてくれるというのだから言うこと無しじゃないか。


中国企業がプラダ買収交渉=株式13%保有、買い増し要求
>上海に拠点を置く中国企業が、イタリアの高級服飾ブランド「プラダ」の買収に向け交渉していることが分かった。既にプラダ株13%を保有し、現在プラダ側と追加取得に関する協議中。ぜいたく品市場が急拡大する中国で、企業のブランド取得熱が高まってきた。中国紙・経済観察報が10日伝えた。(時事通信 2010/07/10-15)


中国脅威論を言う資格はこういう国にこそあります。偽ブランドが横行する国が本ブランドを手に入れた時、国内市場はどうなるんでしょう?もしもブランド価値が品質ではなくて、ロゴだとしたら生産能力はお墨付きですなw


中国の海運大手 ギリシャで630億円投資 能力3倍に
>13日付の中国英字紙チャイナ・デーリーによると、中国の国有海運大手、中国遠洋運輸集団は、ギリシャの首都アテネ近郊にあるギリシャ最大のピレウス港の貨物処理能力を約3倍に高めるため、7億700万ドル(約630億円)を投資することを明らかにした。
中国遠洋は6月、ギリシャ側とピレウス港の35年のリース契約を締結。港湾能力を高めることで中国製品を欧州各地に配送するための拠点として活用する。また、中国遠洋による港湾施設の拡張計画に対しては、地元労働者が中国人労働者の大量流入を恐れており、中国遠洋は地元の雇用を優先し中国から労働者を派遣しないことを約束したという。(MSN産経 2010.7.13 12:40)


リース契約という言葉はかつてならば租借といわれた何かでしょう。半植民地状態から100年で、逆の立場になるとはね(ただ、一連のシーレーンとして考えると地中海と東シナ海の間はまだまだ障壁だらけですが)。ギリシア国債の買い手として名を馳せたのもの中国さまですし、今さら何も言えませんよね。ひも付き援助のアフリカと違って、地元雇用を優先したのはEUの世論に配慮?


スペイン国債440億円分、中国が購入
>先週行われたスペインの新発国債(発行額60億ユーロ)の入札で、約3分の2を外国人投資家が購入した。特に、アジア勢は約14%を取得しており、そのほぼ半分を中国の国家外貨管理局が買い取ったとしている。
スペイン国債(10年物)の流通利回りは、4月中旬までは年3・8%前後だった。しかし、ギリシャ危機の深刻化とともに上昇を続け、6月半ばには4・9%台をつけた。現在は4・5%台で取引されている。(2010年7月13日10時25分 読売新聞)


ただ、中国のその潤沢な資金(しかも現状まで買い漁りだした時期も踏まえ、それほどのリターンを生んでいるとも思えないのに)がどこから生じているのかは若干疑惑。貿易黒字というより、元安維持のための市場介入、、、そして統計データに信頼が置かれていないことをいいことに密かに海外投資用資金分は印刷しているんじゃないかとか。37 名前:名刺は切らしておりまして[sage] 投稿日:2010/07/13(火) 12:56:17 ID:3LmjD5u5
輸出統計(国・地域別) - 中国 - ジェトロ
http://www.jetro.go.jp/world/asia/cn/stat_02/


アジア 663,295
北米  274,179
欧州  342,890


中国:5%元高で繊維会社の半分以上が破たんも-C・デーリー
>中国人民元がドルに対して5%上昇した場合、中国の繊維会社の半分以上が破たんする可能性があると、中国英字紙チャイナ・デーリーが中国紡績工業協会の高勇・副会長の発言を引用して報じた。
同副会長は、業界の利益率は約3-5%だと述べたという。(ブルームバーグ 7.13)


先日、ニュース番組で見かけたのですがブブセラを代表に玩具系も起業が相次ぎ、競争が激化した結果、非常に利幅が薄く雇用コストの増大に耐えられないというものでした。国家レベルはともかく民間においてどれほど資本蓄積が進んでいるのかは不明。


15 名前:名刺は切らしておりまして[] 投稿日:2010/07/13(火) 14:26:25 ID:uWj9GD+L
繊維はもうバングラディッシュだしな。
世界最貧国で人件費は中国が先進国に見えるほどの格差。
かつ人口は1億5000万人、農村ばっかなのでほぼ無尽蔵な人材資源。

繊維業界のバングラ詣でが最近盛んです。


16 名前:名刺は切らしておりまして[] 投稿日:2010/07/13(火) 14:30:51 ID:uWj9GD+L
中国の平均年収 年間3677ドル
バングラデシュ 年間573ドル

中国人1人雇う金で7人のバングラディッシュ工員雇える。
もはや中国のメリットねーしw 別にチャイニーズが優秀ってわけでもなし。


高利貸しのグラミン銀行と組んで、ユニクロも早速進出を大々的に発表しましたね。


<アニメ感想>
木曜
花咲ける青少年 第14話

久しぶりの一話。花鹿の出生の秘密と、ブルネイの混乱が交錯していきますというか、やはりスケールが大きくて舞台が文字通りガラッと代わるのが楽しいね。皇位継承順位というテーマ自体は、現代日本においても仄かにホットなテーマでもありますぜ。



大久保一蔵は慶応期に贋金密造を自ら指揮し、戊辰戦争後の新政府樹立後は贋金に悩まされ、ついには其の処理を自らの手で解決しなければならなくなったのである。新政府が禁令発布以前に、薩摩藩庁に贋金密造をたしなめたのは、大久保の心遣いであったいえるのではだろうか。贋金の密造及び流通を禁止した後に、新政府は国内外の信用回復のため新貨幣の鋳造を決定した。藩庁へ大久保からの建言書が提出されたのが明治2年4月、贋金の禁令が出されたのが5月28日である。


(中略)


贋金の横溢によって、物価騰貴に加え、流通する贋金を握らされた庶民は二重の苦しみを受けることとなった。そこで、贋金の広がりについて、府藩県別に新政府が回収した実績を史料(沢田章『明治財政の基礎的研究』)で見ることにする。


(中略)


若松藩(=会津)が贋金納高で最多(=177,858両)となっているのは、若松藩が贋金を密造したのではなく、同地域において長期間の戦闘が激しく続き、軍事費の増大を招いた結果である。軍備費負担は政府軍・奥羽越列藩同盟の両者ともに大きかったことから、贋金による調達がなされ、戦地となった会津地域に贋金が多く残ったものといえる。


(中略)


薩摩藩の場合は蒸気船や武器の購入にも贋金を充てていたようである。そのため、開港場での贋金問題は外国との国家間安全保障問題へと発展する可能性があったために、新政府の真価が問われることになり、厳正に対応せざるをえなくなったといえる。


徳永和喜「偽金づくりと明治維新 薩摩藩偽金鋳造人 安田轍蔵」(市来日記より)


偽金づくりと明治維新/徳永 和喜
¥2,310
Amazon.co.jp
▲明治維新からの一連の流れは大久保利通、福沢諭吉、渋沢栄一の3人を抑えておけばとは前々からメモしていますが、大久保利通の功績に+しておくべき画期的著作。幕末薩摩藩が雄藩として台頭しえたのは、調所広郷の働き(借金棚上げと琉球経由の密貿易)と認識していたのですが、この一冊でその認識をがつんと殴られました。幕末~明治初期の悪政インフレの根源及び、明治維新を成功させた財源は大々的な偽金作り(しかも国家=各藩あげての)とはね。まだまだ研究段階とは謙遜されていますが、鹿児島県地元研究者ならではの一次資料複数からの丹念な仕事には敬服せざるを得ない。