483 名前:なまえをいれてください[sage] 投稿日:2010/04/25(日) 22:45:46 ID:x1qwsHKV
ドラクエには必ずカジノがある。
そこで自分なりに研究してカジノで他のプレーヤーよりも多いGを手に入れる事は可能だろう。
ずっとそこにいるのだから。
だが、それはあくまでも旅の途中の一コマであるべきでこのゲームのメインの物語じゃない。
期待値君、理解できる?
オマエは旅の目的を放棄して延々とカジノにいるんだよ。
そこで手に入れたGも旅の目的の為に使われるのではなく
また明日、同じようにカジノで陶酔する為だけの物なんだよ。
解る?オマエはカジノでずっとこん棒と革の鎧の人なんだよ。
こぴぺしようとこのカキコミだけメモしたので前後の文脈が不明なのだけれど、まおゆう の感想としてこのまんま使えるなという意味でメモしておきます。
この一文だけでも
・ドラクエというゲーム世界においてすら冒険に出ずにカジノに引き篭る
・更にいえばそのカジノの外の世界すらも所詮はゲームであり、現実という冒険ではない。
・旅の目的とカジノでお金を儲けるという目的に優劣はゲーム内であろうが、現実に置換えようがつけられるのか?
・結局、棍棒と皮の鎧以上の装備もお金で獲得できるという意味で、お金と冒険をいずれが報酬が高いかという効率性の観点からの比較はどうか?
・仮想世界においてGを稼ぐという行為はどういう意味を持ち得るのか?
等々、メタと現実世界とのアナロジーを行き来すれば、或いは行き来しなくても純粋にカジノプレーヤーを、冒険者プレーヤーが諭す言葉としても解釈は可能でしょう。その解釈するという行為に何の意味があるのか?というようにさらに文芸批評(笑)というもの自体をメタに考えることも可能です。…なんていうのがまおゆうを巡る感想を見ていて思ったこと。「丘の向こう側」という言葉というフックにどのようにひっかかるかは上のコピペでも変わらない。
私は単純に会話文が多くて、しかも視点がばらばら移動しすぎてダルイというのが読み終えた時の感想でした(結局、一スレ目で放置していたときの感想と変わらずorz)。キャラが名前ではなくて、役割名なのはゲームに置き換えたときに、まおーだとか火竜公女だとか好きなキャラを主人公としてそれぞれ読者が「名前」を与えイメージを補完できるという意味で昔のRPGや、あるいは経済学がどうこうとは関係ないイベント会話の数々が盛りだくさんという意味でギャルゲーらしい部分を皆でネットでリアルタイムにライブ感覚で祭りとして純粋に楽しめた方が「丘の向こう側」に辿りつけた真の勝者かなぁとか。
貨幣という現(近)代の魔法の種をファンタジーに戻すことで見えてくるものはそれなりに現代批評としては面白いんじゃないでしょーか。
2009-05-21
は司法判決において判事は神ならぬ人であって、そのものさしは不偏でも不変でもないですというお話。なんて言っている側から裁判員裁判において休憩を上回る判決が出たりしているようですが(性犯罪者の再犯事例においてね)。
不況反映…相続税額が減少 国税庁発表
>平成20年中に死亡した人から相続や遺贈などにより財産を取得した人で課税対象となる人が約4万8千人と前年比2・5%増えたのに、税額は約1兆2504億円で、逆に前年を1%下回ったことが国税庁への申告状況のまとめで分かった。
チェイサーではまんまと5800億円を届け出時点での資産価値ということで、株価操作と出生地主義の相続を組み合わせることでまんまと持ち出されてしまいましたが、その際も最初からスキームとして諦めていたように「不動産」への課税を工夫すれば一次産業の集約、都市計画として中長期的にいいような気がします。
>平成20年の被相続人数は約114万人で、そのうち相続税の課税対象となった人が約4万8千人。課税割合は4・2%で、平成16年以降、過去最低水準。相続財産は土地が49・6%とほぼ半分を占め、次いで現金・預貯金21・5%、有価証券13・3%、貴金属、生命保険などその他が10・2%の順。近年の土地評価額の下落を受け、相続財産の割合は土地が7年ごろには7割前後だったのに、ここ3年は5割を下回っている。(MSN産経 2010.5.18 16:35)
そしてそれは別段絵空事ではなくて、例えばバブルの頃に更地の土地と借家では相続の際の税に差を設けることで政策的誘導を行っていました。
グレーゾーン金利 依然高水準
>大手消費者金融4社が発表した、ことし3月期の決算によりますと、かつて利息制限法を上回る、いわゆるグレーゾーン金利で受け取った利息の払い戻しは▽「プロミス」が1149億円、▽「アコム」が908億円、▽「武富士」が865億円、それに▽「アイフル」が777億円でした。4社が払い戻した金額はあわせて3700億円に上り、武富士を除く3社が前の年度を上回るなど、依然、高い水準が続いています。また、来月から利用者の年収の3分の1を超える貸し出しが原則、禁止されるため、各社は融資の絞り込みを迫られ、この3月末の貸出残高は、「アイフル」が1年前より35%減少したほか、「武富士」が31%、「プロミス」が15%、「アコム」が10%と、いずれも大幅に減少しました。(NHKニュース 5月14日 4時58分)
独立系最大手だっ「た」武富士などここ5年ほどで貸付残高が2兆円→3000億円ですから、それだけ個人の信用が収縮したということを意味してます。これだけ壊滅したら社会的必要性とあいまって、日本でもマイクロクレジットでノーベル平和賞受賞する人が出て来れる土壌が出来たかもね(棒読み)
元貸金業者が過払い金返還めぐり国家賠償請求-日経
>元貸金業者のユニワード(盛岡市)が、利用者の過払い金返還請求をめぐり、国を相手に約3億円の賠償を求める裁判を4月30日に起こしたと、8日付の日本経済新聞朝刊が報じた。法令や行政指導に従っていたにもかかわらず、返還請求で損失を被ったのは不当だと訴えているという。過払い金返還での業者の国家賠償請求は初めてで、大手消費者金融も追随する可能性があると報じている。(ブルームバーグ 5.8)
これは法理的に非常に面白い論点提起。往時からメモしていたかと思いますが、明らかに近代法の事後法の遡及効の禁止に逆らいますからね。まあ、グレーゾーンということで国が勝つのでしょうが、いっそのこと国を相手ではなくて最高裁を相手にした方が愉快なのに。
中国:クレジットカード延滞が1-3月期に増加-人民銀
>中国のクレジットカード延滞は1-3月期に増えた。中国人民銀行(中央銀行)の発表によると、6カ月以上の延滞額は昨年10-12月期から11億元増えて88億元。今年3月末時点の延滞率は3.5%となり、昨年末時点を0.4ポイント上回ったという。
(ブルームバーグ 5.19)
日本でも中国人観光客を呼び込んで消費喚起とアキバ辺りでは特に「銀聯カード」を使える店舗が見受けられます。3.5%の延滞率をカバーする銀聯のビジネスモデルが成り立ちうるにはそれをカバーできるだけのクレジット手数料、クレジット金利、あるいはインフレ経済ということになりますか?
中国の大富豪、108億円の罰金・資産没収判決
>北京市第2中級人民法院(地裁)は18日、インサイダー取引や贈賄罪などで起訴された中国の家電販売大手「国美電器」創業者の黄光裕被告(41)に懲役14年と罰金6億元(約81億円)、2億元(約27億円)の財産没収の判決を言い渡した。
翻って、日本ではいくらほりえもんや村上が国策捜査として時代の見せしめになったとはいえ、実刑はおろか財産没収ですらないですからね。まだまだ甘い(笑)。
>黄被告は中国の富豪番付で3回、トップになったことがある大富豪。司法当局は、格差拡大が深刻化する中で不正に荒稼ぎする「問題富豪」を厳しく罰して見せしめとする狙いがあるようだ。判決などによると、黄被告は2007年、自身が大株主の会社の株を他人に買わせて、株価が上がると売り抜けるなどして、約3億元(約41億円)の違法な収益を上げた。(2010年5月18日20時20分 読売新聞)
法家思想でも十分資本主義は制御出来ることが分かったら、あとは衆愚性と桀紂のいずれの害が大きいかともう少し考えてみてもいいのかもねという気分な今日この頃。
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- ▲当時、どうしてこれが銀賞なのかという怒りを篭めてAmazonレビューも書いたけれど、現在の狼と香辛料はともかくとしても、1巻のコチラは間違いなくお薦め。経済学を(ラノベ)小説に取り込むことに見事に成功してます。