選挙に関わる人間は、自分たちのしていることは社会正義だとばかりに投票日に向けて勝手に温度を上げていく。政治に無縁な有権者は普段通りの生活をしているから、こっちが舞い上がれば舞い上がるほど白けてしまう。それを解らずに頭に日の丸の鉢巻などをして朝からスピーカーでがなり立てて、道を急ぐ通行人にビラを無理矢理渡そうとする。その距離はますます広がって、選挙民を棄民へと追い立てる。
関口哲平「選挙参謀」
2009-10-02 の続き?(昨年はココロちゃんエントリーなので)
【五輪招致】オバマ大統領への批判、早くも噴出 シカゴ1回目落選で
>期待が大きかっただけに、地元メディアからは手厳しい批判が噴き出している。シカゴ・トリビューン紙は「わがオバマ大統領の訴えに、国際社会は思ってもみなかった拒絶を示した」と意外性を強調した上で、「自らの政治的な強みを、細かなことに浪費しすぎるといった批判はますます強まるだろう」と断じた。AP通信は、「コペンハーゲンでの派手な失敗は、オバマ大統領は政治家というより有名人といった方がよいのでは、という批判を勢いづけることになるかもしれない」と分析。医療保険制度改革など、政治的な難題への取り組みにも水を差しかねないと指摘した。
単純にオバマがピエロだったということもさておき、もっと根源的な部分でソフト・パワーをダメリカが失ったということを如実に示すエピソードとして語り継がれるかもね。
>オバマ大統領自身は帰国後、「勝てなくてもすばらしい試合ができるのがスポーツの醍醐味だ」と虚勢を張るのが精いっぱいで、さすがに落胆を隠せない様子だった。(MSN産経 2009.10.3 21:54)
国威高揚の大義名分の下、堂々とすばらしい公共事業をうてないのが醍醐味でございまする。
12 名前:七つの海の名無しさん 投稿日:2009/10/03(土) 23:46:53 ID:3RxJL47O
最終決戦で敗退ならともかく、最終オッズ1番人気だったシカゴが、1回目で落選とは……
米国人が、海外でのオバマの人気に疑問を感じ始めたかもしれない。
34 名前:七つの海の名無しさん 投稿日:2009/10/04(日) 00:27:38 ID:JQVAAihO
CNNの驚き
67 名前:七つの海の名無しさん 投稿日:2009/10/04(日) 03:25:03 ID:BKYokKiN
ほとんど誰もが、
東京落選(支持率悪い)
↓
マドリッド落選(ロンドンやるし)
↓
シカゴとリオの決選投票
↓
リオ(南米初だし)
という流れを予想してただろうしなぁ。真っ先にシカゴが落ちたのは意外だった。
逆にあれで東京が「いける」とか思っちゃってその後の落胆に繋がるワケだけど
108 名前:七つの海の名無しさん 投稿日:2009/10/04(日) 09:35:22 ID:ySYJN/RX
リオだって、落選3回だからなw 毎回、南米初なんだから、当確間違いなしって言われ続けて落選続き、担当大臣はボロクソに言われ、更迭続きw こんなもんだろw
110 名前:七つの海の名無しさん 投稿日:2009/10/04(日) 10:13:04 ID:ySYJN/RX
リオで4回も落選させたら、南米がIOC脱退って言ってしなw
さすがに、どんだけ危険でもやる他ないんだろww
サッカーの南ア、オリンピックのリオ・・・・スポーツ選手受難の時代だなw
むしろスポーツイベントはテレビ観戦するものということになるかもねw
72 名前:七つの海の名無しさん 投稿日:2009/10/04(日) 03:42:11 ID:EMACjB7u
一般人は、東京になると思っている奴はほとんど居なかったが
しかし電通とかテレビ業界は、ぜひとも東京でやって欲しかった。
東京オリンピックがあれば、みんなテレビをちゃんと買うからね。それが夢に終わった。
テレビの連中がやたらがっかりしているのは、そのあたりが原因。テレビの終わりが本格的に始まる。
83 名前:七つの海の名無しさん 投稿日:2009/10/04(日) 04:34:28 ID:wvDWiXqZ
>>72
分析いいね。地デジ移行は既に国民新党などの申し入れで延期が当然の流れになってきてる。
そうすると、丁度東京オリンピック開催時期と延期終了時期が重なる。もう、うれしいことこの上ないわな。
「落選」都政、一転難局に 巨額招致費・用地処理…
>日本時間の3日未明、国際オリンピック委員会(IOC)総会後の記者会見で、石原知事は招致失敗の引責辞任について「絶対ない」と強調した。だが、五輪招致は知事の3期目の選挙公約。都庁内には「今後は何を目的にするのか。知事の存在感はさらに低下する」との声が多い。3年間の招致活動に投入した税金100億円の使途も問われる。招致機運を盛り上げる費用として都内全62区市町村に年1千万円を上限に分配してきたが、世論支持率は候補4都市で最低だった。五輪開催に向けて積み立ててきた4千億円の使途も決まっていない。7月の都議選で第1党になった民主党の幹部は「招致費用はどれだけ効果があったのか疑問だ。無駄遣いかどうかを追及する」と話す。
絶対引責辞任をしないというなら、潔く追及を受けろと。どうせ責任転嫁と逆ギレしか芸がないのは目に見えていますがね。
>五輪用地の処理が宙に浮く恐れもある。臨海副都心にある選手村予定地(江東区)は31ヘクタール。750億円をかけて05年に造成した都有地だ。「早く売ってしまいたいが、不況で買い手がつくかどうか」。都幹部は心配する。(朝日新聞 2009年10月4日0時47分)
臨海副都心にいくら石原都政で注ぎ込み続けたかもまた石原無駄遣いシリーズにきちんと加えてもらいたいところ(圧倒的に額が大きいわけですし)。
28 名前:名刺は切らしておりまして 投稿日:2009/10/04(日) 08:23:38 ID:ptuPaJp0
東京で環境五輪ってのが、デススターで植樹祭みたいな無理があるんだよ。
外人は首都高みて、この国はクレイジーだって思うんだぜ?
つうか、所詮はちょっと大きな運動会なんだから、全国で国体開催できるこの国だったらどこでもいいだろ。
大分五輪とかでいいんじゃねえのか。実際。
なんという喩えwww
51 名前:名刺は切らしておりまして 投稿日:2009/10/04(日) 09:01:11 ID:vxT6MRb+
>>1
ソースどこかと思ったらやはりね
ここか毎日が誘致失敗で揚げ足取って英雄気取りすると思ってた
56 名前:名刺は切らしておりまして 投稿日:2009/10/04(日) 09:08:32 ID:yNxJmHX+
>>51
サンケイは鳩山のせいにした記事を書いているよ。
http://sankei.jp.msn.com/sports/other/091004/oth0910040828003-n1.htm
岡田外相、記者会見は外務省記者会以外にも開放
>岡田克也外相は18日夕の記者会見で「大臣会見に関する基本的な方針について」を発表した。外務大臣の定例記者会見を、従来の日本新聞協会や日本民間放送連盟など外務省記者会所属記者以外の記者にも「原則として、すべてのメディアに開放する」とした。
まあ、このニュースはメモしておかないとね。マスゴミというよりもこれは政治決断の問題としてこちらのカテゴリーで。
>外務省記者会は18日夜に代表者会議を開き、(1)十分な説明もないまま、方針を具体化する形で外相の会見時間が(夕方に)設定されたことは残念(2)外務省として(記者会見などの)情報発信をどう考えているのか-などとした文書を外務省報道課を通じて岡田氏に提出した。(MSN産経 2009.9.18 21:27)
いくらでも丁寧に質問に応えると宣言している以上、まったくもって言いがかりにすぎませんな。情報公開に反対する立場をとっているならともかく、報道の自由があるならば情報発信の自由も之また認められてしかるべき。
73 名前:名無しさん@十周年 投稿日:2009/09/18(金) 22:18:46 ID:E+DF48gz0
この件に関しては岡田は信用できる。
民主党の会見が解放されたときも幹事長は岡田で、岡田の意向で決まった。
記者会見オープン化の原点的人物なんだよ。
107 名前:名無しさん@十周年 投稿日:2009/09/18(金) 22:25:49 ID:eWSNQoPX0
「週刊金曜日の北村ですが・・・」
「チャンネル桜の三輪ですが、・・・・」
「雑誌正論の上島ですが・・・」
「雑誌創の篠田ですが・・・」
「赤旗新聞の○○ですが・・・」
こんな可能性もあるわけだな。
ほかでも必ずやれよ!
すげーみたいwww超絶笑えそうだ。先日の日本農業新聞記者の熱さは胸に打たれるものがありましたし、既存特権大マスコミよりよほど問題意識あるでしょう。
88 名前:名無しさん@十周年 投稿日:2009/09/18(金) 22:20:57 ID:5xy9wdya0
しかし、gigazineとかj-castに来られても役に立たないが。
132 名前:名無しさん@十周年 投稿日:2009/09/18(金) 22:31:05 ID:JsB+rCoiO
>>107
むしろ、「ニコニコ動画の」とか「2chで取材してるものですが」とか「○○ブログで経済について書いてる者ですが」とか言うのが見れるようになったら良いな。
155 名前:名無しさん@十周年 投稿日:2009/09/18(金) 22:35:05 ID:5deea9bS0
岡田イオン軍VS大マスコミ連邦軍やなwwww
赤松農相:天下り先の補助金削減へ 「天下り受け入れが損をする風土を」
>赤松農林水産大臣は、農林水産省の前の事務次官が政権交代の直前に所管する団体の会長に就任したことなどが批判を受けていることについて、関係する団体への来年度の補助金などを減らすことを通じて天下りをなくしていく考えを表明しました。農林水産省では、汚染米の不正転売問題の責任を取って辞任した前の事務次官が、今月上旬に所管する団体の会長に就任するなど、政権交代の直前にOBが関連団体の幹部に就任するケースが相次いで明らかになりました。これについて赤松農林水産大臣は17日、「人事を取り消すわけにはいかないが、天下りを受け入れることが損をすることになるという風土を作っていかないといけない」と述べ、関連する団体向けの来年度の補助金や交付金を減らす考えを表明しました。(NHK ONLINE 2009年9月18日 4時59分)
ちまにみ赤松農相ではなく、むしろかねてから農業関連でも注目を続けてきた御大、山田正彦副大臣に注目すべき。農水次官にも早速キツい一撃喰らわして前言撤回をさせたし、私的には厚労省もしくはそれ以上に注目しています。
補正見直し、1兆円超す財源確保
>厚生労働省では、緊急人材育成・就職支援基金(約7000億円)の一部凍結などで5000億円を削減する方向となった。同基金は雇用保険の受給資格がない元派遣社員や長期失業者に職業訓練や生活費を支給するものだ。
先日の、朝生で湯浅氏がそのうちの9割以上国債買っているだけじゃないかと、その実態を喝破したところです。
>農林水産省は農地を貸し出した零細農家などに10アールあたり年1万5000円を支払う「農地集積加速化基金」(約3000億円)の一部凍結などで約3000億円を削減する方向で調整している。
これは単に金額の帳尻合わせというより、農政の転換となります。
>文部科学省は全国の小中学校に太陽光パネルを設置する「スクールニューディール事業」の一部凍結や、川端文部科学相が表明した「国立メディア芸術総合センター」(117億円)の建設中止などにより、少なくとも計2000億円程度を削減する見込みだ。
>政府は子ども手当や高校授業料の実質無償化など10年度から始める新規施策には約7・1兆円の財源が必要としており、このうち3兆円を補正予算の見直しを行い捻出(ねんしゅつ)しようとしている。不足分については、各省庁の回答が出そろう10月2日以降、仙谷行政刷新相らが中心となって、必要性の低い事業をさらに切り込むことになる。(2009年9月30日03時05分 読売新聞)
その他諸々国交省も加わって今2兆円まで積みあがったとの由。経済政策については待ったなしなのに延々と国会を開かないのは(#゜Д゜)y-~~イライラさせられるっす。
参院選「1票の格差」訴訟:最高裁判決 立法府に「改革」迫る
>「国会において速やかに適切な検討が望まれる」。竹崎博允(ひろのぶ)裁判長は主文を告げた後、判決の骨子を読み上げた。最高裁の民事・行政訴訟で、判決理由に触れるのは極めて異例だ。参院の定数を巡る大法廷判決は今回が8回目。92年選挙について、96年に「違憲状態」と判断した以外は、いずれも合憲判断している。07年選挙の議員1人当たりの有権者数は、最小の鳥取を「1」とすると最大の神奈川は「4・86」。83年判決以降では、格差がもっとも小さく、原告側に厳しい判決が予想されていた。それだけに、多数意見が制度見直しにまで踏み込んだ意義は大きい。原告側は、東京など大都市を抱える9都道府県と、残りの38府県の人口がほぼ同じなのに、議員数は38府県選出で3分の2を占める不自然さを訴えた。
何度かかつてメモしましたが、民主党が勝つには1票の格差を是正するだけですと記した通り。私は未だにそれが有効だし、今後の国土再開発(「この国のかたち」)を考える意味で必須と思うのだけれど、田舎にも強い政党に脱皮した民主党にその勇気があるのか疑問符(自民党がこれから共和党のような新自由主義+保守の理念に傾倒するというならそれだけ民主党には区割りを変える動機付けは薄れます)。
>「ガッツポーズしたい」。判決後記者会見した原告の弁護士は、喜びをこう表現した。違憲とした裁判官は5人。04年判決の6人、06年判決の5人と変化はないが、柏木栄一弁護士は「単に最大格差を数字的に評価したこれまでの判決とは全く違い『制度を見直さない限り格差の是正はできない』と踏み込んだ」と歓迎。山口邦明弁護士も「多数意見の10人全員が見直しを要求したことが、国会への警告として大きい」と高く評価した。62年から衆参の定数訴訟にかかわってきた越山康弁護士は、病気のため出廷できなかった。結果を伝えられ、大変喜んでいたという。10年の参院選についても提訴する意向を示し「選挙前の差し止め請求も考えてみたい」と語った。(毎日新聞 2009年10月1日 東京朝刊)
だからこそ、今回の判決の意義が問われます。今まで行政権力に擦り寄り続けて実質、複数投票制という憲法違反を看過してきた司法が口を開いたのかということを。司法もまた今ならば口を開くことを許されると時勢を鑑みたからではないのかと。
以下 アニメ感想
「亡念のザムド」第25話
結局主人公はそれぞれ二人に絞られて、その他有象無象は一挙に処理しました‥・。きちんと逃げずに決着をつけているのは素直に素晴らしいと思います。
「グイン・サーガ」第1話
全26話でどこまでやれることやら。
「けんぷファー」第1話・「にゃんこい!」第1話
・・・頭を空っぽにして見れそうなものが続いています。ゆかりネタはともかく、旧シズカちゃんネタはちょっと斬新だったぞ。
「涼宮ハルヒの憂鬱」第27話
ふつー。
分相応。それは遊馬がいちばん嫌いな言葉だった。分、つまり、その人間の持つ器量の大きさ…。人は人として、己の分を自ら決めるからこそ、胸を張って「自分」と言えるのだ。
関口哲平「選挙参謀」
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- ▲フィクションの体裁はとっていますが、野末陳平や大前研一などの逸話など普通に選挙技術(それも近代選挙)を学ぶに最適の一冊かも。