覚えておきな、綺麗な花には毒花があるということをね。いい夢ばかりは見せちゃくれないよ。 | あざみの効用

あざみの効用

或いは共生新党残党が棲まう地

2007/04/23 がちょうど日豪EPA→農業そのものへと関心が広がったターニングポイントです。なのでこの時分は、まだ比較優位的な考えが理解が色濃く滲んでいます(メモしているものも)。その後、昨年ものした通り情報を集めてみた結果どのような考えに至ったかは今日もメモする通り。


アジアに「静かな飢饉」のリスクも、食品価格急騰で-WFPが警告
>国連の世界食糧計画(WFP)は21日、コメなどの食品価格が最貧困層の手の届かない水準に値上がりしている一部のアジア諸国で「静かな飢饉(ききん)」のリスクが浮上していると警告した。

確かに「温暖化」は途上国ほどダメージ大きい模様(笑)

アジア開発銀行(ADB)のマネジングディレクター、ラジャット・ナグ氏は「アジアでは、主な圧迫要因は供給ではなく、大幅な値上がりだ」と述べ、「それが貧困層に非常に大きな打撃を与えており、われわれは価格の大幅上昇に重点的に対応する必要がある」と説明した。(4月21日 ブルームバーグ)

しかし、各国世界機関が声を上げ始めましたがまだ何に遠慮しているのかしりませんがバイオ燃料批判どまりと。


カンボジアで給食停止=食料高騰理由に5月1日から-WFP
>世界食糧計画(WFP)は25日、都内で記者会見し、世界的な穀物価格高騰を受け、カンボジアで行ってきた学校給食支援を5月1日で停止すると発表した。WFPのエスペホ政策顧問(学校給食担当)は「このままではケニアでも8月で給食を打ち切ることになる。ルワンダ、エチオピア、トーゴ、ベナンでも事情は同じだ」と訴えた。

1%の給食費未納でぐだぐだぬかす了見の狭い先進国も存在しています。

途上国では子供は貴重な労働力で通学を嫌う親も多いが、学校給食があれば親も通学を容認するため、WFPは力を入れている。しかし、穀物価格急騰でカンボジアでは当初の予算は底を突き、各国に緊急拠出を要請している。(時事通信 4.25)

学校給食の存在意義についてこれほどわかりやすい説明はないですね。


パン、コメ、トウモロコシ 穀物高騰、全世界で暴動続発
>世界銀行の推計によると、過去3年間で世界の食糧価格は平均で83%上昇。これが原因で、少なくとも1億人が食糧不足にさらされるとみられている。

少なくとも1億人が食糧不足。温暖化の発展途上国に対する悪影響は100年後に数度、センチの地獄絵図より早かったです><

>エジプト、フィリピン、コートジボワール、セネガル、イエメン、メキシコなどで暴動が発生。カリブ海の島国・ハイチでは、商店の略奪が1週間以上続き、事態を収拾できなかったとして国会が首相を解任するという事態に発展している。

>ユネスコでは4月15日、世界の食糧事情に関する調査報告書を発表。同報告書では、1. 原油価格の高騰が食糧の流通コストや農場での生産コストに転嫁されている 2. 収穫された穀物がバイオ燃料に回されている、との現状を指摘。特にバイオ燃料については、「食料価格を上昇させ、世界中で発生している飢餓を軽減するための能力を低下させるもの」と批判。

IPCCだけが世界機関ではないですw

>トウモロコシ価格の高騰を受けて、コーンスターチ最大手の日本食品化工は08年2月から遺伝子組み換え(GM)トウモロコシの輸入を始めた。同社がトウモロコシの全量を仕入れる米国では、作付されるトウモロコシの大半がGMトウモロコシになる見通しで、安定供給を優先させた形だ。(J-CAST 4.21)

この期に及んでGM作物が「生理的に」嫌とか言うならトウモロコシ食べれませんね。それとも穀物がこれだけ世界的に求められているときに安定供給を捨てても、遺伝子組み換えは何だかわからないけれど危険だという感情的意見を優先させるの?


以下 ニュース続き+アニメ感想

穀物輸入額、世界的価格高騰で33%増…数量は2・5%減
>穀物価格の世界的な高騰を背景に、2007年度の穀物類の輸入額が前年比で33%増加し、9682億円に上ったことが、23日に財務省が発表した貿易統計で明らかになった。輸入数量は2649万トンとなり、逆に2・5%減少した。

輸入数量は減ったのに、輸入額が上がっていると。高値掴みさせられています。

>主な国・地域別では、最大の輸入先である米国が41・2%増の6620億円と最も高い伸びを示した。欧州連合(EU)域内からは10%増、中国が7・3%増と続いた。穀物類の輸入の多くは、飼料用を含むトウモロコシと小麦が占めている。07年度中に小麦の国際価格は約2倍、トウモロコシは約5割値上がりした。(読売新聞 4.23)

それこそ温暖化の元凶たる米中が儲けるってなんという不条理。


EU、日本を抜き河北省農産物輸出市場のトップに
>日本はこれまでずっと、河北省にとって最大の農産物輸出市場だった。全省農産物輸出の3分の1以上が日本向けだったが、今年1~3月の日本向け全省農産物輸出は大幅に減少した。統計データによると、全省における同時期の日本向け輸出額は前年同期比35.2%減の4446万ドル、全省農産物の輸出シェアは5分の1に下がった

日本人、餃子一発で極端な行動に出ていますが代替は?

一方、全省農産物のEU向け輸出は増加傾向が続いている。1~3月の全省におけるEU向け農産物輸出額は前年同期比18.7%増の4963万ドル。このうち、増加スピードが加速しているのは、スペイン(180%増)、オランダ(120%増)、イタリア(84.5%増)。(「人民網日本語版」2008年4月22日)

まあ、中国にしてもいつまでも食糧輸出する余力あるとは思えませんが…(政権の安定を考えたら国内優先の輸出規制は時間の問題でしょ)。


ブラジル政府、コメ輸出停止・国内の価格抑制狙う
>ブラジル農牧省は国内のコメ価格上昇を抑制する目的で、コメの輸出を停止した。対象は公的部門が持つ在庫の約160万トンで、アフリカや中南米の数カ国から計約50万トンの輸入の申し入れがあったが、国内への供給を優先するため断った。民間企業による輸出は制限しない。

ブラジルの世界における存在がまたじわりと増すと。

>ブラジルではコメは豆類と並ぶ主食の一つ。総量では輸入が輸出を上回るコメ輸入国だが、2007年は約31万トンを輸出した。輸出停止は、今後の収穫で在庫水準が確認できる半年程度続ける見通し。(日経新聞 4.26)

ほかにも数十万トンレベルでコメを輸出する生産余力のある国がどこかにあったはずなんですがorz


耕作放棄地が2・8% 企業の農業参入など促進へ
>農林水産省が21日公表した2007年農業資源調査結果で、農地整備を重点的に行う区域として市町村が計画に基づき設定する「農振農用地区域」のうち、耕作放棄地の面積割合が前年より0・7ポイント減ったものの、まだ全体の2・8%を占めることが分かった。政府は07年の「骨太の方針」で「5年後をめどに耕作放棄地ゼロを目指す」としており、農水省は農地の集積促進策や、企業が農業に参入しやすくする制度の整備などを進めていく方針。

>耕作放棄地(2007年9月23日)過去1年以上にわたって作付けや肥料の管理などが行われておらず、農家が今後も利用する考えがない田畑や果樹園。既に原野となった農地は含まない。2005年の農林業センサスでは全国の約1300市町村で計38万6千ヘクタールに達し、10年前に比べ14万ヘクタール(57%)増と急拡大している。生産条件が厳しい中山間地域の多い中国や四国、九州地方で放棄率が高い。(共同通信 4.21)

耕作放棄地ということは逆に言うと伸び代があるということなんだけれど、農水省やる気ないからね(懲役と組み合わせるとかさ)。


食糧危機でバイオ燃料が非難の的、国際エネルギーフォーラムで
「国際エネルギーフォーラム(International Energy Forum)」で21日、一時は温室効果ガス排出量削減の重要なカギとみなされていたバイオ燃料が、世界的な食糧危機の原因となっていると非難の的となった。

一応、これも世界機関。

カタールのアブドラ・ビン・ハマド・アティーヤ電力・水資源相は、「何が優先されるべきか。車か食べ物か」と述べ、世界はどちらか選択しなければならいと指摘した。【4月22日 AFP】

車か食べ物かというより、温暖化対策か食べ物かといったほうがわかりやすいのでは?


「ドルアーガの塔」第4話

案外、まともというかオーソドックスなダンジョンRPGものになってきたような。一番間が抜けているように見えたキャラがこのパーティーにおいてはしっかりものといった側面を見せたり、普通に面白いのですが。


「マクロスFRONTIER」第4話

ふつー。


「フルメタルパニック」第16話

戦闘回は早送り視聴。要さんのパジャマぐらい?


「精霊の守り人」第4話

ここに仲間の輪郭が見えてきた感じ?敵側も戦力を一度回復に努めているだけにいい休息がとれました。着替えシーンも別段エロスは感じさせないあたりが逆にIGのプライドなのかな?


「しゅごキャラ!」第29話

4番目の守護キャラを確認したので切ります。


Comments
ゆーきさん、こんにちわー。

あいも変わらぬ容赦ないコメントと思いつつも、温暖化対策=人口政策と読み解くのではみたいなことを自分も書いているから同罪ですか(笑)

しかし、ゆーきさんも当然そう思っておられると思いますが、これらの皮肉がなんというか現実施策に見えてきてしまうのが悲しいことです。まだしも田中宇級でも構いませんから意図した施策、そこに「悪意」(法律用語としても)が介在するなら救いようがあるのですがね。

>比較優位論が前提の崩壊により比較優位(笑)になる

確かに、確かに言われてみればその通りです!というわけで(笑)は不要なんじゃないですか?さんざん馬鹿にしましたが「ダーウィンの悪夢」の映画から読み取る教訓はその辺りにあるような気がしてきました♪

投入資源=労働力ということでしょうが、いまや日本はそれを海外から買っている状況ですしね。
commented by 遊鬱◆jnhN514s
posted at 2008/04/28 11:52
そもそも人口が多すぎるからどうしようもないです。
これで食料まで与えてしまったらますます人口爆発で
CO2削減なんてできません。世界全体で一人っ子政策しないと。
しかしバイオエタノールによって経済的に貧乏人を飢餓においこむことにより人口抑制をかけるのでした。
(日本は若者に十分な給与や社会保障を与えないという政策により人口抑制を達成しています)

ブラジルは外貨獲得より自国民優先するという現象が確認できて興味がありますね。比較優位論が前提の崩壊により比較優位(笑)になる日が近いかもしれません。まあ机上では生産量は投入資源により無限に大きくなるかもしれませんが、現実は土地も水も資源も有限ですので・・・
commented by ゆーき
posted at 2008/04/27 05:58