冬晴れの京都はまさに小春日和

何年かぶりの南座顔見せ公演

いかにも賑々しく芝居気分が盛り上がります



千年の古都に相応しい華やかさがあります

前回はもっと年末近くだったので

ロビーは年越し設えや趣きがありましたが

コロナ禍かかなり寂しいものでした



お目当ては仁左衛門の〜松浦の太鼓〜

忠臣蔵外伝物で吉良邸隣り屋敷の松浦公

軽妙洒脱な役を演じて姦しい噂話などを

逆手にとり笑いを誘って流石の貫禄

その存在感は赤穂浪士の獅童を引き立て

山鹿流陣太鼓の音色で年の瀬気分が

一気に盛り上がりました



封印切〜鴈治郎、扇雀、愛之助ら上方勢

世代交代の内で中堅として頑張ってました

仁左衛門は大御所として伝承する要です

いつまでも舞台姿を見せて貰いたものです



南座隣でニシン蕎麦〜鰊が沈んでいた⁉️  

温める手間を省く合理的な盛り付けかしらん



東山泊で京セラ美術館へは散歩がてら

平安神宮が直ぐで広々とした一角でした



中庭の名残り紅葉を眺めながら

 ウォーホル展に前日との落差大です



回顧展ですから京都旅の細々とした遺品など

興味深いものでした



初期から今迄にも見た記憶がある作品も数多



彼は病で手術した後亡くなりましたが

晩年の髑髏との自画像が暗示的でした



日本初公開の〜最後の晩餐〜印象的で

余情を感じさせ暫し佇みました



キリスト教に帰依し深い思いを感じさせ

ポップアートの旗手ばかりではなく

知的な想像力に満ち内省的な作家だと

知りました



あまり京料理屋は知らないのですが

〜いもぼう〜たけは何度も通いました



海老芋は今が旬

こんなにふっくらと柔らかに炊けるなんてと

いつもほっこりして頂きますね

やはり帰り錦市場に寄る気になりました〜

海老芋も聖護院蕪も欲しいけれど

重くなりますね 苦笑

お正月まで保存させるの大変かも〜














霜月晦日〜つごもり〜冬支度を始めましたが

近場の紅葉狩りを優先



銀杏並木も黄色に映えてました




薔薇園の片隅に柚や金柑が色づき

確かに〜橘始黄〜の候ですね



暦に添う山家の暮らしが淡々と描かれた

何処か桃源郷の趣きがありました



昔禅寺の台所修行の仕方で四季を巡る

食文化ばかりではなく日本人の原点を

見るようでした

それにしてもこの作家を訪ねる編集者

本当に美味しそうに食べる姿に感心しました

干し柿で一服 利休の頃は茶菓子だったし

畑や山で収穫した食材を素朴に美味しく頂く

とても懐かしい想いに駆られました


筆柿が残っていたので干しでみました

渋柿は手に入らないので〜



銀杏も拾い臭い皮を剥ぎました

何かあしらいになりそう



映画で里芋を洗って囲炉裏に埋める包焼き

皮がうまいと言う主人公に触発されレンジ蒸し

甘味噌が合います

零余子ご飯も土鍋で炊いてみましたが

お焦げが美味しい

南瓜は小豆煮 

一汁三菜が和食の基本だと実感します

本来茶事の懐石もそうあるべきですが

昨今はご馳走過ぎる感ありですね



何とか干し柿らしくなり〜ですが

柿練りきりも久しぶりに作り一服



好みの味噌も揃ったので味噌汁だけは

丁寧に作りましょう

明日から寒波襲来の予報 

温まる汁ものが一番のご馳走ですね






〜朔風払葉〜北風が木の葉をはらうの候

上野山も紅葉摺っています



東博150周年を記念した国宝の数々

最後の会期だったので見逃した国宝も

ありましたが壮観でした

書跡は奈良や平安時代など貴重なもの

もっと古文が読めたらといつも思います

古墳時代の武人の埴輪や考古学出土品

平安時代の工芸品も見事でした

よく保存されていて感心しました



金剛力士像 平安時代ですが室戸台風で

解体した断片を修復し蘇えりました

東京大空襲も焼失を免れた稀有な博物館

大事に守っていきたいものですね



国宝ではなく江戸期の~見返り美人図~

愛らしくて印象的でした



日暮れは早いこと