折々の言の葉 -34ページ目
松の内も過ぎると鏡開き 白梅が咲初め
お正月気分も一区切りになりますが
七福うさぎのポスターに惹かれて〜
卯年を祝う初春展示
童子七福神 木彫りで彩色か精緻で華やかな
岩崎小彌太の還暦祝いに披露され
兎宝船曳や輿行列、楽隊など童顔の表情や
しぐさが豊かで見飽きません
餅つき〜が愛らしい
五世大木平蔵の会心の御所人形
昭和14年作ですから日本は戦争のさなか
日米開戦の2年前です
大多数の国民は疲弊していたでしょうに
富の格差は歴然
少し複雑な心境ですが眼の保養になりました
堂本印象の兎図扇子が引出物のひとつ
何とも豪華な還暦宴だったでしょう
街中にはうさぎが溢れてますね
波うさぎ、月うさぎ、群兎の茶釜など
不老不死や繁栄や飛躍の象徴
愛らしさとあいまりほっこりします
身近にもありました 根付けや帯留に扇子
お正月しか締めない寿帯も仕舞います
卯年が日々好日になりましように❗️
木槌が無くスリコギで割った鏡餅
揚げておかきと小豆粥にし芹の根は素揚げ
食材を最後迄使い切ると気持が良いですね
地域の七福神巡りし寒中を乗り切りましよう
元旦は毎年御節も少なめにお祝い
持ち帰ってもらっても余ります
三ヶ日一生懸命に頂きました
四日は国立劇場で初芝居
ロビーで獅子舞が披露されたりお正月気分が
盛り上がります
菊五郎一座の遠山桜天保日記〜遠山の金さん
場面転換が早く紙芝居を見るよう
馴染みの金さん物語で愉しめました
音羽屋三代揃っての舞台でおめでたい❗️
菊五郎の金さん江戸前の粋があり
菊之助は眉目秀麗小悪な立役がよくハマリ
まだ9歳の丑之助は可愛いだけでなくしつかり
演じていて感心しました
ここでの歌舞伎公演が終わるのは残念
新国立劇場完成を見る事は叶わないでしょう
五日目は国立博物館へ初詣
会期が15日迄の特別展示があり〜
長谷川等伯の松林図屏風
何度観ても引き込まれしまい魅了されます
日暮れはまだ早いですね
頂いた花びら餅 たっぷりして老舗の味わい
御節も最後となり安堵
お正月に食品ロスが出なくて良かった
今年の課題です
白味噌雑煮は一年中あってもいいですね
今年も宜しくお願いします
大晦日は立ち働いても諸々積み残して年越し
ため息つきながらTVもチラチラ見
ウクライナの街を巡る番組やゆく年では
東京のウクライナ正教会のミサ
青と黄色の国旗のマスク姿が見られました
キエフ大聖堂は今も蒼く美しいでしようか
先日ウクライナ歌劇場管弦楽団の~第九~を
力強い演奏に魂の叫びを聴くような合唱
シラー詩がまさの平和への願望になって
心に沁み入りました
戦禍から困難を乗り越えての来日
聴きながら泪ぐんでしまいました
覇権主義の大国の狭間にある国は何と
難しい立場になるのか
他人事ではないですね
新年早々あまり希望に溢れる心境には
なれなくて残念です

