松の内も過ぎると鏡開き 白梅が咲初め

お正月気分も一区切りになりますが

七福うさぎのポスターに惹かれて〜



卯年を祝う初春展示



童子七福神 木彫りで彩色か精緻で華やかな



岩崎小彌太の還暦祝いに披露され

兎宝船曳や輿行列、楽隊など童顔の表情や

しぐさが豊かで見飽きません



餅つき〜が愛らしい

五世大木平蔵の会心の御所人形

昭和14年作ですから日本は戦争のさなか

日米開戦の2年前です

大多数の国民は疲弊していたでしょうに

富の格差は歴然

少し複雑な心境ですが眼の保養になりました



堂本印象の兎図扇子が引出物のひとつ

何とも豪華な還暦宴だったでしょう



街中にはうさぎが溢れてますね

波うさぎ、月うさぎ、群兎の茶釜など

不老不死や繁栄や飛躍の象徴

愛らしさとあいまりほっこりします



身近にもありました 根付けや帯留に扇子



お正月しか締めない寿帯も仕舞います

卯年が日々好日になりましように❗️



木槌が無くスリコギで割った鏡餅

揚げておかきと小豆粥にし芹の根は素揚げ

食材を最後迄使い切ると気持が良いですね

地域の七福神巡りし寒中を乗り切りましよう









元旦は毎年御節も少なめにお祝い

持ち帰ってもらっても余ります

三ヶ日一生懸命に頂きました






四日は国立劇場で初芝居

ロビーで獅子舞が披露されたりお正月気分が

盛り上がります


菊五郎一座の遠山桜天保日記〜遠山の金さん

場面転換が早く紙芝居を見るよう

馴染みの金さん物語で愉しめました

音羽屋三代揃っての舞台でおめでたい❗️

菊五郎の金さん江戸前の粋があり

菊之助は眉目秀麗小悪な立役がよくハマリ

まだ9歳の丑之助は可愛いだけでなくしつかり

演じていて感心しました



ここでの歌舞伎公演が終わるのは残念

新国立劇場完成を見る事は叶わないでしょう



五日目は国立博物館へ初詣

会期が15日迄の特別展示があり〜



長谷川等伯の松林図屏風

何度観ても引き込まれしまい魅了されます



日暮れはまだ早いですね




頂いた花びら餅 たっぷりして老舗の味わい

御節も最後となり安堵

お正月に食品ロスが出なくて良かった

今年の課題です



白味噌雑煮は一年中あってもいいですね

今年も宜しくお願いします

大晦日は立ち働いても諸々積み残して年越し

ため息つきながらTVもチラチラ見

ウクライナの街を巡る番組やゆく年では

東京のウクライナ正教会のミサ

青と黄色の国旗のマスク姿が見られました



キエフ大聖堂は今も蒼く美しいでしようか

先日ウクライナ歌劇場管弦楽団の~第九~を




力強い演奏に魂の叫びを聴くような合唱

シラー詩がまさの平和への願望になって

心に沁み入りました

戦禍から困難を乗り越えての来日

聴きながら泪ぐんでしまいました

覇権主義の大国の狭間にある国は何と

難しい立場になるのか

他人事ではないですね

新年早々あまり希望に溢れる心境には

なれなくて残念です