八月三十一日の夕方、それは始まった | fuyusunのfree time

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長唄などの邦楽をこよなく愛する看護師のfuyusunです。
ナースの仮面を脱いだ、fuyusunの日常を綴っています。

八月三十一日から始まった闘病生活を振り返っていきたいと思います。

 

穏やかなひと時が、一転した日である。

夜勤明け。夕方までひと眠り。翌日から二連休という事でウキウキしていました。

TUTAYAでお気に入りのDVDをレンタルして、母と待ち合わせをして近くのスーパーに買い物に向かう。

晩御飯を何にしようなどと、本当に何事もない日常でした。

ところが、予期せぬトラップがそこに存在していました。

 

買った商品を荷造りするスペース。何故かそこに大きな水たまりがあったのです。

何も知らない私は、水に足を取られて滑って転倒。膝から着地。

・・・そして、膝の皿が粉々になるはめに・・・。

救急車で運ばれ、入院。あっという間に寝たきりの状態になってしまった。

 

お店側。本当に誠実に対応してくれました。

「治療にかかるお金はこちらで負担させていただきます」などなど・・・。

店側の不手際で床がビチョビチョなのに放置していたことなど認め謝罪してくれた。

でもなぁ・・・いくら謝罪してもらっても、怪我がなかった事にならない。

それに治療費などお金の事だけじゃないし。

いきなり落とされた落とし穴にはまった私は混乱のみ。一体私はこれからどうなるのだろう。

仕事面でも色々予定山積みだったし・・・。

来春には舞台も一つ控えているし・・・。

ただただ、「どうなるの?!」ばかりが頭の中をクルクル回っていた。

 

さて、運ばれた救急病院は、隣町の小規模で二次救急をやっている病院。

あまり良い印象のない病院である。

確か、

以前の下駄骨折をした時に受診拒否された覚えがある。休日だったので、医師会に休日診療しているところを紹介されて問い合わせ。

「タクシーで来れるくらいなら大丈夫ですよ。今日は専門の先生もいないし、、、、明日(月曜日)の外来に来てください」

ヘラヘラした喋り口調に、受診拒否に怒りの相乗効果。困って電話しているのに対応悪すぎ。こんな病院に絶対にかかるものかと思ったんですがね・・・。

この辺りでケガして救急車だと、ここに運ばれる確率が高い。

救急隊から、この病院に運ばれると言われ、本当にブルーな気分でした。

 

レントゲンを撮られて、シーネを巻かれ・・・。松葉づえを渡され「はい、立ってください」

「立たないと入院になっちゃうわよ」と看護師。いやいや、私の耳には「夜に入院なんて面倒だから帰って」と聞こえる。

努力して立とうにも、患側に重力が加わると激痛。とても立つことなどできない。こんな状態でどうやって帰れと君は言うのかと非常に腹が立った。

結局、入院となったが・・・

この思いやりのない看護師の対応からも、不信感だらけ。

不信感ある入院生活は非常にストレス。苦痛の一か月のスタートでした。