「苦しかったらいつでも点滴に来てください」
この「苦しかったら」という言葉は非常に微妙である。
この二週間、ずっと苦しい。ただ、その度合いが様々である。
というか、咳喘息の経験は多々あるが、本当の喘息は初体験。何をもって軽度で何をもって重症なのか判断できない。
呼吸は苦しいけれどチアノーゼはないし・・・じゃあ、大したことないか。
数メートルで呼吸困難に陥るけれど、頑張れば目的地にたどり着けるし大丈夫か。
睡眠時。横になると喘鳴が増悪して息苦しい。でも、背もたれをつくって座って寝れば何とか睡眠状態に。ただ、夢の中でも咳込んでいる。ぜんぜん寝た気がしないけれど、レム睡眠。体はやすまっているんだろう。だから大丈夫。
客観的に症状やデータを見る知識はあるけれど、体験している症状は主観である。自分の事を客観的に見るのは難しい。
こんな大したことがない症状なのに「苦しい、苦しい」というと大げさと思われちゃうのではないかとまずは思う。
月曜日にステロイドと気管支拡張剤の点滴を受けて、吸入薬が効果的に取り込めるようになったせいか少し楽になっている。
でも、症状が消失という事もなく、いい感じと思えば非常に苦しい時もあって。。。夜間に救急車呼びたいと思う事何度もありです。
が、けっこう私は自分を信じていないところがある。「何を大袈裟な」と思われるのではと脳裏をよぎっていく。
本当に指標が分からない。困った。
今日は久々に仕事に行くつもりでした。でも、チョロット喘鳴が・・・。忙しく働いたり、患者さんとお話しするとか、想像すると夕方まで元気に働く自信がなくなった。
で、月曜日ほどじゃないけれど、苦痛の指標のヒントを確認したいし、できたら発作増悪時の屯用の薬を出してもらいたいと思い受診を決意。
受診して分かった事は、
入院を迷うほどの重症な状態である事を初めて知った。
・・・おいおい、看護師さん大丈夫かい!
自分でこれヤバいと思ったら点滴をしなければいけない状態。例えば、横になって寝れないというのはかなり重症なのだそうだ。
何度も「入院」というワードが出てきて・・・いやいや、入院はやばいよ。
屯用のステロイドと吸入薬も処方された。ステロイドの頓服は五回分。これを一日で使ってしまうようだったら「入院」が必須のようだ。
そんな事言われると苦しくても内服をセーブしちゃいそう。
といいつつ、お昼に点滴をして帰宅。でも、三時頃に発作が出てきて屯用の吸入をやりました。
喘息は、喘息と共存して生きていく事が大切だ。まだまだ新米で喘息の事がよく分かっていない。
よく理解しなくちゃいけないなぁ。
明日も点滴。という事で明日も仕事に行けない。