我が故郷である井の頭。
現在、池の水を抜いてかいぼり中。
心無い人々により池はどんどん汚され、外来種の生物によって生態系が崩れて・・・。そんな危機的だった井の頭公園の池が本来の美しい池に生まれ変わろうとしている。
私が幼子だった頃より、すでに池は汚かった。
小学校の用務員のおじさんが、
「自分が小学校の頃は、桜の枝を飛び込み台にして池で泳いだ」と仰っていた。つまり、このおじさんが幼かった頃は泳げるほどの美しい水質の池だったのでしょうね。
子どもの頃にはまった事のある水門のところの小さい池。
自転車ごと落ちて、泥まみれになって泣きながら家に帰った事を昨日のように覚えている。
池の水はここから流して神田川に流しているんですね。
普段の住処を失ったスワンはここに避難。
かいぼり作業期間のみのレアな風景である。
七井橋から井の頭公園駅側を望む。あと数か月もすると桜がこんもりとなる。
二月末頃まで池底を天日干しして、三月初めころから池に水を張るらしい。外来種の生物は駆除されて、本来ここに住むものが放流される。
七井橋から武蔵野方向を望む。
かいぼりは初回から二年に一回行われて、今年で三回目。今後は数年に一度という感じでかいぼりするそうですが・・・。
私たちの心掛けが、綺麗な池を末永く保つことができるんですよね。
でも・・・難しいのかな。
先日、ボランティアの方々がこういったものを片付けたのに、もう池に空き缶やたばこの吸い殻が投げ込まれていました。こういうのを見ると悲しくなりますね。
こんな水が抜かれた池なのに、水鳥たちはいつものように小さな水たまりを見つけて遊んでいました。
桜の季節が楽しみだなぁ。