八月納涼歌舞伎に行く | fuyusunのfree time

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長唄などの邦楽をこよなく愛する看護師のfuyusunです。
ナースの仮面を脱いだ、fuyusunの日常を綴っています。

二十日に誕生日を迎える母にプレゼント。

今日は歌舞伎座に歌舞伎鑑賞に行きました。

 

決して裕福で無かった我が家。しかし、幼少の頃より、よく母に手を引かれ歌舞伎座や国立劇場に歌舞伎鑑賞に行っていました。

おかげ様で歌舞伎大好き♪

母のスーパーやり繰りで、こういう贅沢をさせてもらっていたんだろうな。

 

なかなか贅沢な楽しみなんですけれど、、、

あの頃の恩返しかな。ゴメンね。あまり良い席でなくて。

「いつか桟敷席にご案内」なんて思っているけれど、なかなかそこまで出世しない私でした。

 

さて、思えば市川中車丈の追っかけの如くだな。別にそのつもりはないのだけれど、行く芝居に必ず出演。

現代の俳優から転身した彼。いつも何かどこか別の空気を醸し出している彼。でも、一生懸命にお父様の芸を理解し演じようという努力を感じる。だから「頑張って」と熱く声援してしまう。

が、今日の『刺青奇偶』は良かったと思う。本当に泣けたお芝居でした。

主人公の手取り半太郎を中車丈が演じ、ヒロインのお仲を中村七之助丈が演じた。綺麗綺麗の七之助丈も良い味を出していた。

芝居を観ていて、亡くなった中村勘三郎に似合う芝居だなぁと感じた。

プログラムを見たら、半太郎を勘三郎丈。お仲を坂東玉三郎丈というコンビで何度も演じられていました。

今日の芝居も良かったけれど、そのコンビの芝居もまた全然違うドスコイな感じの印象だったろうと想像する。観たかったなぁ。

本日のお目当ては、

勘九郎丈のご長男である勘太郎丈の『玉兔』。可愛かった。

平成中村座で亡くなった勘三郎丈が抱っこして出てきた場面をテレビで観たなぁ。あの赤ちゃんが!!月日の流れのはやさを感じる。

芸がこうしてつながっていくんだなぁ。歌舞伎ってすごいなぁと思うのでした。

猿之助丈と勘九郎丈の『団子売』。踊りの上手い二人に魅了された。

 

さて、今度はいつ行けるかな♪

調子に乗って帰りにケーキを食べてしまった。

楽しい夏のひと時でした。