昨日は、夜勤明けで夕方よりお稽古であった。
夜勤・・・。静かではあったが休憩タイムが無かったし、もうネムネム。
家に帰って二時間くらいお昼寝したけれど、、、
やっぱり眠いなぁ。
以前に比べて、夜勤明けのお稽古が辛い気がする。こんな時に老いた事を感じる。
何時までも二十代、三十代の気分でいるけれど、
やっぱり、着々と年齢を重ねているんだな。
さて、
小鼓は『娘七種』の続きでした。
やっぱり、大皮時代の手が染みているのか、夜勤明けでニューロンの動きが混戦しやすい時のお稽古。
大混乱。分かっちゃいるのに、つい昔の手が出る。本当にこの曲は危険極まりない。
でも、好きなんだよなぁ♪
そうそう、以前、この曲のお稽古をしていただいた時、
「日本舞踊の市山流の娘七種の踊りは面白い」というお話を伺いましたが、今日もそのお話が出ました。
曽我十郎と五郎が大小鼓を打ち合う振り付けがあるそうで、、、、
ぜひぜひ観てみたいものです。
初演は江戸中村座。曽我十郎を二代目市川高麗蔵。曽我五郎を市川瓣蔵。静御前は中村富治という配役で興業。
当時の振り付けは、残念な事に残っていないそうなのですが、その当時の役者評みたいなものが残っていて、静御前が舞を舞い。十郎が大鼓を、そして五郎が小鼓を打ったと記されているそうです。
という事で、この古い振り付けが市山流という流派で伝承されているそうです。
市山流・・・。あまり耳にしない流派ですが、そもそもは大阪の方で市山七十郎という方が創始。その後、三代目が新潟に本拠地を移したという日本舞踊の流派らしいです。
ここの流派の『娘七種』。ぜひぜひ観てみたいのですが・・・
何時かそういう機会に恵まれると嬉しいな♪
太鼓のお稽古はニューカード。
『月の巻』を引いたが、この曲はここ最近に復習したばかりだからとパスとなった。
やった事は覚えているが、いざとなると絶対に打てないなぁ。
で、次に選択したカードはなんと『娘七種』であった。
この曲の太鼓はけっこう記憶から蘇りやすいのであるが、一か所だけ「無理!」というところがある。
それが“越の手”。あまり出てこない手なので「???」。この曲にしか使われていないという訳ではなく、けっこう忘れた頃に出てくる単語なのですが・・・。いつも「???」。覚えにくい。
さて、この曲の難しさは最初の“序の舞”の入り方。三味線の出だしが二通りあるので注意が必要。
あと、私的に難しいと思っているのは、出端の出だし。その前が小鼓の一調。「若菜のご祝儀」で締めくくられて“出端”になるのですが、この出端のスタートが難しい。つまり滑らかに「若菜のご祝儀~ィ♪天天」という感じになるのが難しい。
「天天」間を端折って次にスタートしちゃう事が極々稀ではあるがあるらしい。
ゲッ!そんな事になったら・・・。私・・・絶対に無理です。どう修正していいやら分からなくなります。
でも、プロというのはそういう時でも、涼しい顔をして対応しなくちゃいけないのよね。本当にすごいなぁと思う。
渋谷の空は夕焼けが覗いていた。
でも何故か雨が降っている。
早く梅雨明けしないかな?!
さて、八月のお稽古の前に藝大の公開講座♪
何かワクワクするなぁ。
今年もしの笛に挑戦。頑張ります。