今年も残すところあと二日です。
今年もいろいろな事がありました。今年最後のお休みである本日。ちょいと一年を振り返りたいと思います。
まずはお稽古事。
◎お囃子のお稽古
今までのお稽古からワンステップアップ。ババ抜きお稽古。今まで習った曲をチョイスした複数枚のカードがら、その日のお稽古曲を選ぶという殺人的なお稽古である。
長唄。時として時間が足らなくて持越しになってくれるのがうれしい。
が、予習という虎の巻を奪われて、、、何か燃焼不足ですっきりしない。
師匠も、カードを引いてスラスラと私ができるとは思ってはいない。
思い出すという作業の繰り返しで、その曲がどんどん身に染みていくのだそうだ。その作業を師匠が手伝ってくださっているのです。
本当に幸せです。
が、その満足感よりも、すっきりしない感情の方が表立っている気もしないでもないなぁ。
今年は、
一月のお弾き初めの時に三味線の師匠と唄の師匠方と並んで『雛鶴三番叟』の小鼓を打ったのが事はじめ。
はははっ♪三味線のお稽古場でお囃子の事はじめ。変な感じ。
三月は千代田区のフェスティバルで内幸町ホールにて、チーム春の皆様と『花見踊』の小鼓。
五月はモックンのお母様のお楽しみ会で『供奴』の小鼓を打ったなぁ。
そして、十二月はモックンの初舞台。『島の千歳』の小鼓を打った。
どの舞台も、良かったといういう気持ちよりも、反省点の方が多い。
もう一生懸命の時代は過ぎたのに、いつまで経っても若気の至りの小鼓しか打てないのが悲しい。
まあ、楽器も楽器なので、あまり高望みするのも・・・。と思うのですが、いやいや、きっと楽器の持つ実力。私の怠慢で出し切れていないかもと思う今日この頃です。
『島の千歳』を師匠に見ていただいた際に、
「どうしてそうなの」という言葉が何度か。「どうしてそう打つの?」と師匠に聞かれると、名人と呼ばれるプレーヤーの方々がそう打つからと答えたくなる。
「みんながそう打っているからそれでいいの?!」と言われちゃうと、言葉が出なくなってしまう。
私は、自分の『島の千歳』を作り上げる作業で、単に模倣しかしていなかった事に気が付く。
様々な名人の演奏を真似て、このように打てば「上手に聞こえる」と思っていたのかも知れない。
でも、それじゃただの物まねである事に気が付く。
「名人の演奏そっくりに打ってくれてもぜんぜん良いとは思わない。君の『島の千歳』を演奏してくれる事がうれしい」と師匠。
ステップアップして、その求められる事の難解さに出会う。
私が思う事を楽器を用いて表現する。簡単そうで難しい。
「ポン」とか言ってくれますけれど、その音に言葉を持たせるのは至難な業だと思う。
その至難な業をクリアするという事が今の目標・・・。
うーん。目標クリアまでかなりの時間が必要に思われる。まあ、小さい目標をいくつかクリアしていけば大きな目標は解決していく。
なんか・・・問題解決型の看護計画みたいですが。。。
師匠に大きな目標を設定していただいたのですから、それをクリアする小さな目標をクリアするように計画していくべきですね。
来年は、三月に『那須野』の太鼓、別の会ですが、『勝三郎連獅子』の太鼓に挑む予定だ。
苦手な太鼓。苦手を克服のためにこの二曲に挑む。
来年は七日にお弾き初めで、またまた三味線と唄の師匠と『操り三番叟』の小鼓を演奏する。太鼓地入り。一般バージョンでないので緊張する。
◎三味線のお稽古
仕事の忙しさに、おけいこ不足の日々が続いている。
お囃子というのは、楽器が直接なくてもどうとでもお稽古できる。しかし、三味線や唄というのはそうもいかない。実際に楽器を持つことが大切である。
うちの流派は唄も三味線も求められる流派なので、将来を見据えて、今年から唄もお稽古していただくことになった。
長唄は職分の世界。という事で月の半分を三味線の師匠に。もう半分を唄の師匠についてお稽古するという変則型に・・・。
月四回だから、二回、二回。なんかちょいと少ない感があるが、今のライフサイクルにこれ以上の趣味の時間を設けるのは難しい。
ある中で頑張る。
今年は、
浴衣浚いで、唄は『花の友』、三味線は『官女』。
納めの会では、唄は『花の友』、三味線は『老松』。
三味線、暗譜間に合わなく譜面見ての舞台。ああ、情けないでした。
◎健康
今年は、体調面でいろいろな事がありました。
とある事がきっかけで脳動脈瘤が見つかる。まあ、こんなの持っている人いっぱいいますが・・・。
でも、見つかっちゃうと気になるものです。
もしかして、危険リスク高くてクリッピングの処置が必要かも・・・。だったのですが、幸いな事に経過を観察していけばよいという結論となりました。
爆弾がある事に変わらないのですが、きちっと体調管理して行けば、その爆弾の存在を知らないで生活している人よりは安全という事になっています。
定期的に大学病院でフォロー。これからもお付き合い必要です。
春に、物が見づらい事から発覚した中心性漿液性網膜脈絡症。早い人では三か月くらいで治るそうですが、私はずいぶん時間が掛かっています。
まあ、病気になる原因がストレス。仕事柄ストレス多いですからね。でも、だいぶ経過良好で、来月から紹介された大学病院から、もともとのクリニックでのフォローで大丈夫という事になった。
悪性の加齢性黄斑変性症を疑われて、もしかして失明?!という時期もあったので、よかったよかったです。
そして、先日の健康診断で、血液検査のデータで胃にピロリちゃんがいるのでは?という結果が・・・。
そういえば、よく胃が痛くなる。来年、よい時に検査に行こうと思う。
まあ、年齢的にいろいろありますね。
泊りがけの旅行にはいきませんでしたが、今年もいろいろなところに行きました。
また、来年もいろいろ行きたいな。
皆様、よいお年をお迎えくださいませ。
本年、最後の記事としたいと思います。ありがとうございました。