就業のちお稽古直行の日でした。
二回目にして、今月内にあるお稽古は師匠がご多忙という事で今日が最後。寂しいが、師匠が売れっ子という事は誇りであり、嬉しい事である。
来月は今月の持越し分があって。。。四回のお稽古ルン♪何気に嬉しい。
本日の太鼓のお稽古は『菖蒲浴衣』の続き。ぜんぜん簡単な手組なのですが、ノリに合わせて打つむずかしさを痛感させてくれるのがこの曲である。
一つの拍子を、早めにとる人、真ん中で取る人、もたれ気味に取る人など幾通りもいるようです。どれも許容範囲の間なので間違えではない。間違えどころか、その人の個性である。
私の場合、小鼓はもたれ気味である。自分では気が付かないが・・・。
ただ、私は一打一打に自分の気持ちを込めるし、よい音を狙っているし、、、それが故にもたれるんだろうな。「個性だからよい」という事であった。たぶん、私が心地よく「こうでありたい」という小鼓打ちの方がそういう間の取り方をされているんですよね。
ただ、太鼓になると人種が変わるらしい。「揺れる」のだそうです。
はいはい、分かります。私的な拍子を取っていると、やや遅れ気味な事に気が付く。「サクサクと拍子をとらなきゃ」と早打ちに心掛けると何気に気持ち悪くなる。だんだん気持ち悪くなって・・・。
つまり「もたれ気味」の拍子の取り方が心地よいために、早打ちを心掛けると本来の私の好みでなくなるから気持ち悪くなる。
小鼓の場合は、曲想によってサクサクしなくちゃと思うと、無理が通るのだけれど・・・
太鼓はそうはいかない。やっぱり苦手だからなのかしら?
小鼓は『浅妻船』を完結。そして、次のカードを引く。げっ!『越後獅子』。
どうも、うちの流派のサラシとオーソドックスな望月版と混乱する。
昨日も演奏を聴いていて、よく分からなくなっていたし・・・。
しかし、この楽曲はノリが新幹線だ。六割くらいしか手組の記憶がないのに・・・。
もっとゆっくり考える間が欲しい。
久々にこんなに手を回した。身体的には気分がよかった。しかし、精神的には落ち込んだ。
来月のお稽古は、太鼓も小鼓もババ抜きからスタート。
さて、この長い日々は何を勉強しようか?!
どうせ、カードの中身を変えるにきまっているしなぁ・・・。