昨日は、偉大な方の一周忌でした。
大好きな演奏家の先生でした。そして、この先生にお囃子の伴奏をしていただくことが私の夢、そして夢でした。
御縁から、お通夜に伺わさせていただきました。
偉大な長唄の演奏家の先生の旅立ちを悲しむが如く、冷たい冷たい雪でした。
お葬式も雪でしたね。
「名取になってからが本当の勉強」と、
かの先生は私にご指導下さいました。ありがたいお言葉です。
諸事情あって、私は未だお名前をいただく立場ではないのですが、
日々精進して頑張っています。
御縁あって、先生のご子息に一年あまりご教授いただいた事がありました。
色々な事を教えていただき、本当に長唄の楽しさを教えていただきました。
が・・・
ご活躍の演奏家の方に付いてのお稽古というのは、なかなか仕事を持っての人間には難しいものがありまして、お弟子さんライフはたった一年で終わってしまいました。
すごい続けるために頑張ったのですがね・・・
本当に、残念で残念で仕方がないです。
偉大な先生が残された
“長唄の美学”
いつもお囃子の練習でお世話になっています。
坦々と狂わぬ拍子に、お囃子の勉強には最適な楽曲集であります。
「坦々と」・・・これを面白くないと評する人もいます。
しかし、基本忠実にこれほどに、聴くことのできる長唄を演奏される方はいないですね。
卒寿の会の時に、宮田先生ば「次は白寿で・・・」と仰っていましたが、
本当にその日があると思っていました。
どの演奏会に行っても、本当に寂しい。。。