合わせ稽古@花見&老松 | fuyusunのfree time

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長唄などの邦楽をこよなく愛する看護師のfuyusunです。
ナースの仮面を脱いだ、fuyusunの日常を綴っています。

fuyusunのfree time 本日より、七月のお浚い会の合わせ稽古が始まった。

何気に着物を着たい気分だったので着物を着てお出かけ。この着物は袷に見えるように仕立ててある、この季節向けの着物なのですが・・・、やっぱり少し暑かったです。
帯は母のお下がり。細見だった母のお下がりなので・・・かなり小さい。と言う事でお太鼓の柄が・・・。

でも、せっかく、母からもらった帯なので^^


さて、

唄の『花見踊』は六枚目(七枚中)。この位置というのは、高音の部分が唄い分けで当たる可能性が大!予想通り、血管切れそうな部分ばかりがあたってしまいました。

「高い」ばかりを意識していたので、見事に音を外しました。

恥ずかしさで、更に血圧上昇です。

しかし、こういうお囃子で親しんだ曲はいけません。ついつい、今は鳴っていないお囃子を聴いちゃいます。

この曲は、川崎の会で打ちましたので・・・。どうしても聴こえちゃいます。

しかし、そのおかげで、譜面を見なくても合方の終盤が分かります。今日も、「ああ、ここで楽器を取って」なんて思っていました。

これ、余裕じゃないのです。そういう思考回路に傾いているのです。つまり「お囃子病」です。別に大した害のない病気ですが、やはり長唄の唄方・三味線方としてはいただけない事です。


『老松』は一番ペーなのに、タテ同格の止めの位置にいます。タテが遠い。四挺四枚なので、そんなに遠くないのですが・・・やっぱり遠い。

脇にお家元が座っているのですが、一人間に入る事で、家元の息とか撥使いって見えないものなのですね。

私の座る位置が悪いのかしら。けっこう後ろに下ったつもりですが・・・。

さて、後半を覚えられなかった私は譜面を見ていたので、大きなミスをしませんでした。

これ。。。譜面を外すとどうなるのかしら?不安。

しかし、合方・・・。ゆっくりなノリだなぁ。ゆっくりが苦手なので。。。本当に胃腸に負担が掛ります。



さて、ベテランチームの方々が『二人椀久』を出します。

大好きなタマ。当たり前ですが、オーソドックスなタマでした。しかし、当日のお囃子が楽しみです。

タマが大好きな私。家に帰って、久々に椀久のタマを復習してみました。いやいや、久々というのはダメですね。使用したのは、先代の今藤長十郎氏の三味線。速過ぎ\(◎o◎)/!無理です。

でも、これをスラスラできちゃった自分がいるのです。当時は手を回すものばかりお稽古していました。

やっぱり、日頃やっていないと・・・。

反省。

師匠が「予習より復習が大切」と仰った意味が分かります。

これから、時間を見つけて、タマとか滝流しとかやらなきゃいかんですね。


ところで、本日、待ち時間が半端にあって、

と言う事で、お囃子の『若菜摘』の附けを清書しようと、お道具を持って出かけたのですが、

聴こえる音に、ついつい誘われて集中力を欠いてしまう。

・・・何せ、全部習ったお囃子ですもの。

と言う事で、無駄に時間が過ぎてしまった。

ところで・・・

『若菜摘』の下り端は『廓丹前』の下り端と一緒なのですね。

何気にそんな事に気が付く私でした。

以前、師匠のお持ちの『紀文大尽』の附けを頂いた時、

冒頭の早笛が「綱館」と同じと書いてありました。

『綱館』を習っていなかった私は、なんじゃこりゃだったのですが。。。

附けというのは、楽譜であって違うのですよね。どちらかというとメモに近い。その人にだけわかれば良い事なのです。

と言う事で、生意気に「廓丹前と同じ」と表記すればよいのですが、

何気に「廓丹前の下り端って??!」となる私を予測されて・・・やっぱり普通に書くことにしました。


しかし、まだまだお囃子っ子ですね。

三味線を弾いていても、唄を唄っていても、

お囃子の音しか聴こえない。病気です。まあ、一般には害のない病気です。


さて、今週末はお囃子のお稽古。来週末は、またまた合わせ稽古。頑張らなければならない尽くしです。