テルテルステツク・・・はあ・・・ | fuyusunのfree time

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長唄などの邦楽をこよなく愛する看護師のfuyusunです。
ナースの仮面を脱いだ、fuyusunの日常を綴っています。

下手な横好き。嫌いではないのだけれど何故か上達しない締め太鼓。
本当にどうしたら上達するんでしょうね。

なかなか上達しない原因の一つは、
曲で練習してしまうからなんだと思う。手組みを覚えて全体的にできていればOKになりがち。
よって、細かな一つ一つの手でできないことが置き去りになってしまう。
それに気が付いていて、なぜやらないのか。
それが素人なんですね。自分に甘いからなのです。

現在の締め太鼓のお稽古は曲ではなくて「狂い地」を打てるようになろうという事で、
ひたすら狂い地を打っている。
『今様望月』と『執着獅子』で、獅子ものの「狂い」に出会っている。
また、「狂い地」は「寄せ地」と一緒。という事で、「綱館」とか「紀文大尽」とかの早笛の中で出会っているし、「新曲浦島」の最後の方でもやっているんですがね。
いつも不完全燃焼で終了。
とうとう、何曲やっても「狂い地(寄せ地)」ができなければ一緒だね。という事で、特訓が始まったわけですね。
普通、こういう稽古というのは自分でやるものなんですが・・・
反省です。

ここしばらく家でもメトロノームとにらめっこで「狂い地」の練習。
こういうのが本当の練習なんだろうな。
人間の体は何万、何億かの細胞の集合体。その細胞の塊で構成されるパーツが組織。組織の塊が臓器・・・。お囃子も一緒だ。曲という臓器を手という組織が構成しているわけだから・・・。
一つでも不消化な手があれば、異型性の病んだ曲になってしまうぞ。

けれど、地道に狂い地の練習。カメのペースだけれど成長が感じられる。
基礎をひたすら反復。これが一番大切な練習なんだろうな。
まあ、お囃子に限ったことではなく、すべてに言えることだな。
頑張れfuyusun♪