なにか成し遂げるには「努力」や「がんばること」が多かれ少なかれ必要です。
しかし、がんばりどころを間違えると、それはまったく意味のないことになってしまいます。
意味がないどころか、遠回りというか・・・下手すると道を違えてしまうことになります。
わたしは、昨年自分が施術を始めた直後から、月に1回を目安に同級生と交換施術をしたり、それが無理なときは講師サロンで施術を受けています。自分がしている施術を受けることで客観的立場から、タッチなどの調整をするのが1番の目的です。このため昨年から今年年初くらいまで施術を受けた後2~3日は自分の施術が狂うことが続いていました。
ここはこう圧をかけるべき?圧はこのくらい?こう指を当てるべき??自分が受けた感覚と、自分の指先と、自分がされたい感覚をシンクロさせながら施術をするため、施術を受けたあと3日程度は自分の施術が落ち着かないのでした。。
まぁこれはわたしの理論なので、かまわないんですけど。。。人それぞれ思うことは色々でしょうし・・・。
でもね。
間違ったことをひたすらこなしていても、それはな~んにも意味がないんです。。。
間違いに気がつかないまま、いくつも施術をすることだけを繰り返していても、技術力はアップしないでしょう。少なからず症例の出方も変わってくるんじゃないかなぁ。。。
施術を受けて、施術者のテクニックを批評するのではなく、いいところは盗み、消化して、自分のものにする。例えば人と同じことをしても、手やこころ持ちが変わればそれは立派にオリジナルなのです。
まず手が違いますから、どうやったって人と同じ施術にはならないんですね。これが人に手で触れるセラピー系マッサージやリフレクなどの面白さでもあります。
風邪をひいて熱を出してるときに「わたし全然大丈夫だよ!!がんばるよ!!」なんてひいひい施術をしたとしても相手は喜ばないでしょう?つまりそれが意味のないがんばりの例です。それで風邪が長引いたり悪化したら本末転倒。病気のセラピストが身体をおしてのトリートメントなんて、残念ながら泣ける感動話にも、笑い話にもなりません。。。(・∀・`;)
わたしたちセラピストは相手のニーズがあって、はじめて「相手に触れることを許していただく」のです。口は悪いですが、自分がしたいからするだけのエゴトリートメントならやめちまえ~♪って思います。
ですから、がんばりどこを間違えないでください。そしてせっかくする努力なのですから意味のないことにしないでください。
間違った努力や頑張りでは、自分のたどり着きたいゴールには行けないのです。。。