幼少のころの仙骨打撲、20代で胸椎の打撲、頚椎ヘルニア・・・と若いのに、身体の大黒柱とも言える背骨の3箇所に痛みの爆弾を抱え、不定期な痛みやそれに付随する睡眠不足などに悩まされる現在27歳になったばかりの女性のセラピーを開始しています。
最初にたてた予定ではすでに4回目を終了しているはずなのですが、私の体調不良と組み替えた予定の勘違いで2回施術が行えず、1回目から2回目まで2週間空いて、ようやく現在2回目の施術を終了したところです。
検査データでは目立った障害はないそうなので病院でも痛み止めを出すくらいしか出来ない状態。継続する痛みのため、整体・気功などに通っているけれどやはり対症療法。。。
病院では異常なし、整体の先生も気功の先生も彼女に真剣に取り組んでくださるものの、長くおつきあいしていかなければならない状態・・・。
さてさて。
以前から話は聞いていた私でしたが、はたしてこの場合にフェイシャルリフレクソロジーはどのように作用して、彼女の症状を緩和してくれるのか。
うまく説明できないままに、フェイシャルリフレクソロジーを受けさせるのも、私も彼女自身も納得いかないでしょうから、私は考えました。
打撲部の痛み、これが彼女の最大の問題です。
しかし、レントゲン・MRIなど検査では器質的な異常は見られない。
ではどうして彼女はまだ打撲部が痛いのか。
それも座薬も効かなくなるほどの強烈な痛み。
彼女はランダムに起こる打撲部の痛みに悩まされ、首は後ろに倒せず、夜も不眠がち。
おかげでせっかく持っている資格を生かした仕事も出来ません。
長時間の立ち仕事が無理なのです。
こういうとき西洋医学的な多少の知識も交えながら、彼女へのアプローチを考えます。
原因は打撲の痛み、その打撲部には目立ったトラブルなし、ではなぜ痛みがおこるか・・・。どんな痛みも元をただせば脳が感じているもの。打撲のときに生じた痛みが神経から脳にインプットされたままになっているのではないだろうか・・・。フェイシャルリフレクソロジーで彼女の脳に働きかけたら、痛みを感じている部分のアンバランスが補正されて、その痛みは緩和、または消失するのではないかしら。
私は彼女にそう告げ、なかばあきらめモードの彼女に「よかったら試しに受けてみて。麻痺で日常生活も困難だった人が今は普通に生活しているんだって」とロネの症例を話しました。
こうした慢性的な症状で、これといった治療法がなく、さまざまなことを試してきた方は新しいセラピーに対して、期待よりも「とりあえず・・・」といった取りかかりになります。それは重症アトピーの我が妹しかりですから、その気持ちはよくわかります。
とにかく彼女の痛みをやわらげてあげたい、夜ぐっすり眠らせてあげたい、と思いました。