かき氷をお休みをする事にした理由の一つに
かき氷の値段の見直しをしたいと言うのもありました。
私の(助手)実家は宮城県石巻市で
昔は今よりもっともっと何もなくて、
原っぱであそんだり秘密基地を作ってあそんだりしていました。
両親が忙しくて小さな頃からおばあちゃん子だったので、おじいちゃん、おばあちゃんとほぼ一緒に居ました。
おじいちゃんがチャボを飼っていて朝に卵を取りに行ったり、
チャボ以外にも喧嘩鳥と言って、喧嘩をさせる用のこわーいにわ鳥がいたり・・
おばあちゃんは漬け物石を足に落として家族で心配したり・・
まわりくどく話してしまいましたが、田舎育ちです。笑
そんな中でも小学生の頃に
私達の中で行っては行けないような特別な場所がありました。
運動会とか、なにか催しものがある時にリヤカーでお菓子を売りに来る
おじさんの本拠地です。
通称【山の店】
山の上にあるから勝手にそんな名前になっていた気がします。
家からは学区外だから、
本当は小学校では行ってはいけない場所で、
だからこそ行くのが私達の中で、ステイタスな場所でした。
結構急な坂道を自転車で立ちこぎで、何故か急いで行きます笑
(急いでチャリンコをこぐ事を私達はマッチャリと言います。
=マッハでこぐチャリンコ)
そこには沢山のお菓子とアイスと古いゲーム機。
悪い事をしている気分をアクセントでくれる、そんな場所笑
通いたくなる場所でした。
私の中ではかき氷は子供の時に初めて食べて感動したもので、
どうしても田舎を思い出してしまうんです。
子供が来て買えるかき氷でありたいというのが助手の気持ちです。
かき氷屋さんとしてはまだまだ未熟だから、
子供にだって付加価値をつけないと行けない。
「おねーさんお茶くれる?」
そんな少しステイタスになれる悪ぶれる付加価値だっていい。
私は子供の頃から家族の愛情に恵まれて生きて来たからなのか、、
子供の頃が相当楽しかったのか、
鮮明に記憶があるので、
お店に来てくれたお子様には思い出になるお店になりたいです。
夏が終わり
夫に相談しました。
「私、定番はこのままで1000円は超えたくない。超えないかき氷をつくろうよ」
作り手からすると手間だってあるだろうし、
なんて答えるだろうと思っていましたが。
「そーだね。もともと500円だもんね笑」
いやいや、もともと1番はじめは400円だったぞ。笑
こんなかき氷屋さんがあったらだめだろうか。
みんな違ってみんないい。うーん。世の中って難しいもんだ。
byかなこみすゞ