一人旅 久高島(沖縄県)に行こう | ひとり旅のお時間です

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一人旅歴は10年以上。1人で行ける旅先をご紹介していきます。

そして、『とろろ〜ん365日』ゆるーく、あまーい格言を1日ひとつ、呟いていました。主役は私達一人一人。自分に優しくなろう、1番の味方になろう。

久高島は神様の島と呼ばれる沖縄本島から行ける島です。
 

 

那覇空港から久高島まではレンタカーで安座間港まで行くか、空港からモノレールで那覇バスターミナルに移動し、そこからバスで安座真港まで行き船に乗ります。

私はレンタカーで向かい、安座間港の駐車場に車を停めました。駐車場が思いのほか混んでいて驚きましたが、久高島から戻ってきた人や久高島民の車が大半なので、船から下船した人達が去っていくと空き始めます。

安座間港から高速船(15分)とフェリー(25分)が交互に出向していますが、さほど長い時間ではないので、久高島に向かう時間帯に合わせて選択することをお勧めします。※料金は高速船とフェリーで異なります。

私が乗ったのはフェリーですが人気スポットだけにたくさんの人が乗っていました。

そして、あっという間の船旅を終え久高島に到着です。

 

 

島では『久高島宿泊交流館』に宿泊しました。島内で一番大きな宿で2階建てで和室のお部屋です。お風呂(シャワーのみ)とトイレは共同、朝食のみ付いています。お隣の音、廊下の音は筒抜けです(笑)

昔懐かしい、宿泊訓練で泊まった施設を想像していただけるとわかりやすいです。

 久高島民俗資料室が併設されていて島の歴史を知ることができます。

 

 

島内観光は自転車がオススメ。自転車で一周できるくらい小さな島です。

自転車は港のすぐそばにレンタサイクルショップがあり、そこで借りることができます。今回は『パーラーさばに』で自転車を借り、島内散策に出発です。パーラーさばにはカフェも併設しているので翌日、帰りの船を待つ間ゆっくり過ごさせていただきました。

 

 

集落の中にあるウッチ小(ぐゎー)にはアマミキヨが久高島に降り立って最初に座ったとされる石があります。

わかりにくいですが正面の石ではなく右奥にポツンとある石です。

 

 

主要な年中祭祀の祭場で、中心部に首里城、斎場御嶽と同名の「ウプグイ=大庫理」が有る『外真』

 

 

訪れときは島の行事中で島内東側エリアが立ち入り禁止になっていた為、アマミキヨが降り立った『カベール岬』等に行くことができませんでした。次回の楽しみにします。

 

 

『ハタス』はイシキ浜に漂着した五穀の種子が入った壺の中から、麦の種子を最初に蒔き、壺を埋めた場所とされています。

 

 

『フボー御嶽』は久高島で最も神聖な場所です。立ち入り禁止になっていてここから先に進むことはできません。ここまで来ただけでも十分に神聖な雰囲気が感じられる場所です。

 

 

 

『ロマンスロード』は海沿いの遊歩道です。600mほどの道のりです。木々に覆われた遊歩道ですが、時々、綺麗な海を臨めます。

 

 

集落からはかなり離れていますがなぜか猫ちゃんがいました。

 

 

この時はなんでだろうと思っていたのですが、実は久高島は猫の島でもあり集落に行くとあちこちに猫がいます。事前情報に猫がこんなにたくさんいることが盛り込まれていなかったのでびっくりしました。人懐っこい猫ちゃんだらけです。

 
 

この日はここで散策を終了し宿に戻ります。時間はまだ17時前。実はフボー御嶽に行った後から原因不明の体調不良に襲われ…。夜まで布団で横になっていたんです。旅行疲れか…、神様からのお告げか…、翌日にはすっかり元気になっていたので島のパワーに負けてしまったのかな…。

 

寝たら体調も良くなったので夕食は『とくじん』でいただきました。宿からは暗がりの道を通るのでスマホライトが大活躍です。店内は観光客だけでなく島民の方も食事している人気のお食事処です。おいしいお刺身定食をいただきました。

 

 

翌日の朝食は1階でみんなでいただきます。リトリートに来ていた皆さんと一緒のテーブルになったのですが、そこで思いもよらない話を聞くことになったんです。主催していた方は沖縄本島でヨガ教室のインストラクターをしていてスピ系にとても詳しい。その方に昨日、伊平屋島から久高島に来たんですって話したところとても驚かれました。

地元のスピ系の方々にはすごく有名な話で伊平屋島と久高島は神様の島として崇められていて両方に行くことに意義があるそうです。それを理由も知らず1日で達成するなんて神様に呼ばれた方なんですね!と気恥ずかしい事を言われました。単純なので真に受けました(笑)呼ばれた女だったんだ!!バンザイ!!

 

話が少し脱線しますが、このブログを書いている2021年の今、気分が良くなったので島でどんな行事がおこなわれていたのか気になり調べてみました。

4日間に渡り行われていたのは『ハンザナシー』という神行事でした。神々が久高島にやって来て島を祓い清め、人々に平安をもたらすお祭りです。

あちこちから神様が久高島にやって来た時に神様から呼ばれた私って、なんかすごいですよね!!ものすごく前向きに考えると、体調が悪くなったのは神様から祓い清めてもらったからなんじゃないかと思えてきました。

 

翌日は午前中の船便で本島に戻りました。1泊2日と短い時間でしたが、猫がいて、沖縄ならではの自然があって、神様から守られている素敵な島を満喫できました。

 

 

島内を一緒に巡ってくれるガイドさんがいらっしゃるので利用するともっと島のことが知れて楽しめると思います。滞在中もガイドさんと一緒に周っている方々を見かけました。

日帰り観光でも十分に見て回れる広さですし、船ですぐに行けるので是非一度訪れてみてください。

【神様に呼ばれた人しかいけない】と言われる島だけに観光地でありつつも昔ながらの神事が受け継がれているとても神秘的な島です。

 

久高島に行く前に時間があったのでお昼ご飯を『森のテラス』でいただきました。安座間港から車で5分の、とっても景色の綺麗なカフェです。テラス席もあり自然を満喫しながら食事ができます。

 

 

久高島には2018年10月に訪れています。