伊平屋島(沖縄県)に行こう | ひとり旅のお時間です

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一人旅歴は10年以上。1人で行ける旅先をご紹介していきます。

そして、『とろろ〜ん365日』ゆるーく、あまーい格言を1日ひとつ、呟いていました。主役は私達一人一人。自分に優しくなろう、1番の味方になろう。

伊平屋島は沖縄本島からフェリーで80分、沖縄県最北の島です。

ほとんど観光地化していないため、観光客も少ないこの島の魅力は綺麗な海。そして、おいしい食事。

私が伊平屋島に行ってみたいと思ったきっかけも綺麗な海の写真を見て、この海でダイビングをしたいと思ったからです。

 

 

伊平屋島行きのフェリーは本部半島にある運天港から出港します。

那覇空港から運天港まではバスが運行しているのでバスを利用するかレンタカーで運天港まで向かうかのどちからになります。今回はレンタカーで運天港まで行き、港の駐車場(有料)を利用しました。

レンタカーをフェリーに載せられるので伊平屋島は車で観光したいという方は持ち込んだほうがいいと思います。

※お金なんて気にしないという方はスルーしてほしいですが、那覇からレンタカーを借り、島に持ち込む場合はそれなりの金額がかかります。その金額と車を港に停めて島でレンタカーを借りた場合にどちらがお得かを計算してみたところどっちもいいお値段でした。最安が私の選択したレンタカーを駐車場に停めて島でバイクを借りるです。

 

 

船酔いする方は酔い止めを飲んでおいた方が無難です。私は波照間島に行くザッパンザッパン波を越えていくような小型船では船酔いはしませんが、大型船の緩やかに揺れる感じが苦手です。一抹の不安を感じつつも買う時間がなく乗船しましたが、台風の影響もあり普段よりも揺れていて案の定…後半は椅子でぐったりしていました(辛)

 

島での主な移動手段は自転車・レンタカー・レンタバイクです。※バスもありますが本数は少ないです。

島内は広いのでバイクか車がベストですが、貸出数が少ないので事前予約又は港に着いたらすぐに借りに行きましょう。

島の風を感じたかったのでバイクをレンタルし乗る練習をさせてもらいました。2年前に与那国島で乗って以来、普段はまったく乗りません。そんな私でも低速20kmという超がつく安全運転から始まり乗りこなせるようになったので不安がある方も安心してください。

 

 

宿泊先は『ホテルにしえ』です。食事がおいしいという口コミと室内にシャワー・トイレが完備されているお部屋があったので決めました。

伊平屋島に宿泊する際は、宿が少ない為、早めの予約をお勧めします。

 

 

さて、念願のダイビングは台風接近の為、残念ながら叶いませんでした。いつか潜りに来れたらいいな。

今回の旅は、島内に2泊しダイビングと観光を予定していたので、2日目はやることがなくなりました(笑)

島の人からは2泊してもやることもないし1泊で戻ったほうがいいよとまで言われるしまつ…。どうなる?伊平屋島。

 

島に着いたのが昼頃なのでランチを食べに港まで歩いていきました。ホテルにしえから港までは歩いて行ける距離です。

『海魚』でお魚定食をいただきました。魚の名前は忘れましたがおいしかったので2日続けてお昼に行きました。

 

 1日目昼食

2日目昼食

 

食事後はレンタルしたバイクで野甫島にある『世界塩の博物館ソルトクルーズ』へ。世界中から集められた塩が展示されています。

店内ではお店手作りの塩夢寿美(えんむすび)という塩を購入できます。甘味があっておいしい塩です。飲み物も買えるのでちょっとひと息にいいですよ。※塩はオンラインでも購入できます。

 

 

伊平屋島から野甫島へは『野甫大橋』を渡ります。港からここに来るまで海岸沿いの道を通りますが、びっくりするほど海が綺麗。どこまで行っても本当に綺麗なんです。

 

 

帰路、『クシヌカーの浜』に立ち寄りました。

目の前には『フライパン島』と呼ばれるフライパンの形に似た小さな島があります。

潮が引いたときに島まで歩いて渡ることができます。

※岩場がすごくきれいな色をしてますが、アオサだと思うんですけど、めちゃくちゃ滑ります。思いっきり転んだので気を付けて!!

 

 

港まで戻り、『虎頭岩』に向かいます。

高台にある大きな岩で、ここから港を一望できます。

 

 

夕方、宿に戻ってきました。※Wi-Fi完備です。

お待ちかねの夕食の時間。魚料理がたくさん、新鮮でとっても美味しかったです。毎日食べられたら幸せなお味。

こうして1日目終了。

 

 1日目の夕食

2日目の夕食

 

2日目は朝食後、宿の前にある『ナートゥの浜』に散歩に行きました。徒歩すぐに海があるっていいですよね。宿のお隣にまえどまりスーパー(商店です)があるので、夕方は毎日アイスと飲み物を買ってここで過ごしました。

 

 

散歩の後はバイクで島内散策開始です。

向かった先は『伊平屋天巖戸神社』。広い場所に鳥居と祠だけがある神社。旅の安全をお願いしました。

 

 

お参り後は『念頭平松公園』へ。なんとも珍しい大きな松の木が鎮座しています。沖縄でこんなに立派な松の木に出会えたことにテンションも上がりました。

 

 

その後、『くまや洞窟』へ向かいます。ここは行ってみたい場所でした。

洞窟の中はかなり広々とした空間になっていて、穴の入口から降り注ぐ日差しが神秘的。日常からかけ離れた場所です。

 

 

 

 

天岩戸伝説の場所は日本全国ありますが、こちらの洞窟もその一つです。

洞窟には元々、祠がありましたが、その址が残っています。

 

 

 

洞窟のすぐそばにはクマヤ海岸。奥の山は『久葉山』です。実は、伊平屋島の注目ポイントでもある山並み。

写真だと質感がわかりにくいかもしれませんが、日本昔話に出てきそうな、アポロ(チョコ)のようなかわいい山並みなんです。

 

 

久葉山の頂上にあるのが島の南端にある『伊平屋島灯台』です。

ここに向かう坂道、上りはいいですが下りは中々のスリルを味わえます。

 

 

『無蔵水(んぞみじ)』と言って、岩の上になぜか絶えることのない真水があります。一体どうやってその水が湧いてくるのか?降り注いでくるのか??不思議ですよね。
 

 

集落とは反対側の海岸沿いには綺麗で人のいないビーチが続きます。

どこを切り取っても綺麗な海なんです。

 

 

島のカフェは前泊港の中にある『umi cafe』くらいです。

ゆっくり海を見ながらとか風に吹かれてという場合はテイクアウトで海にlets'go。お食事もできます。

 

 

港の中にはお土産屋さんがあるので島の特産品を買いたい場合はそちらで購入してください。もずく麺おいしいですよ。あと瓶に入ったマグロカレーもお勧めです。

 

ランチの後は昨日も行った野甫大橋に向かいます。

注意事項が一つ。風が強い日の野甫大橋付近にバイクで行くことはお勧めしません。砂浜の砂が風に巻き上げれれて砂粒凶器です(笑)

顔に穴が開いたんじゃないかってくらいバシバシ当たってめちゃくちゃ痛い。もちろんスピードを落としても大して変わりませんでした。

 

ここに来たのは昨日行けなかったフライパン島に行くため。潮が引いている時に渡ることができるので行ってみると、島の近くには釣りをしているおじさんがいました。

おじさんがいるから行けるかな?となるべく浅瀬を歩いていきましたが、途中、膝くらいで流れの早い場所があり…。はい、行けなかったよ。どう頑張ってもそこを超えていくことができなそうなので断念です。

ダイビング用に水着等、一式持ってきていたけど観光だしと宿に置きっぱなしにしていたことが悔やまれます。次回は水着で行こう。

というわけで野甫ビーチに向かい、一人でハートや相合傘を書いて遊びました(笑)

誰もいないので写真は撮り放題、遊び放題です。

 

 

帰り道、道路に気になる標識を見つけました。『北緯27度線』。

これは昔のアメリカと日本の国境です。ここから沖縄方面がアメリカで九州側が日本でした。

 

 

最後は『我喜屋ダム』へ。水はありませんでしたが、とっても大きなダムでした。

 

 

最終日の3日目は午前中の船で本島に戻りました。ダイビングがなくなり観光だけになりましたが、2泊3日でのんびり過ごせたのでちょうど良かったです。

 

最初のターンに戻って、何もない島と現地の方が仰ってましたが私にとってはまた行きたい島です。沖縄本島でお勧めの場所を聞かれたら必ずここを教えるくらい大好きな島です。

昔ながらの沖縄と手つかずの自然が残る、本島から行ける貴重な島だと思います。一人旅でゆっくりのんびりしたいという人にはうってつけ。

だーれもいないビーチを独り占めできる美ら島=伊平屋島です。

 

伊平屋島には2018年10月に訪れています。