石川県議会中東訪問団③
UAE3日目、公式日程では味わえない体験もしたいので公共交通のバスに乗ろうと早起きしました。図書館で借りた「地球の歩き方」を読み、30分かけてバスターミナルまで歩き、nolカードというICカードを買ってバスに乗り、ホテルまで戻りました。トータル1時間ほどのちょっと一人旅でした(^^)
公式日程はまず最初に蝶理株式会社(繊維販売などを手掛ける商社)の方々にお迎えに来ていただき、現地パートナー商社のITLにてまずは簡単に意見交換を行いました。民族衣装でもあるカンドゥーラ(男性用の白生地)には小松精練の製品が多く用いられています。日本製は高級品ですが人気が高く、その中でも小松精練製は最高級品なんだそうです。また、日本から持ってきた世界一薄い繊維「天女の羽衣」で作ったアバヤ(女性用の黒生地)の試作品を見せると興味津々で見ていました。
この後、全員でテキスタイルスークへ移動し、2つの店舗にて実際の販売店の意見もお聞きしました。お店には「KOMATSU FINISH」と書かれた生地が置かれていて、いい品物だとの声もいただきました。試作品のアバヤはやはり興味津々で見ていましたが、薄過ぎて軽過ぎてアバヤには向かないと率直な感想も貰いました。無理もないか、透けてたしね(^^;)
一旦、蝶理やITLの方々とお別れし、昼食を挟んで、在ドバイ日本国総領事館へ行きました。道上総領事にご対応いただき、レクチャーと意見交換をいたしました。在UAEの日本人は約3700人で、韓国人は2倍、中国人では70倍の滞在者がいて、日本の存在感は下がってきているそうです。年配の方々は日本を特別視してくれますが、若者は関係なくなってきており、他にも、初対面では日本は素晴らしいと言ってても、何度か会って本音を聞くと、「日本の姿が見えない」と言われる事もあるとの事でした。もっと日本から人が来て欲しいと言っていました。(パラオの大使も同じ事言ってた、日本人がそれだけ外に出なくなったということなんだろうか?)
総領事館の後はITLに戻り、再度意見交換させて貰いました。また、UAEと周辺国について、国ごとの男女比や年齢構成などレクチャーしてくれました。20歳未満が約5割との事、圧倒的に若い。
最後に旧市街にあるドバイ博物館を見て、公式日程は終了。
みんなで夕食した後はホテルへ。だいぶ疲れも溜まっていて即就寝しました。