石川県の林業公社は大丈夫か? | 石川県議会議員 不破大仁 オフィシャルブログ「熱意と決意の真剣勝負!」Powered by Ameba

石川県の林業公社は大丈夫か?

今日のyahoo!ニュースに青森県林業公社の破綻が取り上げられていた。
市議会議員時代から林業の「分収造林事業霧」に着目してきた私には、大注目のニュースである。


また、先の6月議会で石川県林業公社の経営状況に関する報告があり、その中でいくつか疑問に感じることがあったので、ここ最近、県の「分収造林事業」についていろいろと調べ物をしていたところだったので、尚更である。

分収造林事業は育てた木を売って、得られたお金を事業者と土地所有者との間で分ける事業である。
土地所有者は地面を貸し、事業者が植林、手入れ、伐採を行う。
元々は分収比率「事業者:土地所有者=6:4」だったものが、今は「9:1」や「8:2」に見直しをかけている最中である。


その背景には木材価格の低迷ダウンがある。
土地所有者の取り分を低くしてもらい、事業者の取り分を多くしなければ、植林、手入れ、伐採にかけた費用を回収できないのである。
いや、正確に言えば、それでも回収できそうもないと私は考えている。


青森県林業公社は帝国データバンク調べによると約367億円の負債があったとのこと。この多額の負債はこれまでは明るみに出てこなかったものである。
おそらく全国のどこでも同じだと思うが、貸借対照表(バランスシート)における負債と資産を見比べてみると、例えば負債が100億あっても資産が100億あれば、見かけ上問題ない様に見える。ところが、資産の100億がすべてまぼろしの如き値段だったなら、、、
資産価値を再評価すれば、バランスが崩れることになる。


青森県は分収造林の資産価値を見直したところ、約350億の債務超過に陥った様である。
石川県ではどうか、私は今そこに着目している。
調査中なので、不正確な事は言いわない様にここまでにしたい。
ブログになるか、議会質問になるか、どこかで続編をお届けしたい。