3月23日 感情で法を曲げるな
埼玉県蕨(わらび)市の市議会でカルデロン一家の特別在留を求める意見書が可決された。はっきり言って同じ議会人として残念である[E:angry]。これまでカルデロン一家の取り扱いに関して、国は十分に譲歩してきたと思う。これ以上譲歩しろというのか。日本は法治国家である。
カルデロン夫妻はそもそも不法入国、不法滞在者なのである。のり子さんは確かに可哀想だし、それは私もそう思う。だからといって滞在許可を出すことあってはならない。
まず、親は責任を取る必要があることはいうまでもない。そして娘をどうしたいかは親の判断である。連れて行きたいのか、日本に残したいのか。「娘がかわいそうなので、私達の罪は見逃して」というのは、感情論で法を捻じ曲げることである[E:annoy]。(ただ、法律自体が変われば議論事態が変わってくるが・・・)
最初に戻るが、少なくとも法律や条例に則って市政運営を行う、住民自治の代表である議会がこのような意見書を可決したことは真に遺憾である。ほんとにそう思う[E:pout]。