1年経って、わかった意味 | 今日も笑顔いっぱいで〜たんぽぽさん一家の物語〜

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我が家の姉妹+僕のお話と、母、そして時々、旦那のことなど、日々思った事などの記録です。

 ひきつづいて、今回もVBAC関連の記事です。

(興味のない方は、スルーでお願いしますね)

それは2009年の冬、ひまりがお腹にやってきた頃に

話はさかのぼります。


妊娠確定した時、助産師さんからすぐに

「産む施設、決めといて、じゃないとお産難民になるから。」

っと言われ


私の心の中は、真っ白になりました。


そう妊娠したい、2人目が欲しいとは思っていたけど

「産む」というところまでは考えてなかったから、


第1子の時のように妊娠中、辛くなったらどうしよう

またあの痛くて大変な思いをしなくちゃいけなのか?

「母として、情けない」という思いにかられてしまうのか・・


っと考えたら「産む」のが正直怖くなった。

でも、せっかく授かれた命、産みたいし

産むしかない。


その時に第1子を産んだ病院の先生から

「次は普通に産みなさい、そのように処置をしといたから。」っと

言われた事を思い出し、VBAC出来る病院を探すも


なっかなか見つからず、

こんなに産む病院を探すのに、苦労するなら

予定帝王切開の方がいいかも・・・っと


けど「次は普通で産みなさい。」っと言ってくれた

先生の言葉が心の中で、ひっかかり


「せっかく処置してもらったのになぁ・・」って


助産師さんにその事を伝えたら


「今すぐ、決めてしまわないでいいから。

まだまだ時間もあるし、帝王切開でっと決めておいても

妊娠後期になり、やっぱり普通で産みたいという思いも

でてくるかもしれないから、施設についてももう少し

調べて、考えてみよう。」


っと言われました。


それから数週間後の助産師外来で


1人目の妊娠中~お産にかけての話をしていたら

涙が出てきて・・・助産師さんが


蒲公英。さんにとって、我慢の連続、

不自然な出来事ばかり続いたんやね。。。」っと


そして


「決定権は常に蒲公英。さんの中にあるんやで、

それは医師でも助産師でもなく

だんなさんや、家族、そして友達でもない。

嫌やったら、最後の最後まで拒否できる

権利は、あなた自身、あなたの中にあるんだから。


いっくらでもわがままになってもいいんだよ。」


って、それってわがまま?!っていうような

提案?話をたくさんしてくれて


その時は、産むのはママ、選ぶ権利を

持っているのもママっという話をされているんだと思ってました。


そして、転院先でVBACの説明を受けた時

リスクの話をされました。


同意書(説明文)を医師と2人で見ながら


「VBACは下記の通りに普通分娩よりリスクは高いのは確か。

でも帝王切開も100%安全ではない、リスクはあります。」


あなたはどちらを選択しますか?っと



まぁ、それいう前にvbacする為にこの病院に

転院をして、前医から(転院前)も

「僕、失敗例見たことないから、大丈夫だと思うよ。いけるって」

とお言葉を頂いていたのと、説明をしてくれた先生も

「この病院で失敗例はない。大丈夫やから、不安にならんと

安心しといたらいい。もし旦那さんが反対するようなら

私から、説明するから。お産の時はずっと私がつくから」っと


(今から考えると、この時点で「大丈夫」って言葉なんて

使っていいのか(^_-)?っと今頃になって思うけど・・

まぁ、私の不安をぬぐいとり、スイッチを押すには

「大丈夫」という言葉だったのかな??っということにしときますσ(^_^;))


VBACを選ぶってかなり、リスキーだわ。とか

子供の安全考えたら、そりゃ切るのが当たり前やろ

VBACを選ぶって親として、それはどうなのか?

女のエコやね゙、恐ろしいとか、

そこまでして産みたいの?・・・・etc

とかいろんな声がある中で


確かに「子供に何かあったら・・・」と考えたら、怖いけど、、、

その時の私は、すでに頭の中がリスクでいっぱいというか


リスクという言葉はもう、聞き飽きてた耳


先生の説明で

「2度目の帝王切開でも100%安全ではない」

っということを聞いて、考えてみたらさ


そりゃ、そうだひらめき電球っと、

だって切るんやし、麻酔はかけるし

それのどこが安全なんや?

100%なんて言い切れんやろっと?


かと言って、普通の人が

2度目の普通分娩だって、100%安全って

言い切れるかといったら、そうでもない。

最後の最後で・・となった人もいるわけだし


そう「どんなお産にも100%安全はない。」っと

これはなにもお産だけに限ったことではなく、

普通に生活してたって

どこでリスクが潜んでいるやわからん、この時代ー。


「なんでも100%なんて言い切れない」と。


だったら、自分でどう考えて、

どう判断すべきか

ホントはどうしたい?


自分の気持ちと体に耳を傾けてみる。

っという発想がでてきて


私の場合は、里帰りせず、

産後もお手伝いがない状態だったから


家族のために1日でも早く退院しなくちゃ。

退院したその日から家事や育児をしなくっちゃ


だから、オペしていつまでも痛い、

いつまでもしんどい・・・なんて言ってられない状態!!


っと思って、結果、vbacを選択して

無事、出産して、現在に至りますが、


2つのお産を振り返って

助産師さんの「決定権は常に自分にある」っと

言われた言葉の意味を考えて


もしかして、助産師さんの言いたかった

ホントの意味っていうのが、今頃だけど

わかった気がします。


それは「産む決定権」ではなく

「産まれる決定権」


(なんかドラマのセリフみたいですがσ(^_^;))


2回のお産を経験してわかったのは


じつは赤ちゃんは産むのではなく生まれてきてくれる。

っということは、

ホントの決定権はママでなく、赤ちゃんにあるのではないか?


っということにー。



お姉ちゃんの時、3日間促進剤使用した後に

回旋異常がみつかって

「もしかして、出てこれなかったの?」っと聞いたら

「そうだ」っと蹴り返してきてくれたように


お腹に宿った子は、どの子も

「早く会いたい」と言ってくれている人達に

会おうと、みんなお腹の中でがんばってると

思うんですよ。


(なのに、みんな早く出て来いヽ(`Д´)ノとか

赤ちゃんにいうのは、いかがなものかと思われますよNG

気持ちわかるけど、赤ちゃんの気持ちにもなってみてみそ!!)


だけど、妊娠中や出産まじかになって

何かトラブルがあって出れこれず・・。


そうなったら、いくらママが産むつもりでも

危険が多く、命を最優先に考えないと無理ですよねガーン



逆に、どうせ無理なんだからシラーっとママが決め付けて

みたとしても、赤ちゃんがつるりと生まれて来てくれるケースも

あるわけで・・・・汗


そう考えると先々の結果を勝手に想像して

自分の体やがんばって生まれて来てくれる子の

意見を考えず、ママだけで決めてしまうというのは


「それって、逆にどうなのかな?」っとも思いますよ。


「赤ちゃん自力で生まれるために準備して

でようとしてるのに・・・。」っと


だから、最後の、最後まで待ってあげて

それでも無理かも・・・

って思った時に初めて考えてみる・・

自然に身をゆだねてみる・・・


というのも

悪くないのかな?っと思います。


ぶっちゃげた話「なるようにしかならん。

思い通りにはいかない・・みたいなσ(^_^;)」

きっと、「決定権」を話してくれた助産師さんや

私が出産した病院の医師・助産師さんは

自分達はいくら忙しくても

しんどくても、ハイリスクとわかっていても


「お母さんの気持ち、そして何より

生まれてくる赤ちゃんの意見をまずは聞いて・・

できるだけ、自然の形で・・1人1人が思い出に残る

いいお産を」


っという思いの一心でやっているのでは?


って今頃になって、思います。



・・・でも、あの時の私は

「気合だ~気合だぁ~気合だぁ~ビックリマーク

無理なら、無理でスパッと諦めるぞぉ~」


っと男らしい覚悟?!っというか、

絶対、産む・・!!でも、もし無理なら無理で

その時は、もうしゃーないやんかっひらめき電球っと


今みたいに「赤ちゃんの意見を考えてみる・・」なんて

優しいさ?余裕?なかったのが現実だけどね・・・(;´▽`A``



なので、もし今、迷っている方がおられたり

帝王切開後、次に妊娠したのだけど・・


っと思っている方がいるなら

「同じお産は二度とないんだから・・」っと考えて


どちらに転んでもいいように

選択できるように準備をして

医師がOK、GO!サインを提示してくれるなら


赤ちゃんの意見を待ってみて

がんばってみて欲しいなぁっと思います。


がんばっても無理やった。

最初から帝王切開希望してればよかった

って思うかもしれない、

人から言われるかもしれないけど



「でも、先の事なんて、誰にもわからないもの。」だもん


何かトラブルがあって、帝王切開になったのなら

それは仕方がないことっというか


赤ちゃんもママも無事なら・・・。

嫌なことをいう何もわかってない人がいれば、

スルーしてっというか

「じゃぁ、逆にあたし達がどうなってもよかったのかいドクロ

っと言い返せるくらい強くなってσ(^_^;)


もし、上手くいったなら産後のあの楽さを

体験してもらいたいなぁっと思います( ´艸`)



~最後に決めるのは、自分自身(赤ちゃん自身)~


ママと赤ちゃんがよいと思う判断をして

安産で生まれてくれることが一番だもんね音譜


がんばって欲しいです。