気が付けばもう40代。
たっくさん失敗したし、たっくさん笑った。
そして泣いた。
一度振り返ってみたいと思ったので
私の人生の歩みを出生から
書いてみたいと思います。
だんだん塾を休むことも少なくなってきて
日曜日のレッスンの宿題もやれるようになっていた。
レッスンでは主に短いメロディーを暗譜して
先生の前で歌えるようにする。
そして、聴音という先生の弾いた音を楽譜にする作業。
他にも何かしていた気がする。
それと学校の宿題があればそれもやる。
全部やったらやったで達成感ではなく
何故か足りない感覚があった。
やるべきことはやったのに。
よく分からない不満のような感覚があって
次第に勉強に行き詰ったら
絵を描いたり迷路を書くようになった。
だから終わらせるのに時間がかかるようになった。
そして寝るのがどんどん遅くなった。
寝る時間が遅くなっても起きる時間は変わらないから
睡眠時間が削られていった。
それでも学校には通えていた。
目のクマはどんどん濃くなっていったけど。
いつのまにか、消えないクマになっていた。
これがこの先ずっと消えることなく
私の一部となる。