被告人は20代後半の男性。よく言えば精悍、悪く言えば、いかにも血の気の多そうな悪人顔。第一印象は横柄な態度で終始落ち着きが無いですね。貧乏ゆすりが凄い。いかにも短気で直情的な思い込みの激しそうな印象。

被害者女性は昔付き合っていた彼女さん。

身上経歴は前科2犯、前歴有り。

高校中退後、職を転々、土木作業員などをしていたそうです。

今回の行為は執行猶予期間中の出来事。

なので実刑はほぼ確実ですね。

被害者女性に好意を寄せて募る思いがストーカーに行為に発展とまあ、こんな感じの事を検察側が説明してくれました。

 

問題はなんと被告人、前回も同じ女性にストーカー行為を行って捕まっております。勿論、被告人には被害者女性に近づかないよう警察から命令が出ています。執行猶予期間中にあっさりと同じ被告人に再犯とは驚きます。執念深すぎでしょ。

 

ストーキングのやり方が今風でハイカラです。所謂インスタグラムを使った奴ですね。

 

被害者は前回被告人からストーカー行為を受けた際、アカウントを当然変えている訳ですが、それなのに前回のストーカー野郎から書き込みやらフォロー要請が来るわけです。しかも被告人被害者女性の関係者、家族、友人、知人に大量のフォロー要請とか送り付けています。これはマジで怖いですね。どこに居るかも分からないストーカー犯から終始監視されているかも知れないという恐怖。しかも同一犯から

 

と言う訳で弁護士さんもまずはそこを突っ込みます。

被告人の答えは「酒に酔っていた」と「やっていけない事だと分かって居ながら飲酒で・・理性が働かなかった」的な事を言いますが・・「被害者女性には恋愛感情は無い」とも証言していました。いやいあ、それは無いでしょう。酒飲んで気が大きくなったとでも言いたいのでしょうが、この言い訳はキツイ物が有ります。あと被告人一応、身元引受人兼監督者がいます。今勤めている会社の代表さんらしいです。仕事面では真面目なのでしょうか?それともこういう荒くれ者の扱いに慣れているのでしょうか?

 

あと確かに恋愛感情は無いかも知れませんね。恋愛感情というより嫌がらせをしたい感情の方が強いと感じました。というのも前回の別れる原因には金銭問題が有ったようです。幾らくらいの借金が被害者女性に有ったかは分かりませんが、どうやら被告人が被害者女性に貸した金が被告人には余り却って来なかった様です。あと、被害者女性の浮気も疑っていたようです。推測ですがそれが原因で分かれる事に成り前回のストーカ事件に発展したと、予想ですがそんな所でしょうか?

 

にしても、嫌がらせの文言が中々悪質「遊び倒せるのもあち2ヶ月、実家に職場にどこに行こうかな」こういう言葉を被害者女性のインスタグラムに送る訳です。このどーとでも取れる文面が又一段と恐怖をそそります。

遊び倒せるのもあと2ヶ月(2ヶ月以外に何かしらの犯行を行うという事?)

実家に職場にどこに行こうかな?(実家や知人を巻き添えにするという事?)

しかも、被害者はやっと自分のストーカーが終わってたと思ったら又同じストーカーですよ。もう一生付き纏われるかも知れないと当然思いますよ。

 

被告人は一応反省の意を示して、「謝りたい」と言っておりますが裁判官から「弁護士も面会出来ない状態で被告人に合いに行って謝罪したりしないように」と釘を刺されます。

 

ん~、この被告人多分、あんまり反省してないと思いますね。

検察は懲役1年を求刑してたけど、執行猶予期間中の犯罪だから実際はもっと長く喰らうでしょうね。でもどうやって被害者女性のアカウントを見つけたんだろう?普通に打ったら出て来たって言ってたけど、んな訳あるかい!心の中で突っ込んしまいました。

 

うさぎでした。

 

 

 

被告人は60代のお爺ちゃん。ヘルニアの病を患っており、足が不自由そんで痛々しい感じ。一見人畜無害に見えますが人畜無害な人間は裁判の被告人にはなりません。とある女性の裸の写真を盗撮して、その映像をネタにして被害者女性から50万円を恐喝、結果20万をゲットしたという訳です。中々の屑野郎です。

 

ではお爺ちゃんの身上、経歴を見てみましょう。大学中退、前科三犯、現在生活保護を受給中であります。このお爺ちゃん中々、才能が有るようでドローンの特許を持っておりそれを人に貸(以後A氏、一応会社の代表なのかな?)して事業展開をしています。

因みに被害者女性はこの会社のアルバイトだったようですね。

 

ここからが複雑なんですけど被害者女性は被告人の事業に出資もしてるんですよね。特許の権利の一部をどうとか(詳しい事は良く分かりません)でもなっ、なんと400万近く貸していたようです。そして被害者の女性、被告人お爺ちゃん相手にパパ活をしていました。60代後半の男性相手に4回もパパ活して何と20万もの大金をお爺ちゃんからゲット・・(それが原因で裸を盗撮されて恐喝に至る訳ですから、どこか抜けてますねwww)

あれ・・ちょっとまて・・確かこの被告人・・生活保護受給者・・・どうやってそんな大金を・・はい答えは会社の金です。一応被告人はAの了解は取って有るは言ってましたが。これは本当かな~、これは非常に疑わしい。というのは当時、Aと被告人の会社は経営が悪化しており、そもそも論として何故恐喝したのかと言うと会社のウェブサイトを作る為の資金欲しさだったようです。そんな時にパパ活のお金をわざわざ会社から出しますかね~おかしくね??

あと被告人、「20万もの収入あったらそれちゃんと役所に報告しなきゃ駄目だよね」としっかりと検察に突っ込まれます。

被告人はもう言い訳が実に虚しい。まあ被告人としては20万もの副収入が発覚したら生。活保護止められちゃうからね~。ヘルニアの手術も有ってそりゃあ、生活保護はキープしたいよね。そのせいかもう何を言ってもシドロモドロ。裁判官もやや呆れ気味・・。

そして、さらに没収したSDカード。盗撮をした女性の画像入っていたはずですがSDカードに入っていたのは、何と被害者とは別の女性の画像・・そうこの被告人なんと被害者女性含め計3人の別の女性を盗撮して、保存しておりました。お爺ちゃんの性癖がやばすぎでしょwwこの人絶対に他にもやばい事やってるでしょ。

 

因みに被告人の前科の一つが偽装結婚のブローカー、なにかと性と金が常に絡む犯罪歴ですね。これはもう性格ですね。

被害者への弁償も金の行き来が複雑で良く分かりませんでした。最低でも20万は返したらしいですが、それが被害額20万と言う意味なのか示談の金というべき物なのかなのかイマイチ良く分かりませんでした。

 

何ですかね~この事件。自分でドローンなんて作る訳だから頭のいいお爺ちゃんなんでしょう。でも盗撮の性癖はあるわ、生活保護不正受給は発覚するわ、パパ活に釣られるわで、もう色々突っ込み処が多すぎます。

全傍聴人、検察官、裁判官そしておそらくは弁護士も半ば呆れる中、検察は懲役2年を求刑。弁護側は高齢、持病、ウェブ会社への支払いが原因と私利私欲が原因ではない、反省の気持も示しているから、執行猶予を求めましたが・・

 

無理だよね・・執行猶予は・・・常識的に考えて・・・

 

うさぎでした。

NYの地下鉄とかをTVで見ると壁なんかに良くスプレーで落書きしてあるのを見るじゃないですか。まあ、アートとと言うか落書きと言うか微妙なアレです。傍聴した裁判はそれの日本版ですね。もっとも被害に遭ったのは地下鉄では無く、家族経営の八百屋さんなんですけど。

 

被告人はまだ若い男性。学生さん。因みに大学はアメリカの大学。傍聴席にはご両親もお見えに成っています。お父さまはブルース・ウィルス似のイケてる禿げ外国人でIT会社の社長。お母さまは日本人ですが流暢な英語を話している辺り、インテリ階級のお方と見受けられました。

 

さて、この被告人ですがアメリカの大学から日本に帰国して、ナイトクラブでBという外国人と知り合います。因みにBの正式な名前、住所は知らないとの事。ラインで連絡を取り合いながら会いながら遊んでいたそうです。んでBと一緒に落書きが出来る八百屋のシャッターを見つけたと。因みに実際に落書きをしたのはBで被告人は見張りをしていたそうです。

これだけ聞くと主犯はBで被告人は大した事してないと思うでしょ・・

じつは被告人未成年時代に似たような事件を起こして何回も捕まっています。万引き2回、落書きと大麻でWで1回、落書きで1回です。未成年だった為、刑務所には行かず、今回は成人していたので逮捕という運びとなった訳です。恐らくは其の度に親に尻を拭いて貰っていた訳ですね。(恐らくは多額の示談金なんかも全部親持ちなんじゃないかな?)あと保護観察も受けていた経緯があります。要は今まで何の反省もしていなかった・・そういう事ですね。

 

こういう被告人の過去を考えると、被告人がBを唆して書かせた線も考えられますね。

そして、勿論今回の示談金と保釈金は「おかあさん」が支払っています。被告人が「おかあさんが出してくれた」と言った時のお坊ちゃま感は凄かったです。

 

被告人側の証人としてお父様が立ちましたが、これも何か本当に監督と更生させる気あるのかなと・・?とかなり疑問を感じました。まあ母国語が日本では無いのでボキャブラリーと表現が限られるというのは有るのですが・・なんだろ・・事の重大性というか緊張感を感じないとでも言うのでしょうか??お父様もしかして「アメリカじゃマリファナも落書きも大したこと無い」とか考えてございません??一応ここは日本でございますよ?

 

あと被告人、今では「落書きをアートだと思っていない」的な事をぬかしていやがります。いやいや、他人の所有物に許可なく絵を描いたらアートだろうと、なんだろうとそれは落書きですよ。ちなみにアートか否かは他人が決める事ですよ。バンククシーだって周りが認めているからアート扱いなんです。

その証拠に貴方にアートを描かれて感謝された事ありますか?(まあこれは、確か弁護士さんの突っ込みだったと記憶してるけどww)さらにこれからは、「ギャラリーなどで絵を描く仕事をしたい」的な事をぬかしやがります・・。

 

もうね、世の中なめてるとしか思えない。

散々親に尻拭いさせ(つーか親も親でしょ。)て、それが常態してる感がすごい。せめて何十万という今回の示談金くらい働いて返してから、そのセリフ言えんのかと?突っ込みたい。まあ最終的には米国籍を取る気のようですから、でもアメリカでもやらかすような気がしますね・・絶対再犯するこの人!と思いました。

 

うさぎでした。