ボヤキ男の一人旅

ボヤキ男の一人旅

様々なジャンルに、ただひたすら毒舌吐きながらぼやいていく。
ただし偏りがあるのはご容赦のほど。

先日、車で外回りをしていたのだが、普段ならお気に入りの曲を流して運転しているのだが、その時は別の車だったのでFMを聞いていた。

ほとんど聞き流していたのだが、あるとき何故か心地よい曲が耳に入ってきた。

「あれ、どっかで聴いた曲だな」と思いながら聞いていると、その曲を歌っているグループの名前が気になってきたのだ。

FMで曲を流すときは大半が曲名と歌手の名前を先に言う。

だからその時は誰のどんな曲かが分からないままだったのだ。

 

しかし運命の時はやってきた。

家でノンビリTVを見ていると流れてきたではありませんか。

それは山崎パンのCMだったのだ。

ヤマザキパンのランチパックのCMで流れている曲が見事に合致。

はい、Chilli Beanswelcomeという曲でした。

 

しかし今までこのグループは全く知らなかった。

今までも結構色々な曲を聴いてきて、様々なジャンルの曲も聴いてきた。

しかし・・・知らなかったんだよなぁ。

女の子3人のグループってのも知らなかったし、こんなロックなグループがあったことも知らなかった。

女性だけのグループと言えばプリンセス・プリンセスなどが有るが、とにかくこのグループは大好きで、他にもテクノポップになるがPerfumeも大好きだ。

しかし・・・知らなかった。

 

と言うことで、早速Chilli Beansに関して調べてみた。

そうすれば、出るわ出るわ、良い曲がドンドン出てきた。

はい、見事に引き込まれました。

いやぁ~~TVではあまり見なかったから気が付かなかったけど、聞いてみるとお気に入りの曲がドンドン増えて来るではないか。

本当に偶然だったけど、こんなに楽しい曲に巡り合わせてくれたFMに感謝。

 

このChilli Beansの曲は、他にも気に入った曲があったので早速アルバムを購入。

これまたお気に入りの曲を引っ張り出して、車のSDカードに放り込んでご満悦。

それ以降、毎日ガンガンと聞いています。

どっちかと言えばベースの音が効いているのが好きだから、多分っくる間の外から聞いていると、変なドンドン音が響いている車が来たら僕の車と言うことで。

 

しかし彼女たちの曲はビートのきいた乗りやすい曲ですねぇ。

メロディーも今までにない雰囲気を持っているから刺激的。

なんと言っても歌詞がぶっ飛んじゃってる。

曲を聴いただけでは何言ってんのか分からなかったけど、歌詞カードを見ても分かんない。

いや、それがまたこの曲にあってるんだよ。

とにかく楽しくて仕方ないグルーと言うことでした。

ちなみに、そのwelcomeだけでなく、See C Love や105☻、などお気に入りの曲が満載。

とにかく新しい世界が広がったと言うことでした。

 

いや、楽しくてたまらん♪♪♪

今日もTVを付けていると、台風10号のと自民党総裁選挙の話ばかりだ。

自分自身としては色々予定があったのに大幅な変更をやらざるを得なかった台風10号の話が一番堪えている。

1週間ほど前は、名古屋に上陸してそのまま日本海に突き抜けていくと言っていたから、その日は岐阜高山に行く予定だったのを断念。

相手方も「台風ならしかたないですね」と言ってくれたのでホッとしたのだが、現段階はこの様。

これなら高山にいけれたではないか。

まあ自然が相手だからどうしようもないってのは理解しているが、マイッタしていたのだ。

その中でも一番堪えたのが、この土日に遊びに行こうと思っていたのが駄目になったこと。

いくら何でも台風の中、遊びに行くのは危険だと言うことで断念。

この夏最後の楽しみが消えたことに関しては怒り満開。

と言ってもどうしようもないので、涙を飲んで中止を決定したのであった。

しかしこの期に及んでも未だに進路が確定しないのが今回の10号。

もうすぐ九州に上陸すると予想されているのだが、さてどうなることやら。

願わくば九州の西側を通過して、そのまま北に上がってくれないかと思うばかりである。

 

話は戻って8月と言えばなんと言ってもオリンピックだった。

以前も書いたようにパリオリンピックは僕の中ではかなり評価の低いものだったが、それはスポーツ全体のことを言っているのではなく、あくまでも現在のオリンピックが抱えている問題に関してのみ大きく反対しているのだ。

実際に競技自体は、日本人の選手は本当によく頑張っていた

中には見ていて本当に悔しい場面もあったが・・・。

例えば柔道の団体戦や男子バレーなどだ。

誰が見ても「?????」と思うであろう電子ルーレットなどは、流石フランス人らしい小賢しい方法だと言うことはさておき、2セット取って後1点で勝つと思ってみていた男子バレーが見事な逆転にあって敗退したときは、膝の力が抜けるような感じがした。

しかし団体の方はあのルーレットに入る前に勝てば良かったことだし、バレーの方は「後1点」まで追い詰められたにもかかわらず逆転したイタリアを褒めるべきであろう。

どっちにせよ共通するのは、やはりメンタルだと思う。

技量的には全く遜色ないのだから、何とかメンタルを鍛えて次期オリンピックにつなげて欲しいと思う。

それ以外にも女子投擲の北口選手も見事だったね。

でもってビックリしたのがレスリング。

いやぁ、見事である。

他にも色々凄い選手が出ていたのだが、当然、メダルが取れなかった選手も本当に良くやったと感じている。

しかしそんな選手に脅しのようなメッセージを送る輩がいるとのこと。

そんなクソみたいな奴は地獄に落ちれば良い。

とにかく選手達は結果はどうあれ、胸を張っていて欲しいものだ。

 

と言いつつ、僕のパリオリンピック自体の評価は、かなり低い。

色々入ってくる話は、信じられない話が多いのには驚きを通り越して変な笑いしか出ないのは確かだ。

まあ一番の驚きはセーヌ川でのトライアスロンだがね。

とにかく今回のパリオリンピックは黒人ばかりにこびを売って(黄色人種は相手にもされてない)ポリコレとLGBTとビーガンに尻尾を振りまくった大会だったと言うことで、クソみたいな運営という印象ばかりが残ったオリンピックだった

 

結論:フランス人にはオリンピックの運営能力は無い。

 

はたまた話は変わって、これからが正念場の自民党総裁選挙のこと。

いよいよ出てきましたねぇ。

30日には大本命の小泉進次郎が出馬表明をすると言うことらしいが、今回はそのことについて。

一言で言うと、総裁選に小泉進次郎が勝利すると言うことは、日本は混迷の3年を迎えることになる

なんと言っても彼には全くビジョンが無い。

と言うか、進次郎には考える力も無いってのが正解だろう

と言ってもここが日本の政治の怖いところである。

基本政治家がアホでも、官僚の能力が高いから何とかなるのが日本という国なのだ。

安倍晋三みたいに(良い悪いは別として)どう日本を導こうかと言った目標を持った人が総理になるのが一番よいと思っている。

しかし何度も言うが、小泉進次郎はそのような頭の持ち主では無い。

なんせ環境問題を「セクシー」の一言で乗り切ろうとしている奴だからだ。

今時中学生でも言わないぞ。

そんな能力の全くない進次郎の強みは、なんと言っても顔だけで推してくれるおばさま方と菅元総理と言うことだろう。

たぶんだが、菅元総理は自分の言いなりになりそうな進次郎だから推薦してるんじゃ無いかなぁとゲスの勘ぐりを言ってみる。

そうだとしたら菅さん凄いよ。

 

しかし不思議で仕方ないのが「総理になって欲しい人物」のアンケート。

1位が石破さんってのはまだ分かる。

と言っても石破さんは発想そのものが評論家的

完全に一歩は離れたところから「いかにも・・・」と言った話をしているだけで、実際『ならどうやるの?』ってことに関しては一切出てこない。

評論家が総理になれるなら、評論家の田崎史郎さんにでもやってもらえば良い。

とにかくすべてが人ごとにような話しか出来ない石破さんは、総理総裁としては不適格だと思っている。

でもって2位が小泉進次郎。

これを推している人の気持ちが心底分からないってのが本音だ。

何度も言うが、彼は政策的なことは今まで一度たりとも言ったことはない

一番のお手柄はレジ袋を廃止したことだけだ

それもレジ袋廃止は環境には全くと言って良いほど関係ない。

大手スーパーやコンビニからのお願いでレジ袋を廃止にしたってのが本音だろう。

これでスーパーやコンビニにしてみたら、その袋の分が客に価格転嫁出来るって事だからな。

一般市民に負担をかけて大企業にいい顔をしてみせる進次郎は、間違っても庶民の味方ではない

レジ袋を如何にも環境問題のように扱って廃止させ、自分は環境に優しい大臣だって言っときながら、都合が悪いと感じたら「あれは僕が言い出したのじゃ無い」などと誤魔化し始める。

河野太郎は逆ギレするけど誤魔化しはしない。

まあ環境問題をセクシーに進めるって事は、大企業の顔色を伺うって事と同意語ってのはビックリだね。

他にも原発の処理水を廃棄する一歩手前まで行っていた時に、漁民の集会に出て好き勝手なことを言ったりしていた。

自分が良いとこ取りをするためなら、他の人がそれまで苦労してきたことを府も潰す事も厭わないってのが傍若無人っぽくて素晴らしい(皮肉です)

 

結論:どんなに中身が無くても、耳障りの良い言葉を言ってくるハンサムが一番人気があるってのは世の真理。

そりゃ歌舞伎町のホストがモテルわけだ。

 

問い言うことで、台風10号と小泉進次郎に乾杯!!

 

 

少し話が遅れてしまったが、8月9日に長崎平和記念式典が行われた。

100カ国の代表が参列し、それなりの式典が行われた。

しかし今回の式典で話題になったのがやはりイスラエルのこと。

何を思ったか、長崎市はイスラエルを招待しなかった。

そのことに関して、日本を除くG7の国が反発し、駐日大使の派遣をしなかったのだ。

ま、当然であろう。

 

そもそもこの式典の本意は核兵器の廃絶を願っているものだと思っている

だから地球上のすべての国が核兵器を持たない作らないことを目指していくことを訴える式典ではなかったのだろうか。

それがいつのまに戦争反対の式典になっているのだ。

核兵器の廃絶を一番の目標とするなら、核を持っていようがなかろうがすべての国の共通の見解を持つべく努力するのが被爆した人の使命であろう。

 

それが何故イスラエルを省いたのだろう。

長崎市としては「治安上の問題として」と本当に苦しい言い訳をしているが、この言い訳は日本の治安能力を卑下していることと同様の話になる。

そりゃ確かに、元総理大臣の暗殺すら阻止できなかった警察がイスラエルの大使に対するテロを阻止できないって言うなら理解できる。

「長崎県警ではテロを阻止する能力が無いので仕方なく呼びませんでした」と言ったのなら、大半の人は納得したのだろうな

それでも世界では様々な紛争が起きている。

にもかかわらず、なぜイスラエル限定なのだろう。

中国も南シナ海で力による領土拡張を起こしているし、韓国だって未だに戦争中だ。

他にも色々な紛争があつが、その関係国家はすべて招待されてないかと言えばそうではない。

この見事なダブルスタンダードを、市長はどう考えているのだろう。

ま、どうやら長崎市長はそこまで考える能力はない人のようだがね(憶測)

 

以前このブログでも「中東の問題に関しては、日本は触ってはならない」と言っていた

イスラエルもパレスチアもどちらにも言い分があり、そしてどちらにも正義がある。

ただその正義というものが宗教より生まれてきたものだから、日本人の安直な発想だけでどちらかに加担してはならないのだ。

たしかにイスラエルはハマスの攻撃で1200人を越える死者と100名を越える捕虜を取られている。

反してパレスチナ側は現段階で35000人近くの死者を出している。

単に人数だけを見て「パレスチナ、可愛そう」というのは大きな間違いだ。

そこに至るまでのとんでもない歴史を鑑みたら、たんに「パレスチナ、可愛そう。だからイスラエルは招待しないぞ」って事にはならないだろう。

にもかかわらず、長崎市長は安直な発想でイスラエルを招待しなかった。

長崎市長は自分のやっていることがダブルスタンダードであることすら理解できずに、まさに目先しか見えない典型的な人間である。

 

紛争地区を招待しないのなら、中国、韓国(北朝鮮とは戦争中である)を含めた紛争国はすべて排除すべきである

そうでなくて、本来の目標である『核廃絶』を目指すなら、核保有国はすべて招待すべきだし、紛争国であろうがそうでなかろうがすべての国を招待すべきであろう。

と言うことは当然のこととつぃて、ロシアも北朝鮮も招待しなくてはならない

何度も言うが、この平和式典は戦争反対の式典ではない。

あくまでも核兵器廃絶のための式典なのだ

 

と言うことで、今回の式典において長崎市の行ったことはとんでもない愚策だと断言できる。

原爆を落とされ、多くの人々が殺されたことは反戦を唱えるための特権ではない。

原爆で瞬時に殺されようと、東京大空襲んおように焼夷弾で焼き殺されようと、残忍さにおいては何ら変わるものではない。

だからこそ戦争反対を唱えるような漠然とした式典ではなく、核兵器反対といった広島・長崎でしか言えないことを言う式典が求められるのだ。

長崎市長も、耳障りが良くて市民受けの良い(これが票につながるのは確かだが)事だけ言うのではなく、しっかりと式典の本来の目的を目指して来年の運営をやって貰いたいものだ。

 

 

いよいよ2024年、パリオリンピックが始まった。

朝方の2時頃からとのことで、NHKを付けて開会式観覧の準備を始めた。

でもっていよいよ始まったのだが、結論から先に言おう。

今回の開会式は、僕の採点では100点満点中・・・35点である。

 

4時間近くの開会式であったが、今回の式場はセーヌ川といった特殊な場所だから、観る側からしてみたら焦点の絞りきれないパレードといった感じだった。

 

大きな川を様々な船が選手を乗せて通っていく。

様々な大きさの船の上に、色々の国の選手団が乗ってパレードしていく。

国の選手団の規模によって船に大きな差が出来てしまってるが、賛否はあるだろうがこれは仕方ない。

ただ気になったのがその船に平行して台船の上でパフォーマンスをやっているのだが・・・それってしっかり見えるのか??

そりゃメインは選手の方だが、だからと言ってパフォーマーが蔑ろにされて良いわけじゃない。

TVで観ているからこそ、アップでの画像が目に入ってくるが、川沿いのスタンドで観ている人にとっては遠目の点でしかない。

 

台船以外の色々な催し物として川岸での踊りや歌もおこなわれているが、その近くのスタンドでしか観ることが出来ないのではなかろうか。

ましてや橋の上でおこなわれていたファッションショーもどきのランウエイなどは、本当に下から見ることが出来たのかと思わざるを得なかった。

単にTV向けでしかないのが見え見えのショーだ。

しかしなんと言っても致命的だったのは、本来なら活用されていただろう大型スクリーンが雨のために使えなかったこと。

川沿いのスタンドでおこなわあれていたパフォーマンスなどは、選手団の船が通り過ぎたらスクリーンなしでは見ることが出来ない。

エッフェル塔での催しも、その広場にいてない者からすれば「エッフェル塔で何かやってるなぁ」って感じで、参加すしている感も感じられなかっただろう。

やはり雨の影響は大きかっただろうとは思うが、雨の対策をしっかりしてこそ、外での開会式が生きてくるモノである。

 

次に色々なパフォーマンスの様子である。

ざっくり言うとメインテーマの貧弱さである。

どうやら『多様性』を表現したかったみたいだが、多様性というモノに対する視野の狭さが際立った出し物が多かった

フランス人の考える多様性ってのは、人種の多様性、性差の多様性、性癖の多様性しかないのかって感じでしか受け取れなかった。

フランス国内での有色人種の比率ってこんなに多いのかってレベルで出てきている。

それに単純に男女間の古来からの性愛だけじゃなく様々な性癖を表現するパフォーマーが何度も何度も表現されているのは、単純に辟易してしまった

特に、たぶん図書館であろう場所で裁断された印刷物をまき散らすシーンは、知的な財産の継承を遺棄することで様々な性癖を認めていこうといった訴え方に感じて、強い不快感を感じていた

良いのだよ、フランスに住んでいる様々な人種の比率を無視して、有色人種(何故かアジア系の出演者の姿はほとんど見なかったが)を多用して「如何にも・・・」的な感を出すって自己満足感を満たす表現方法でもね。

またこれも多様性が言いたいのだろうか、首を落とされたマリー・アントワネットのパフォーマンスなどは語るに落ちるとはこのことだ。

何を表現したいのか今でも分からないが、このパフォーマンスがオリンピックにつながるのかを是非教えていただきたいモノだ。

 

それ以外にも残念と思われたのがフレンチカンカン。

いや、あれって練習してたのか???

今まで僕が見たカンカンと違い、なんだか踊りがぐだぐだだったのだ。

いや、丁度TV見たときは休憩中かな??

でもTVで流すならちゃんとしたところを流すべきだな。

オリンピックの開会式なのだから、せめてムーラン・ルージュレベルのカンカンを見せて欲しかった。

他にも橋の上でのランウエイの意味が全く分からなかったってことはあるなぁ。

少し話題になっている「裸の青男」も意味不明だった(まあ不快感はあまりなかったが、意味は分からない)。

とにかく「何がオリンピックに通じるのか」って部分においては、大半の演出が理解できない者ばかりだった。

 

と言うことで、あくまでも僕個人の感想だが、今回の開会式はセーヌ川を使っていこうとするチャレンジ精神は評価できる。

しかしその見え方が細部まで詰められていない甘さが多く見受けられた。

特に雨の場合がほとんど想定されてないのは残念極まりない。

川でのパフォーマンスも大型スクリーンありきで、今までのありきたりのモノを持ってきただけだし、話によると歌も雨音で聴くことが出来なかった場所が多かったみたいだ。

中国のように、何日も前から雨を降らさないようにすることもなく外での開会式を選んだのなら、土砂降りの雨の中でも完成形を見せ付けるモノを作るべきだった。

 

次はその内容だが、どう見ても自分の思いよがりが全面に押し出されている

彼らにとって多様性は人種的なモノであったり性的なモノでしかないとしか感じられない内容だ。

スレンダーな美人よりは太った女性、白人を使うよりは有色人種(しかしアジア人は除く)、キリスト教的な性関係よりはLGBTQを使った方が正義であるといった偏ったメッセージを、これでもかと言うほど打ち出していた。

そしてこの表現の何処がオリンピックに通じるのかといった疑念も残ったままだ。

個人的にはうんざりである。

しかし、なかにはフランス古来の芸能を表現豊かに見せている場面もあった。

なぜこのような場面を積み重ねないのだろうか、

 

と言うことで、今回の開会式は悪い意味での独りよがりが目立った式であった。

コロナの所為で変更を余儀なくされた東京オリンピックの開会式でも、これほど酷い式ではなかった。

ちなみに東京オリンピックの開会式の僕の採点は60点である。

フランスは自他共に認める芸術の国である。

このような土壌があるからこそ、このような意味不明の開会式をも受け入れるのだろうと感心する。

少なくとも日本では全く受け入れられないであろう開会式だ。

だから僕は35点の採点をしたが、それはあくまでも個人的なものであり、新しいものを作り出すといったクリエイティブな部分は高く評価している。

 

と言うことで、いよいよオリンピックが始まったが、基本的に現在のオリンピックに対しては良い感情を持ってないのは以前の話に出したと思う。

結局、東京オリンピックでも多くの汚職が発覚してきているではないか。

汚いお金まみれのオリンピックは、一度綺麗に精算すべきだという考えは今まで通りだ。

まあ東京オリンピックの負の遺産は東京都民が身銭を切って拠出し続ければ良いとは思うが、そのお金を都民のために使った方が明らかに有意義だと思うのだがね。

とにかくもう2度とオリンピックを誘致するのは止めた方が良いとは思っているというはなしだ。

 

そうそう、開会式だけの話ではなくパリオリンピックについて、「これは見事だ」と言うことがある。

それは設備に金をかけていないと言うこと。

どうやら競技場の95%が既存の建物の利用や簡易施設で行われるって事だ。

多大な税金を食い物にして箱物を作り続けた東京オリンピックに比べると、この見事さは評価に値する

もっとも東京オリンピックは、大企業が利益を得るためだけに誘致したものだから、現在あれほどの汚職事件につながっている。

本当にみっともないことだ。

まあセーヌ川でのトライアスロンなど、少々無茶なことはあるが、少なくとも東京の連中よりは圧倒的に市民にとって有益な者であるのは確かだ。

 

色々と厳しいことを言ったが、出ている選手には力一杯頑張って欲しいと思っている。

純粋にスポーツを楽しむオリンピックであれば良いなと思いつつ、これから終わるまで力一杯お植えしていきたいものだ。

今日の話題は新型コロナの感染についてである。

というのはこの3年以上にわたるコロナ禍を何とか乗り切ってきた僕であるが、今回見事に感染してしまったのだ。

はっきり言って現住地は田舎である。

さらにコロナが始まってからは市街地や繁華街にはよほどのことがない限り出かけることが無かった。

神戸や梅田のような大都会は、ここ3年間で2度ほど出ただけだった。

それも飲み会ではなく仕事で出ただけ。

近畿の片田舎の街で、大人しく嵐が過ぎるのを待っていただけだった。

そこまで注意していたのだが、なんとこの時期に見事に感染してしまったのだ。

と言うことで、今回は自分の記録としてのコロナ奮戦記になる。

 

感染するまでは、職場ではコロナが発生したという話は一切なかった。

当然、自分の生活圏内でも(大きな街ではないので、人口的にもしれている)発生したという話は全くなかった。

しかし悪魔の大王は突然頭上に降臨したのだ。

それは前日の夕方からだった。

「喉が・・・変だな」て感じだったけど、この段階では大きな問題はなく通常の生活が出来ていたのだ。

 

そしていよいよ当日である。

その日は土曜で昼ご飯も食べ終わってその日も何事もなく進んでいた。

状態が激変したのは夕食前だった。急に悪寒が身体全体に走ったのだ。

立ち上がると頭もフワフワする。流石に変だと思って体温計を探し、本当に久しぶりに熱を測ったみた。

すると・・・なんと39.0度が表示されているではないか。

すぐには自分が置かれている状況が判断できなかった。

と言うのは、ここ20年近く風邪すら引いたことがなかったからだ。

 

しかしその時は自分がコロナにかかっているという自覚はなかった。

久しぶりの風邪で身体がビックリしているんだろうなって感覚だった。

ただ明らかに変だなと思ったのが喉の痛み。

熱による頭痛などはさほどでは無かったのだが、とにかく唾すら飲み込めないほど痛みが激しかった。

これが結構後々まで苦しんだ症状と言うことになる。

 

風邪と信じている僕としては一日寝れば治るだろうと言うことで、その日は早々に布団に入るが、熱が高くて身体が治まらない。

おまけに身体が火照るから水でも飲もうとすると千切れるように喉が痛い。

さらに波のように頭痛が押し寄せてくる。

でもって一番酷かったのがなんと、小便が出ないことだ。

この「出ない」と言うのは、本人は膀胱に小水が溜まっている感覚があるからトイレに行くのだが、力んでも出ないといった状態なのだ。

これが結構キツい。

身体がしんどいから早くベッドに戻りたいのだが、膀胱は「まだ出てないぞ」と悲鳴を上げる。

無理矢理出そうとするとチョロチョロとスポイトで出すようなレベルの出方で出てくるのだが、この不快感がとんでもなく身体にもメンタルにも堪えるのだ。

その出るときもとんでもなく不快な状態で出てくる。

とにかく時間がかかるのだが、もうフラフラである。

ならば座ってすればいいと思うのだが、座ると完全に出ない。

と言うことで、その日の夜はほとんど寝ることも出来なかった。

 

で、ようやく日が開けたのだがそれでもまだ自分がコロナだとは思っていなかった。

日曜で普通の病院は開いてないが、今考えると休日救急病院にでも行けよと思うのだが、風邪で病院に行ったことがなかった僕としてはその選択肢はなかった。

と言うことで、その日はひたすら熱が出ていて(37~38度台が続いていた)、結局一日中身動きも取れず、当然のこととして食事もほとんど取れなかった。

しかしこの段階で気が付けよと思わいでもない。

そんな感じで発症2日目は頭も朦朧としているし身体もフワフワとなっていて、その間隙を縫って喉の痛み、頭痛、で最悪の小便が出ない症候群が襲ってくる。

とにかくその日も、自分ではどうしていいかも分からないまま一日が過ぎた。

 

ことが大きく動いたのが3日目だ。

この日(月曜)はかなり熱が下がっていて(37.4度まで下がっていた)、頭の方もかなり回るようになっていた。

ここまで熱が下がっていたら自力で行けるだろうと思い、ようやく医者に行くことにした。

と言ってもこの状態でそのまま病院に行っても怒られるだけ。

で、電話してみたら時間指定を受けた(予想したとおり)

その時間に行くと、普通の待合ではなく別のところですぐに抗原検査を受ける。

鼻の奥に綿棒を突っ込まれ、ものの5分も経たないうちに看護師さんから結果を見せられた。

「コロナです」と告げられたのだ。

 

その後は色々と聞かれて薬が決まり、そのまま薬局に行ってきた。

しかしここで大きな不満が発生。

病院としては患者に負担をかけない為なのだろうが、そこから一番近い薬局にFAXをしてくれていたのだ。

と言うことで、いつも行く薬局とは違う薬局に足を運んだ。

一応気を遣って店内に入ることなくなを告げると、なんと「車の中で待っていてください」とのこと。

まあそうだろうなと思いつつ、待つことなんと35分。

車でエアコンをかけながらとはいえ、窓から入ってくる直射日光はジリジリ来るし、なんと言っても健康体でないのでしんどくて仕方ない。

グッタリとしながら「ちゃんと話は通ってるんだろうかな?」と不安になってきたときに窓をコンコンを叩く人がいた。

扉を開けてみると「携帯の電話番号を教えてくれ」と言ってきた。

何とか番号を伝えるとサッと店内に入って行ったのだが、「何だったのだろう」と思っていると電話がかかってきた。

はい、薬の説明を始めてきたのだ。

手元に薬がないのでとりあえず聞くだけという感じになったのだが、いくら説明されても現物もないし体調も悪いのでピンとこない。

一方的な説明が終わったら続けて代金のことになったが、その訪ねられ方が笑ってしまった。

「代金は○○○○円ですが、おいくらお持ちですか」・・・って、何だよそりゃ。

仕方ないので「万札です」というとすぐに切れる。

で、しばらく待っているとま。また白衣の人が出てきてビニール袋を突き出してきた。

どうやらお金をこの中に入れろと言うことらしい。

僕がその中にお金をいれると同時に、薬の入ったビニール袋を突きつけ(まさに突きつけられた)その人は逃げるように店内に入って行ったのだ。

「どうなってるんだ」と思いつつ、薬の確認を始める。ついでに同封されているおつりの確認もする。

これでなんだかんだと45分ほどかかっていたのに改めてビックリ。

 

しかし年寄りの人が車で来てなかったらどうしていたのだろう。

ちなみに薬局の外には椅子があって、その日もそこには長い間若い人が座って待っていた。

彼がコロナ患者かどうかは分からないが、その日は暑いだけでなく、その場所には直射日光が降り注いでいたのだ。

あんな中で30分待たせるのは地獄でしかない。

薬の説明もしてはくれたが、現物もなく年寄りなら分からないことになるとはおもわなかったのだろうか。

いくらコロナの感染力が高いとは言え、明らかな病人(特にコロナ患者)を、あのような炎天下に放置していて良いのだろうか。

とにかくその薬局の方針がどうあれ、やはり行き慣れた薬局の方が良いと強く思った一日だった。

ちなみに行き慣れている薬局は、そのようなことを避けるため宅配をしているとのこと。

人件費はかかるだろうが、患者に優しい薬局の方が絶対に良いということを再確認した。

 

さてあれから現在。

今では平熱になり、喉の痛みも消え、何とか食欲も戻ってきた。

残りは咳が少々残っている程度までになった。

幸い変な後遺症もなく、この調子なら何とか動き出せそうである。

と言っても、今週は人様に迷惑がかからないように大人しくしておく予定だ。

しかしなんと言っても良かったのが、家族に写らなかったこと(厳密に言うと、まだわからないのだが)。

とにかく我が家で初のコロナ患者と言うことで、色々と大変な目に遭ったという記録である。